黒い影はエメリーに何かを話し、去って行った。
それも夢のようだった。どういうことか、エメリーは歩き続けていた。
影が授けようとした狼の力。エメリーはそれを欲してしまった。
今より強くなれるのなら、何を犠牲にしてもいい。
新たな弱点が増えても、目を向けなければいい。

エメリーの背中に石が当たった。
先程の子どもたち、かつての友達が懲りずに投げていた。
エメリーは再び恐ろしくなり、今度は声を上げて助けを求めようとした。
父親でも、母親でも、兄でもなく、狼の力に。
その後は覚えていない。

エメリーは家のベッドに固く繋がれていた。
親たちはまた村の者と話し合っているようだった。

家には引っ越す金もなく、両親は村で兄の罪を償いながら暮らすこととなった。
エメリーは兄より少し早い年齢で、戦士として働きに出された。
もちろん、それも償うためであった。

村を出る時にたくさんの噛み傷をつけた子どもたちが現れ、言った。
狼め。

エンブリオ一覧を見るとドライアドLv30だったりフォッセグリムLv28だったり
添い遂げようとしてやめたという試行錯誤な気持ちが見え見えである…。

最近ちょっと敵も強くて油断できなくなってきた…。

かっこいいもんね。

そこで突然襲い掛かる転倒という罠！メルンテーゼはかくも恐ろしい場所であった…

シュガーは時々意味不明なことを呟きますが、
　きっと怨霊と会話をしているのです。気にしてはいけません。