更新間隔が短くなってしもうて、ちと厳しいの。

あぁ、流石に同種の着替えは持っているわよ
そんなにずっと同じ服を着ていたら匂っちゃうでしょ。
リオン君に丸わかりじゃない！？

まぁ、兎の獣人のバニースーツを着ている人はかなり少ないとは思うわね

客側から見れば、足らぬよりは残すぐらいの量がある方が、満足度も高いからのう。
儂などは残すのが我慢ならんから、微妙に足りぬぐらいが丁度良かったりするのじゃが。

……。や、さすがにラフレシアの臭いは、チーズや納豆とは比べ物にならんような。
くさやとは良い勝負かも知れんがの。

狐や狼の鼻は鋭敏じゃからな、戦闘後もしばらく臭いが残って溜まらんかったわい。

セイレーンという種族は人間と獣の分かれ目に個体差がある、と云った処か。
面白い種もあったもんじゃの。正直、始めて見るのでな、つい気になってしもうた。

同種の少なさそうな世じゃ。セラは親御殿と離れて、寂しく想ったりせんかや？

ん？　儂か。――呵々！
内緒じゃがな、これでももう、何度も結婚しておるのじゃぞ。
流石にもう、飽いてしもうたわ。

魔法生物を作る時なんかもそうなんだけれど、何か特定の種・・・たとえば「ニワトリ」だとか「カナリア」をイメージして作ることもあれば、もっとおおまかに「鳥っぽいなにか」をイメージして作ることもあるのよね。

セイレーンと一口にいっても、世界によってはその形態は大きくことなっているの。セラさんのように鳥のような姿をしていたり、人魚のような姿をしていたり。

亜人の歌の得意な種族をセイレーンと名づけたりするのだけれど、単に名づけの問題だから、世界によっては全然ルーツが違ったりするのよね。それこそ、先祖をたどればカナリアと人のハーフだったのかもしれないし、もしかすると魔法使いが生み出した魔法生物が繁殖を重ねたのかもしれない。

セイレーンという種として繁栄している時点で、そのルーツを追うのはもう難しいんでしょうけどね。昔のこと過ぎて。

セラさんのお母さんがセイレーンなんでしたっけ。お母さんも、同じような白い翼だったのかしら？

おしごとに差し支えるから安全第一よ？
怪我したらすぐに言ってね

この戦いの先に、あの組織に鉄槌を与えるモノになるというのなら、私は、勝たなくちゃいけない。
……私の事を頼ってくれるあの子たちの為にも

ふぁ……。ぬ、闘いか？
すまん、ちょっと寝不足でな。何故、とは訊かぬでおくが良いぞ。

……大丈夫だからね。必ず勝って君のためのネクターを手に入れてあげる。

だから力を貸してね。

やれたね……　うん。　調子が良いなっ
次の戦いでも同じようにやらなくてはな。

手強かったのう。
リオンよ、怪我をしておるではないか。舐めてやろうかえ？

……僕には守らなきゃならない人がいるから。

じゃあ、行きましょうか

ふぅ……　彼らの犠牲は無駄にはしないわっ……　
私は……先に行くわ……

彼らの遺志は私が……

うむ、異存は無い。――往こう、先へ。

これは何かしら……

ふふふっ　いいモノ見つけちゃったかしら？

どうやら、珍しいもののようじゃな。

…ん、加工すれば使えそうだ。