［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

───────────────────────────────


【x:xx】

　ハザマの記録、その５。（今より少し前の出来事）


　　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊




　それは確か、おにいが武器だか何だかを作ってる時だったと思う。
　（ゴーセー？だったかも。よく覚えてない）
　
　自分で考えているだけでは結局何も分からないままで。
　もやもやしたまま交わしていたとばり（すてら）との会話も行き詰まって。
　だから結局、あたしは聞くことにしたのだ。直接。




　うぐっ。
　流石はおにい。いやおにいじゃないかもなんだけど。
　昔から口で勝てた試しはない。だけど、今だけは引き下がる訳にはいかない。




　おにいはそう言うと、手に持っていた武器を脇に置いて。
　頭をがりがりと掻いて──これはおにいが話しにくいことを話す前のクセだ──、
　そうして、口を開き。
　
　










　そんなことを、かる～い口調で言っ











　　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊


　……聞かなきゃよかった。
　
　あたしは直ぐにそう考えてしまった。
　だって、正直、訳が分かんない。
　
　
　
　まず、おさらい。
　あたしとおにいの異能は、空間を視ることができるとかいのちの流れを視ることができるとか
　そういう異能ではない。
　
　“継承”。
　ひとから受け継いだ二つのちからを、個別に使ったり、組み合わせて使ったりできる。
　それがあたしたちの異能だ。
　
　
　それを踏まえた上で、おにいの現状。
　おにいは体全体が傷付いたけど、異能でいのちの循環だけは最低限維持していた。
　だから“ロスト”しなかった。でもそのままじゃ異能を解いた瞬間に死んじゃう。
　そこでおにいは、あることを行った。らしい。
　
　他の全ての行動を放棄し、自分の異能を維持することだけに専念する。
　
　普通だったら仮死状態、になるのかな。
　ふたつ継承しているうちのひとつ、“荊尾の異能”の一番大元。
　ミトリとツフネのおかーさんのちからをフル活用して、ハザマのおにいは
　その体を維持しようとした。
　
　でも、そうしたら当然戦えない。動けない。足手まといになる。
　だから『もうひとつ継承したほう』も一緒に使うことにした。
　元々持ってた奴じゃなくて、あの土壇場で掴んだもの。上書きしたもの。
　そもそも“ちから”って言っていいのかも分かんないんだけど。
　



　あたしが混乱したのは、この後だ。
　いやここまでだって十分ワケわかんなかったんだけど。



　そもそもハザマで起こったことは、“向こう”には反映されない。
　どんだけ傷付いても疲れても悩んでも、“向こう”のあたしたちは全くその事に気付かないで
　日々を過ごしている。

　ただ、どうも、“荊尾の異能”ってのはやたら特殊なものっぽくて。
　そもそもが先祖の先祖の先祖の先祖の先祖の先祖のちからを使える、なんて
　意味不明な力であるが故に──
　『ハザマで掴んでいるモノが変わった』ことが、何らかの形で大元にフィードバック
　された……らしい……？
　フィードバックってなんだろ。よくわかんなかったんだけど。






　　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊


　その後、延々と説明されたんだけど。
　やっぱりはっきりとは理解できなかった。

　
　結局なんか、『ツフネ』はずっとおにいと一緒にいたっぽい。いたことになった、っていうか。
　んで、おにいと同じものを見て、同じことを知って、同じように育ってきたから、
　一応は別人なんだけど、九割九分同じ反応、同じ考えをするようになった。
　……ってこと、なのかな。たぶん。そんなかんじ。
　
　イバラシティでもハザマでもそれは同じ。
　違うのは、イバラシティではあくまでおにい本人が前に出てるのに対し、
　ハザマではおにい本人は中に引っ込んでて、代わりに『ツフネ』が身体を
　動かしている、ってこと。
　だけど記憶も経験も共有されているし、考えることも同じだから齟齬が出ない。
　現に、イバラシティで最近起こったことを、目の前のおにいはすらすらと言ってのけた。
　どう見てもおにいだ。他人がおにいのフリをしてる、なんて全然思えない。

　だけど確かにそれなら、あんなに酷い状態だったはずのおにいが今こうして
　ピンピンしているのも分からなくはない……かも……しれない……？
　
　
　






　……んで。
　
　おにいだか『ツフネ』だか分かんないひとに、その問題とやらを聞いたんだけど
　別に大したことじゃなかったので、なーんだ、ってあたしは思っちゃったんだ。
　あんまり深く考えず、話を終えちゃった。

　だって、実際、これまで問題にならなかったから。
　おにいはここまで何度も戦ってたから。
　それで困ることは無かったから。















　大したことだ、なんて。
　
　大したことになる、なんて。
　


　思わないじゃん、そんなの……。


───────────────────────────────

ENo.191 詩穂乃 とのやりとり


ENo.377 火花 とのやりとり


ENo.656 詩季 とのやりとり


ENo.897 ＿＿＿＿＿ とのやりとり


ENo.1072 フーコ とのやりとり

ItemNo.27 深海香 を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 復活30 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

制約LV を 5 DOWN。（LV29⇒24、+5CP、-5FP）
合成LV を 20 DOWN。（LV20⇒0、+20CP、-20FP）

自然LV を 10 UP！（LV0⇒10、-10CP）
付加LV を 25 UP！（LV0⇒25、-25CP）

安里杏莉？(102) の持つ ItemNo.21 魔力溢れる青い塊 から射程1の戦盾『非不屈の殻』を作製しました！

詩穂乃(191) により ItemNo.28 蒼炎の護り に ItemNo.6 何かの歯 を付加してもらいました！
　⇒ 蒼炎の護り／装飾：強さ327／［効果1］器用35 ［効果2］器用35 ［効果3］－

絶望の先触(1058) とカードを交換しました！

命の再配分 （ディビジョン）


フィアスファング を研究しました！（深度0⇒1）
フィアスファング を研究しました！（深度1⇒2）
フィアスファング を研究しました！（深度2⇒3）

ストーンブラスト を習得！
フラワーバド を習得！
フラワリング を習得！
クリエイト：ホーネット を習得！
ヒールハーブ を習得！
ブルーム を習得！
コロージョン を習得！
トラストラップ を習得！
クリエイト：マナクリスタル を習得！
レジスト を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ミツフネ(161) は 薔薇 を入手！
闇(273) は 人形 を入手！
ミツフネ(161) は 毛皮+1 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
詩穂乃(191) のもとに インキュバス がゆっくりと近づいてきます。
詩穂乃(191) のもとに ケットシー が興味津々な様子で近づいてきます。

闇(273) に移動を委ねました。

チナミ区 D-3（隔壁）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 D-3（隔壁）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
体調が全回復しました！

『ウシ区 E-19：チェックポイント《黒い水》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 闇(273) の選択は ウシ区 E-19：チェックポイント《黒い水》

MISSION!!
アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》 を選択！
　　 - 闇(273) の選択は アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》

［866 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［445 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［194 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［397 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［310 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［221 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［160 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［90 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［137 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［128 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［196 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［28 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［58 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［32 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［58 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［39 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［8 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

「うぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！！！」

　

　

　

「ひぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！！！」

　

　

　

　

　

　

突然の絶叫と共に、チャットが閉じられる――

チェックポイント。



再び現れる守護者。

　　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！