［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

泰元2年1月4日　http://lisge.com/ib/k/7/r158.html


手伝えと言ったものの、深谷は、清を当てにはしていなかった。
自分が一年以上も追っている妖怪が、素人一人加わっただけで狩れるとは思っていない。
妖怪を探すついでに、清に弟子らしい事をさせてみる。
それで泣き言を言うならそれまでだと、その程度の思い付きだった。


だが清は、こんな言葉にも嫌な顔一つしない。


清は囮としては、これ以上ない餌だった。
生まれながらに神秘に近い場所にいながら、その心得もなく、俗世で生きていた人間。
深谷には到底出せない無防備さが、清にはあった。
だが、それが一人いたからといって、妖怪が上手く清を見つけて追ってくるかもわからず
逃走を許さず狩り切れるかといえば、一層わからない。

だから、清への問いに正直に答えるのなら「違う」だ。


はぐらかす。清は首を傾けたが、そのまま頷いた。

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清を持ち場に送り出し、深谷は公園で煙草を吸っていた。
今日は曇天。申し訳程度の街灯が、公園の出入り口を照らしている。
乏しい灯りのせいで、周囲の暗闇は、いっそう深い。
それを見るともなく見ながら、深谷は、標的について考えていた。

近辺に巣食う大物。それは恐らく、がしゃ髑髏だ。

馴染みのバーで聞いた話。見つかった遺体は、全身の骨が砕かれ圧死していたと。
車と壁の間にでも挟まれたのではないかという噂もあったらしいが、
近くの塀にそれらしき痕はなく、事故を起こしたような車も見当たらなかったという。
人を握り潰すほど巨大な妖怪はいくつもいるが、市街に出る可能性があり、
無差別に人を襲うとなると、まず考えられるのがそれだった。

がしゃ髑髏は死者の怨念から生まれる。半端に発展した都会で、治安もまた半端だから
事故だの喧嘩だのには事欠かないし、妖怪だって湧きやすい。
そこに生まれたがしゃ髑髏は、夜道を歩く人間を次々に殺して、力を増していったのだろう。


正面からぶつかり合えば、まず勝てない。
だからこそ深谷は、結界を作り、要所には式神すら配置して罠を仕掛けていたのだが
それはつまり、相手にこちらの存在を気取られることになる。
危惧した通りこの一年、がしゃ髑髏は深谷を警戒し続け、見つけることができなかった。


清には、罠を仕掛けた場所を通って、
最後に、深谷の今いる公園まで逃げてくるように伝えている。
本当に妖怪が現れ、清がここに駆け込んでくるのなら、万事うまくいくのだが、


こんな見え見えの罠に、ひっかかるとは思えない。
念の為、式神を放って様子を見てはいるが、来ないだろうと高をくくっていた。
三十分も待って、何もなければ清のところに戻るつもりだった。

夜道にそれだけ放置されれば、妖怪狩りの何たるかがわかり、実家に戻る気にもなるだろう。
逆に、清がそれでも深谷についてくるのなら、改めて弟子にする理由のひとつになる。


そもそも目的が違うのだが、そう思うとひどく間抜けだ。
備えを欠かしているわけではないし、万一ぶつかり合った時の為に
奥の手も用意しているのだが。


溜息をついたときだった。
違和感。空気の生臭さ、重さ、……言いようもない、気持ち悪さ。
微かに感じるそれは、小物ではありえない、妖怪の気配だった。

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結果から言えば、囮作戦は成功だった。

がしゃ髑髏は清を追った。小細工は効果を発揮して、がしゃ髑髏の力は減殺されていた。
だが、当の清が、途中で逃げるのをやめるとは。

妖怪の気配を感じた時、深谷は、公園から出て駆け出すべきか迷った。
だが、言いつけ通り清は逃げているらしく、集中すれば、その気配が移動していることもどうにか感じられた。
だから待っていたのだ。
この一カ月、清は何でも忠実に、深谷の言ったことを守っていた。
だから今回も、言ったとおりに妖怪をここまで導いてくるだろうと。

だが、妖怪の移動が止まった。
転んだだとか、新手が出ただとか。
不測の事態かと思って駆けつけてみれば、当の清は、妖怪の前でただ立ち尽くしている。

身を守ろうとすることも、逃げようとすることもなく。




妖怪は間違いなくこちらに気づいている。
だが、深谷が駆けつけるよりも、その手が清に伸ばされる方が早い。
清を握り潰し、その霊魂を食らった後に姿をくらますつもりなのだ。
だから公園までおびき寄せたかったのだが。




懐から形代を一枚。それから、常に持ち歩いている神酒。
神職が決められた手順で祈祷を捧げた神酒は、それだけで妖怪に対する武器になる。
だがこれは、そんなものではなかった。
深谷が神社を辞するにあたり、祭神、鵠から下賜された酒。その三本の内の一本だ。

祝詞を小さく唱え、振りかぶって投げる。
容器が割れて、その中身が飛び散った。
常人には聞こえない悲鳴が、耳に突き刺さるようだった。



清は呆けたように深谷を、消えていく妖怪の方を見ていた。
はっきりとは見えていないらしいが、それでも妖怪が祓われたこと、危険が去ったことはわかるらしい。

腹が立った。

助けてやると言っているのに、どうして早々に諦める。
逃げろと言ったのに、もう少しで公園についたのに、何故、自ら足を止めた。
苛立ちのままに頬を張る。
横に振られた顔が、正面に戻り、そして


深谷を睨んだ。


清が反抗らしい事をするのは、初めてだった。
家事をさせても、囮にすると言っても、何の不満も訴えなかったのに。
それが意外で、言葉が遅れた。


やりとりをしながらも、違和感は拭えない。
清の反論は尤もで、あまりに自然なのだ。
そんな当たり前の反応が、どうして今になって出てくる？


そんなことで責めたい訳ではない。
神酒よりも人命の方が大切だから、
その神酒を下した神は、人の命をこそ大切にするから助けただけで、恩を着せる気もなかったのだ。
それでも苛立ちのまま、流れるように言葉が出てしまう。


やり取りを続けても無駄だ。
自分も頭に血が上っているし、謝罪を引き出したかったわけでもない。


何の因果か、妖怪は狩れてしまったが、居心地はひどく悪かった。

ENo.17 サクマ とのやりとり


ENo.173 タウラシアス とのやりとり


ENo.502 ナックラヴィー とのやりとり


ENo.533 冷泉といちか とのやりとり


ENo.719 ケムルス とのやりとり

ItemNo.99 を破棄しようとしましたが、そこに果たして何があったのか･･･真実は闇の中です。
ItemNo.99 を破棄しようとしましたが、そこに果たして何があったのか･･･真実は闇の中です。

ItemNo.26 エナジー棒 を食べました！
　体調が 1 回復！（20⇒21）
　今回の全戦闘において 活力10 防御10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

天つ風 と別れました。

大毒茸 をエイドとして招き入れました！

ナックラヴィー(502) に ItemNo.34 爪 を送付しました。

自然LV を 5 UP！（LV0⇒5、-5CP）
付加LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）

ItemNo.31 お魚 から賄飯『白身魚のソテー』をつくりました！
　⇒ 白身魚のソテー／賄飯：強さ75／［効果1］活力7 ［効果2］敏捷7 ［効果3］強靭7


オプスキュリテ(938) により ItemNo.2 不思議な食材 から魔香『いとしきまぼろし』をつくってもらいました！
　⇒ いとしきまぼろし／魔香：強さ54／［効果1］－ ［効果2］－ ［効果3］耐疫10

タウラシアス(173) の持つ ItemNo.14 最初の戦斧“付き従うもの” に ItemNo.4 何か柔らかい物体 を付加しました！
ナックラヴィー(502) の持つ ItemNo.27 朽ちかけた回転木馬 に ItemNo.7 駄石 を付加しました！

ウルファンター(1539) とカードを交換しました！

錦の御旗 （フォースフィールド）


ディープブルー を研究しました！（深度1⇒2）
グランドクラッシャー を研究しました！（深度1⇒2）
クリエイト：ピッチダーク を研究しました！（深度1⇒2）

ストーンブラスト を習得！
リフレッシュ を習得！
クリエイト：ホーネット を習得！
タービュレントブルーム を習得！
環境変調耐性 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

不浄の滝(158) は チャート を入手！
タウラシアス(173) は コベリン を入手！
ナックラヴィー(502) は 月長石 を入手！
不浄の滝(158) は 虹色の雫 を入手！
不浄の滝(158) は 羽 を入手！
ナックラヴィー(502) は 立派な羽 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
不浄の滝(158) のもとに 木霊 が空を見上げなから近づいてきます。
不浄の滝(158) のもとに 山天狗 が恥ずかしそうに近づいてきます。
不浄の滝(158) のもとに ガルーダ が空を見上げなから近づいてきます。

マガサ区 R-12（山岳）に移動！（体調21⇒20）
マガサ区 S-12（山岳）に移動！（体調20⇒19）
マガサ区 T-12（山岳）に移動！（体調19⇒18）
マガサ区 T-11（山岳）に移動！（体調18⇒17）
ミナト区 A-11（山岳）に移動！（体調17⇒16）

［871 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［441 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［177 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［377 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［286 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［199 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［137 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［56 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［122 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［92 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［90 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［83 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［0 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［8 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　　　ザザッ――

　

　

　






チャットにノウレットが現れる。

･･･が、どうも雰囲気が異なっている。

　





　




　





　





　

　

　

チャットが閉じられる――