［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

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　金色の系譜 - 敗走編 -　　　Chapter 5　金砂舞う - 2 -


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その人の名前は播谷セイドウといった。
僕が生まれるより前に、銭田家と縁を切って家を飛び出したのだという。


播谷というのは父さんの旧姓で、なんでも神社を経営する家らしい。
僕や父さんの霊感が異様に強いのは、その播谷の血筋のせいだそうだ。


ちなみに、父さんも父さんで播谷と縁を切って銭田家に婿入りした口らしい。
どうやら、僕の知らないややこしい事情がありそうだった。








僕は兄さんに、なぜ縁を切ったのに戻ってきたのか訊ねた。
答えは『たぶん二度と戻らないから』だった。


正直よくわからない。
縁を切ったってことは、その時点で二度と戻らない覚悟を決めたということじゃないのだろうか。
そんなことを思っていると、今度は兄さんの方から問いかけられる。






























　　　　　　　　　　　　　　　数日後














僕は夢を見た。
まるで異世界にでも飛ばされ、その場に立たされているかのように鮮明な夢だ。


ここはどこかの小屋の中か、綺麗な金色の光が舞っている。
ちらちらと煌めいて、どういうわけか、その光は『生きている』ような気がした。
それほどに艶やかな光の粒だった。


視線を落とすと、その光の粒はヒト1人分の影を包み込んでいる。









兄さんだ。


兄さんが、金色の粒に埋もれてうなだれている。
数日前に出会い、別れた時よりも年をとって見えるけど、衰弱しているからだろうか。
それともこれは予知夢のようなものなのだろうか……


何もわからない。


わかるのは、兄さんが死の淵にいるということだけだった。
魂が煌々と燃えているのが見える。
霊能者である僕は、そうして生物の死を予感する。


あの日、兄さんは、僕に『逃げろ』と言った。
きっと彼は、全部知っていたのだろう。
僕が父さんの悪趣味な発明に巻き込まれていることも、
ハーシャッド教団によるこの街の制圧も、全てを見越してああ言ったのだ。


………………


今、目の前に広がる光景を見て思った。僕の判断は間違ってなかったと。
だって、きっと逃げても変わらない。
目の前の兄さんが死の淵にあるように、どこへ逃げようと、そこで別の理不尽に襲われたらそれまでだ。



目の前の光が強くなっていく。
ほとんど真っ白で見えないぐらい、かろうじて兄さんの影が見えるけれど


それも形を変えていった。


燃えていた炎が霧散した。


光の中で築かれるのは——














僕は、この街で運命を切り開く。




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　→ Next chapter　 三つ巴の狼煙

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ENo.16 狐嵐華丸 とのやりとり


ENo.94 真柄 とのやりとり


ENo.244 スズヒコ とのやりとり


ENo.378 ルネ とのやりとり


ENo.512 《冒涜する天秤》 とのやりとり


ENo.528 ひさめ とのやりとり


ENo.597 こねこ とのやりとり


ENo.705 けもの とのやりとり


ENo.723 放課後探検部 とのやりとり


ENo.988 麻生田 とのやりとり

特に何もしませんでした。

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

付加LV を 15 UP！（LV25⇒40、-15CP）
料理LV を 16 UP！（LV19⇒35、-16CP）

ItemNo.2 不思議な防具 に ItemNo.3 不思議な装飾 を合成し、駄物 に変化させました！
　⇒ 駄物／素材：強さ10／［武器］攻撃10(LV50)［防具］活力10(LV50)［装飾］体力10(LV50)／特殊アイテム

ItemNo.27 肉切り包丁（戦闘用） に ItemNo.9 火薬入れ を合成し、駄物 に変化させました！
　⇒ 駄物／素材：強さ10／［武器］攻撃10(LV50)［防具］活力10(LV50)［装飾］体力10(LV50)


魔王(110) とカードを交換しました！

魔法少女スプリングハート （デスペラート）


ドラスティックレメディ を研究しました！（深度0⇒1）
ドラスティックレメディ を研究しました！（深度1⇒2）
ドラスティックレメディ を研究しました！（深度2⇒3）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

葵(548) は 蒲公英 を入手！
葵(548) は 皮 を入手！
葵(548) は 不思議な食材 を入手！

チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『マガサ区 K-8：チェックポイント《駅舎》』へ採集に向かうことにしました！

MISSION!!
チナミ区 O-16：梅楽園 を選択！

［844 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［412 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［464 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［156 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［340 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［237 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［160 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［97 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［41 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［17 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破



　

　

　

　　　ぽつ･･･

　

　

　

　　　　　　　　　ぽつ･･･

　

　

　



　




　

　

　

　　　　　　サァ･･･――

　

　

　

雨が降る。

　

　

　

　

　

　




よく見ると雨は赤黒く、やや重い。

　




急いで雨宿り先を探す白南海。

　

　

しかし服は色付かず、雨は物に当たると同時に赤い煙となり消える。

地面にも雨は溜まらず、赤い薄煙がゆらゆらと舞っている。

　

　




　

　

　

チャットが閉じられる――

ハザマのなか、咲き乱れる梅の木たち。

梅林にはほんのりと良い香りが漂う。

その景色は美しく見えるが、同時に異様にも映る。

　

園内を進んでいくと、周囲の梅の木がざわめく･･･






木が不自然に捻れ、音を立てる。

ボコッと地面から根が飛び出し、木が"歩き"はじめる･･･