［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

（1/3)
俺は両親を知らない。
名前も知らなければ顔も知らない。そもそも実在するのかさえも知らない。そう言った意味では『両』親という表現すら不正確かも知れない。

俺にとって親と呼べるのは師匠だった。
俺の奥深くに刻まれた、最も古い記憶は師匠の顔だ。刷り込みを受けたヒヨコのように、俺は自然と師匠の事を慕っていた。

師匠は「俺の事は第二の親だと思え」とよく言っていた。
そう言われるまでもなく、俺にとっては紛う事なく育ての親であったし、「第一の親」が空位なのだから繰り上がって「唯一の親」と表現しても過言ではない。
にも関わらず、「第二」という一歩下がったその言葉にはどこか引け目が滲んでいた。

師匠が気にしていたのは多分、俺と違う生き物だという事。

師匠は龍だった。
初めて目にした時の事は今でも覚えている。ワニのように突き出した顎。蛇のように伸びた身体。鷲のような鉤爪。虹彩を縦に裂く瞳孔がぎょろりとこちらを見下ろす。
今思えば、そんな物目にした日には恐怖で泣き叫びそうなものだが、当時の俺がそうしなかったのはそれが恐ろしいものだという事すら理解出来ない赤子だったからだ。

師匠は最初から俺を人里へ返す事を念頭に置いていたように思う。
俺の故郷となった地は、師匠のような龍や四足で大きな翼を携えた竜の住処だった。そこでは人型の俺のほうが異物だ。
だが師匠は、俺と接する時は決まってヒトに姿を変えて現れた。
……変身したとは言え、2mを有に超える体躯に、ヒトにあるまじき身体能力を有していたが、ある程度は人間に即した外見ではあった。
ああする事で、人間と接する事への慣れというか、そうである事が当たり前だという事を教えようとしていたのだろう。あの地はそうでもしない限りヒトを眼にする事もない場所だった。
……まぁ、師匠の思惑とは外れ、当の俺は「自分も大きくなったら龍に変身出来るようになるんだ！」と無邪気な勘違いを抱いていたのだが。

それはともかく、俺がある程度成長した頃、師匠は本格的に『人間として生きる為』の特訓を始めた。
一つ目は力の流れである『勁』をコントロールする拳法。



そして、もう一つがラーメン屋としての修行。

当時は疑う余地もなかったが……今、改めて言葉にすると疑問符が大量に浮かぶ。龍が何故ラーメン？とか、単なる職業訓練だとしても何故ラーメン？とか。
師匠は「お前が人間として生きる為だ」とだけ伝え、有無を言わさず（俺は無を唱えなかったが）俺をラーメン屋として育て上げた。

現実にそれは正解だった。
後にヒトの住む街に移り住んだ時、その時点で手に職がついていたというのもあるし、当時の俺は……なんというか、人間としての生き方が下手糞だった。浮世離れした価値観と言動。普通に社会に溶け込もうとしていたのなら爪弾きになっていただろう。

だが俺はそうならなかった。というのも、当時はラーメン屋の店主というのは特異性のある人間がフィーチャーされていた。独特の世界観や流儀を持っている人間が持て囃され、「カリスマ」として祭り上げられていた。

ラーメンの味さえ良ければ全てが許される世界の中では、俺の出生を無意味に問い質す者はいなかったし、特異な格好に関しても突っ込まれる事はなかった。むしろ謎があればある程よいという風潮すらある中で、俺はラーメン屋として生き、人間社会への水合わせの時間を稼ぐ事が出来た。師匠がそこまで狙っていたのかは確認した事はないが、ともすれば俺の生き方としては最適解だったのかもしれない。




……一つ、とんでもない落とし穴があったとすれば、四方から持ち上げられちやほやされた当時の俺は、いい気になって無茶苦茶な振る舞いを披露していた事だ。客や雑誌の記者が許してもそれを許さない者が一人いる。

今の俺だ。
人間と暮らす内にある程度の常識を身に着け、それなりに落ち着いた自負はある。が、それ故に当時のインタビューでイキった自分の言葉を思い出し、枕に顔を埋めて悶絶する夜が時たま訪れる。

もし、願いが一つ叶うのなら、あの頃のラーメン雑誌を一冊残らず焼き尽くしたい。

ItemNo.6 なにかの煮物 を食べました！
　体調が 1 回復！（13⇒14）
　今回の全戦闘において 器用10 敏捷10 耐疫10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

Dr.笹子(831) から 牙 を受け取りました。

武術LV を 20 DOWN。（LV20⇒0、+20CP、-20FP）

自然LV を 2 UP！（LV0⇒2、-2CP）
具現LV を 13 UP！（LV12⇒25、-13CP）
解析LV を 10 UP！（LV10⇒20、-10CP）
料理LV を 5 UP！（LV47⇒52、-5CP）

リリィ(494) により ItemNo.2 竹 から法衣『黒T（速乾性）』を作製してもらいました！
　⇒ 黒T（速乾性）／法衣：強さ135／［効果1］加速20 ［効果2］－ ［効果3］幸運16

さき(911) の持つ ItemNo.14 ビーフ から料理『タルタル風ハンバーグ・ステーキ』をつくりました！
ItemNo.7 不思議な食材 から料理『何かの炒めもの』をつくりました！
　⇒ 何かの炒めもの／料理：強さ62／［効果1］器用10 ［効果2］敏捷10 ［効果3］耐疫10

ItemNo.11 禁断じゃない果実 から料理『りんご（？）のコンポート』をつくりました！
　⇒ りんご（？）のコンポート／料理：強さ31／［効果1］攻撃5 ［効果2］防御5 ［効果3］器用5


巳羽(473) により ItemNo.2 黒T（速乾性） に ItemNo.3 牙 を付加してもらいました！
　⇒ 黒T（速乾性）／法衣：強さ135／［効果1］加速20 ［効果2］奪命10 ［効果3］幸運16

空(1000) とカードを交換しました！

烈風刃 （インパクト）


ディープブルー を研究しました！（深度0⇒1）
ヘイルカード を研究しました！（深度0⇒1）
クイックレメディ を研究しました！（深度0⇒1）

サモン：サーヴァント を習得！
リンクブレイク を習得！
サモン：サラマンダー を習得！
魔力凝縮 を習得！
サモン：スプーキーアイ を習得！
リビルド を習得！
ウィークサーチ を習得！
詠唱追加 を習得！
ジャイアントキル を習得！
クリエイト：マシンガン を習得！
技巧料理 を習得！
クリエイト：モンスター を習得！
レーヴァテイン を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

麺屋の龍人(1595) は 人形 を入手！
麺屋の龍人(1595) は どろどろ を入手！

リュウジン区 B-3（草原）に移動！（体調14⇒13）
リュウジン区 C-3（草原）に移動！（体調13⇒12）
リュウジン区 D-3（道路）に移動！（体調12⇒11）
リュウジン区 D-4（沼地）に移動！（体調11⇒10）
リュウジン区 D-5（沼地）に移動！（体調10⇒9）

偽黒初(77) からパーティに勧誘されました！

MISSION!!
リュウジン区 D-3：昇竜レジデンス が発生！
　　 - 偽黒初(77) が経由した リュウジン区 D-3：昇竜レジデンス
　　 - Dr.笹子(831) が経由した リュウジン区 D-3：昇竜レジデンス
　　 - 麺屋の龍人(1595) が経由した リュウジン区 D-3：昇竜レジデンス

［845 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［409 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［460 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［150 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［311 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［202 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［149 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［68 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　




　





不機嫌そうな表情。

　











首を傾げる白南海。

　





ポケットから黒いハンカチを取り出す。

それを手で握り、すぐ手を開く。

　

すると、ハンカチが可愛い黒兎の人形に変わっている。

　









眼鏡をクイッと少し押し上げる。






咄嗟に腕を組み、身構える。

　







そう言ってチャットから抜けるエディアン。

　




　

チャットが閉じられる――

聳え立つ巨大マンション、昇竜レジデンス。

　

その姿はハザマでも健在で、それを見上げると――

　




上空からふたつの巨体が迫り来る！




（初発生のイベント戦：異能FP+5！生産FP+5！）