
血を零したような赤い空を、黒い蝶が埋め尽くす。
戦争に参加している者の大半は、既に死線を掻い潜って
きているから、この異様な光景を警戒して近づいて来ない。
『私』に出来ることはきっと──『私だったモノ』による
犠牲者をこれ以上増やさないこと。
『ロスト』とか『チェックポイント』なんてルールがあるから
全員が全員『私』を避けてくれたりはしないけれど……
近づかせさえしなければ『私だったモノ』は誰も殺せない。
ひとつ問題があるとするなら、イバラシティの友人達が
『優しすぎた』こと。危険を承知で『私を助けるために』
近づいてくる人が何人かいる。
既に『死んでしまった』私のために、優しい友人が
命を落とすなんてことになったら死んでも死にきれない。
矛盾しているようだけれど、それは紛れもない本心だ。
今の『私』には通信機を使うことすらできない。
ようやく『侵略者』の軛から逃れられたというのに、
相変わらず『来てはいけない』と伝えられない。
だから『私』は壁になって皆を止めなければならない。
優しければ優しいほど『私だったモノ』を殺すのは難しい。
だからこそ、近づけるわけにはいかない。
最悪の場合は、毒で動きを止めることになる。
この狂った世界で動けなくなるのは危険だけれど……
『私だったモノ』と相対させるよりは幾分希望がある。
守るために傷つけるだなんて、言い訳みたいで嫌だけど。
もう『私』には後がない。手段を選んではいられない。
だから。
どうか、どうか1人でも多く生き残って。
そして『イバラシティ』を守ってほしい。
私たちの日常を取り戻してほしい。
それが、私が『侵略者』にできる細やかな抵抗。
そうして取り戻すはずの世界に『私』はいられないけれど。
『好きな人』の為だと思えば、きっと我慢できるはずだ。
防具LV を
5 UP!(LV75⇒
80、-5CP)
ItemNo.5 轟石 から防具『
屍の壁』を作製しました!
⇒ 屍の壁/防具:強さ270/[効果1]風纏20 [効果2]- [効果3]-
ナズミ(193) の持つ
ItemNo.12 すごい木材 から防具『
腐り落ちた粘糸』を作製しました!
ナズミ(193) により
ItemNo.4 車前草 から装飾『
ふわり舞う花弁』を作製してもらいました!
⇒ ふわり舞う花弁/装飾:強さ225/[効果1]治癒20 [効果2]- [効果3]-
 |
(どこに渡そうか非常に悩んでいる) |
A-Eye(804) により
ItemNo.14 瑪瑙 から射程3の武器『
常夜・月下美人』を作製してもらいました!
⇒ 常夜・月下美人/武器:強さ270/[効果1]闇撃20 [効果2]- [効果3]-【射程3】
リク(272) により
ItemNo.15 冬虫禍槍 に
ItemNo.11 何かの骨 を付加してもらいました!
⇒ 冬虫禍槍/武器:強さ212/[効果1]器用25 [効果2]闇撃10 [効果3]-【射程3】
 |
リク (あれ、なんか暫く見ないうちに印象変わったような……髪切った?) |
.EXE(404) とカードを交換しました!
[ERROR]
(フェイタルポイント)
コンフィデンス を研究しました!(深度0⇒
1)
コンフィデンス を研究しました!(深度1⇒
2)
コンフィデンス を研究しました!(深度2⇒
3)
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[845 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[409 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[460 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[150 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[311 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
[202 / 500] ―― 《商店街》より安定な戦型
[149 / 500] ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
[68 / 500] ―― 《古寺》戦型不利の緩和
―― Cross+Roseに映し出される。
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
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白南海 「・・・ロストの情報をやたらと隠しやがるなワールドスワップ。 これも能力の範疇なのかねぇ・・・・・とんでもねぇことで。」 |
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白南海 「異能ならリスクも半端ねぇだろーが、なかにはトンデモ異能もありやがるしねぇ。」 |
不機嫌そうな表情。
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エディアン 「私、多くの世界を渡り歩いてますけど・・・ここまで大掛かりで影響大きくて滅茶苦茶なものは滅多に。」 |
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エディアン 「そういえば貴方はどんな異能をお持ちなんです?」 |
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白南海 「聞きたきゃまずてめぇからでしょ。」 |
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エディアン 「私の異能はビジーゴースト。一定の動作を繰り返し行わせる透明な自分のコピーを作る能力です。」 |
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白南海 「あっさり言うもんだ。そりゃなかなか便利そうじゃねぇか。」 |
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エディアン 「動作分の疲労は全部自分に来ますけどねー。便利ですよ、周回とか。」 |
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白南海 「集会・・・?」 |
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エディアン 「えぇ。」 |
首を傾げる白南海。
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エディアン 「――で、貴方は?」 |
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白南海 「ぁー・・・・・どうすっかね。」 |
ポケットから黒いハンカチを取り出す。
それを手で握り、すぐ手を開く。
すると、ハンカチが可愛い黒兎の人形に変わっている。
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エディアン 「わぁー!!」 |
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エディアン 「・・・・・・・・・」 |
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エディアン 「・・・手品の異能ですかー!!合コンでモテモテですねー!!」 |
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白南海 「なに勝手に変な間つくって憐れんでんだおい。」 |
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白南海 「糸とかをだなー・・・・・好きにできる?まぁ簡単に言えばそんなだ。 結構使えんだよこれが、仕事でもな。」 |
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白南海 「それにこれだけじゃねぇしな、色々視えたり。」 |
眼鏡をクイッと少し押し上げる。
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エディアン 「え!何が視えるんです!?」 |
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白南海 「裸とか?」 |
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エディアン 「ぇ・・・・・」 |
咄嗟に腕を組み、身構える。
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白南海 「・・・嘘っすよ、秘密秘密。言っても何も得しねぇし。」 |
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エディアン 「ケチですねぇ。まぁ私も、イバラシティ生活の時の話ですけどねー。」 |
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白南海 「・・・・・は?」 |
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エディアン 「案外ひとを信じるんですねぇー、意外意外!」 |
そう言ってチャットから抜けるエディアン。
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白南海 「あぁ!?きったねぇだろそれ!クッソがッ!!おいいッ!!!
・・・アンジニティぶっ潰すッ!!!!」 |
チャットが閉じられる――