
【九頭竜坂漆刃】
前回のあらすじ。
隠されていた怪異の巣の入り口を発見した!
──異次元の扉、内部。
怪異の持つ魔力が渦巻く空間。
現実の世界をネガ反転したかのような色彩となっているように見え
そこは先ほどまでいた教室の反転世界といってもいいと思われた
「攫われた人たちは…… いた……。
存在が希薄になっているけど、まだ……生きてる……。」
蜘蛛の巣。
まさしくその通りの様相の怪異の巣に
攫われたのであろう生徒たちが括り付けられている。
じっくりと存在を奪っていく為なのか行方不明となった生徒はまだ
微かにだが生体反応を示している。
「あれ?気がついちゃったんだ。」
巣の奥の方から、女性の声がした。
あれは、確か──
転校初日からよく面倒を見てくれていたクラスメイト。
名前は一向に覚えることができなかったけれど。
此方の名前はすぐに憶えてくれて
何かと助けてもらったりしていたのだが……
「君は…… そう、スゥーーー……ええと………。
…………君が怪異だったんだね。
……皆から奪った存在力で、自分を本物たらしめていた、ってところ?」
名前はやはり出てこなかったので諦めて
それっぽくカッコをつけて真相を暴いた探偵の如く
犯人に向かって指を差して見せる
「微妙に決まってないし、名前くらい覚えてよクラスメイトでしょ、〇〇〇〇〇だよ?
なんて今更こんな茶番に意味なんてないけど」
茶番であっても自己紹介してもらったその名前はやはり認識すらできない。
「ごめん、覚えてないし
今のも聞き取れなかった。
……そうだね、僕は元々、君を退治するためにここに来たんだから。
攫って行った生徒も返してもらうよ。」
「はいはい、そうですか。
何となく危なそうな感じがしたからマークしてたのだけれど。
若いのにそういうお仕事してる人だったんだね。
胸は小さいけど顔は結構タイプだったんだけどなぁ、仕方ないか」
偽りのクラスメイトだった怪異は
自らの身体を変化させ
反転した教室を覆いつくすが如く
巨大な蜘蛛のような姿へとなり──
「──ちょっとまって。僕は男だ!!こんな格好だけど!!
胸なんてなくて当然だ!!」
先に反論が出てきた。実は割と気にしていたのかもしれない。
ただし、今の姿はまだ転身した後のものであり
即ち、それは女性であるので、何一つ説得力はない。
「意味わかんない事いって。どうみても女でしょ。
もういいわ、アンタも私の餌になるんだよ
そして確固たる存在を得て──
もっと人の世に紛れ、喰らっていくんだァ!」
巨大蜘蛛は粘着力のある糸を吹き出し、目の前の退魔師を絡めとろうとする。
それは糸ではあるが塊となっており、被弾すればその衝撃だけで
戦闘不能となってもおかしくない威力を持っていた
反転した教室の床に着弾すれば破砕音と共に周囲に液体が広がるように糸が拡散していく
──そして!!着弾!!即効性のトリモチのような粘液は
ウルハを確実に捉えて糸で雁字搦めにしていった。
ように、見えただろうか。
獲物を捕獲したと思い込んだ怪異が見たものはブラウスとスカート
糸で絡まった女子制服のみであった。
それは忍術、身代わりの術である!
といっても瞬時に服を脱ぎ変わり身としただけなのだが
先程、水泳部にて無理やり着せられたスクール水着を
時間がないから、と着用したまま捜索に出たのが功を奏したのか
全裸は免れたようであった。
(この手はもう使えないし、躱しても足場は減っていくだけ、か…… 早めの決着を……!)
魔術詠唱、攻撃を躱しながら、懐に潜り込みつつ氷の呪文を紡いでいき──
フリーズランサー
「『氷柱真槍』!!」
名の通り、氷柱を槍として中空に生成し至近距離から蜘蛛の腹へ向けて放つ
貫通力に特化した魔術であり容易く蜘蛛の腹を貫いた
「
アアアアアアッ!?
異能か!?いや、この反応は……魔力……?
何故、人間のお前が……こんな……!!」
「人間の、魔術師だからさ。
いるんだよ、この島を守り続けている魔術の徒がね。
これで、トドメだよ。」
クラウソラス
「『絶凍剣』……さよなら、名前も知らないクラスメイト。」
銀色の魔力の剣を斜めに切り上げる。
蜘蛛は断末魔を上げる間もなく、切り裂かれた部位から凍り付いて
程なくして砕け散り、魔力となり大地へ帰っていった。
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〈 To BE CONTINUED…//// |
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水晶アデュラリア(798) に
ItemNo.4 瑪瑙 を送付しました。
シア(1077) から
轟石 を受け取りました。
変化LV を
5 UP!(LV20⇒
25、-5CP)
防具LV を
5 UP!(LV57⇒
62、-5CP)
シア(1077) の持つ
ItemNo.3 不思議な装飾 に
ItemNo.4 30Lスチールペール缶 を合成し、
駄物 に変化させました!
シア(1077) の持つ ItemNo.5 白羽扇 に ItemNo.9 ねばねば を合成しようとしましたが、LVが足りないようです。
Qimranut(717) により
ItemNo.2 ポプラ から法衣『
龍鱗装甲』を作製してもらいました!
⇒ 龍鱗装甲/法衣:強さ108/[効果1]耐災25 [効果2]- [効果3]幸運15
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装備を届けにやってきた白黒だ。黒い汚れがついているが洗えば問題ない。 |
シア(1077) により
ItemNo.23 お野菜 から料理『
キャベツの酢漬け』をつくってもらいました!
⇒ 美酒佳肴![ 5 1 6 = 12 ]成功!料理の付加効果のLVが増加!
⇒ キャベツの酢漬け/料理:強さ87/[効果1]器用14 [効果2]幸運14 [効果3]命脈14
 |
シア 「これがクラウトの正体なのかどうか分からなくて夜も寝れないのよね。 ハザマで寝る暇ないけど。」 |
フェリーチェ(1153) により
ItemNo.2 龍鱗装甲 に
ItemNo.9 ボロ布 を付加してもらいました!
⇒ 龍鱗装甲/法衣:強さ108/[効果1]耐災25 [効果2]敏捷10 [効果3]幸運15
みづち(1600) とカードを交換しました!
かわいいクッキー
(アイシング)
ファルクス を研究しました!(深度0⇒
1)
ヒートイミッター を研究しました!(深度0⇒
1)
エアスラッシュ を研究しました!(深度0⇒
1)
グラトニー を習得!
星火燎原 を習得!
ディープブルー を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[843 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[396 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[440 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[138 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[272 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
[125 / 500] ―― 《商店街》より安定な戦型
[125 / 500] ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
[24 / 500] ―― 《古寺》戦型不利の緩和
―― Cross+Roseに映し出される。
フレディオ
碧眼、ロマンスグレーの短髪。
彫りが深く、男前な老翁。
黒のライダースジャケットを身に着けている。
ミヨチン
茶色の瞳、桜色のロング巻き髪。
ハイパーサイキックパワーJK。
着崩し制服コーデ。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
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フレディオ 「いよぉ!なるほどこう入んのか、ようやく使えそうだぜ。」 |
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ミヨチン 「にゃー!遊びに来たっすよぉ!!」 |
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エディアン 「にゃー!いらっしゃいませー!!」 |
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白南海 「毎度毎度うっせぇなぁ・・・いやこれ俺絶対この役向いてねぇわ。」 |
ロストのふたりがチャットに入り込んできた。
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ミヨチン 「・・・・・?おっさん誰?」 |
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フレディオ 「フレディオにゃー。ピッチピチ小娘も大好きにゃん!」 |
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ミヨチン 「・・・・・」 |
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エディアン 「・・・・・」 |
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フレディオ 「・・・いやジョークだろジョーク、そんな反応すんなっつーの。」 |
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ミヨチン 「大好きなのは嬉しーけど、そのナリでにゃんは痛いっすよぉ! なんすかそれ口癖っすかぁ??まじウケるんですけど。」 |
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フレディオ 「え、あぁそっち?・・・ジョークだジョーク。」 |
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エディアン 「私はそっちじゃないほうですね。顔がいいだけに残念です。」 |
軽蔑の眼差しを向けるエディアン。
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白南海 「・・・別にいいだろーよ。若い女が好きな男なんてむしろ普通だ普通。」 |
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フレディオ 「おうおうそうだそうだ!話の分かる兄ちゃんがいて助かるわッ」 |
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フレディオ 「・・・っつーわけで、みんなで初めましてのハグしようや!!!!」 |
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ミヨチン 「ハグハグー!!」 |
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エディアン 「ダメダメやめなさいミヨちゃん、確実にろくでもないおっさんですよあれ。」 |
ミヨチンを制止する。
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フレディオ 「・・・ハグしたがってる者を止める権利がお前にはあるのか?」 |
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エディアン 「真面目な顔して何言ってんですかフレディオさ・・・・・フレディオ。おい。」 |
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白南海 「お堅いねぇ。ハグぐらいしてやりゃえぇでしょうに。」 |
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フレディオ 「そうだそうだ!枯れたおっさんのちょっとした願望・・・・・」 |
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フレディオ 「・・・・・願望!?そうかその手が!!!!」 |
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エディアン 「ゼッッッッタイにやめてください。」 |
フレディオの胸倉をつかみ強く睨みつける!
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白南海 「そういえば聞きたかったんすけど、あんたらロストって一体どういう存在――」 |
――ザザッ
チャットが閉じられる――