［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

――回想



弱きを助け強きを挫くヒーロー。
その存り方とパフォーマンスを以て人を照らすアイドル。
眩しいくらいに輝いていて多くの人に求められる存在。小さな頃から、ぼくはそんな存在に憧れていた。

そしてある日、ぼくは気付く。そんな存在にまさしく近いのはぼくのお姉ちゃんであり――ぼくは、そんな憧れとは程遠い存在なんだってことに。

それでも妬ましさは感じなかった。
自分と姉は“違う”んだってはっきり分かっていたし、そんなお姉ちゃんがぼくは大好きだったから。
家族にも求められクラスでも人気で、勉強も運動もなんでもできる。
そんな自慢のお姉ちゃんがぼくを大切に想ってくれることが、なにより嬉しかったから。

---

双子だからと、そんな理由でいつも比較されてばかりだった。
お姉ちゃんはあんなに何でもできるのに……なんて言葉を、何度も何度も聞いた。
ばかにされるのは嫌だったし、失敗ばかりで勇気も出せない…そんな自分が大嫌いだった。

だけどお姉ちゃんはぼくを大切にしてくれて、一緒にいてくれるから、
ぼくは幸せ者だって、恵まれているってはっきりと言えた。
お父さんもお母さんも「一葉には一葉のいいところがあるよ」って笑って言ってくれた。
それが何かは分からなかったけど、それでもとっても嬉しかったんだ。


必要とされない存在でも、たとえ生きる意味が見つからなくても。
生きることが幸せならそれでいいんだって、ぼくはずっとそう信じている。

---

――視界の先に、白い天井が広がっていた。

そのときのぼくはたしかに天井を見ていて――なのに“ここにいる感覚”がなくて。
身体の感覚すらもなく――ただ見ていることだけしか分からなかった。
そんな不可思議な感覚を、ぼくは何故だか知っている気がした。


朦朧とした纏まらない意識の中で、少しずつ記憶を想起していく。
ぼくはお姉ちゃんと買い物に出かけていて――そこで、事故にあったんだ。
目前に迫る巨大なトラック、思い出せるのはそこまで。

お姉ちゃんは？ここは何処？

浮かび上がってくる疑問の答えを探る様に、不明瞭な記憶をただただ辿っていく。



そうしているうちに、視覚だけでなく聴覚も戻り始めていたようで。
だから、気づいてしまったんだ。不規則に鳴る高い電子音。
いつかどこかで聞いたことがあるような――これは……心電図の音だ。
白い天井、聞こえる心電図。ここは病院で――



――大きく乱れていた心臓の動きを告げる音が、次第にゆっくりになっていく。
依然として身体の感覚を取り戻せていなかったけど、きっともうダメなんだってことは分かってしまって。



死にたくない。嫌だ。なんで？
どうしてぼくは死ななきゃいけないの？


何処か冷えていたような胸の内に、じわじわと恐怖心が広がっていく。











――そんなとき、声が聞こえた。
大好きなお姉ちゃんの声が、心の中に響くみたいに。
いつもぼくを助けてくれる強くて優しい自慢のお姉ちゃん。そんなお姉ちゃんが無事でいてくれたことが嬉しくて、ぼくは――



『――生きて、イツハ。
私の身体を使っていいから。大丈夫……今なら絶対にできるよ。』



ぼくは、迷わなかった。

---

目を開けると、また白い天井。

だけど今度はしっかりと生きている――身体の感覚があって、声もしっかりと聞こえる。

声の方に顔を動かせば、両親が泣いているのが見えた。
ぼろぼろと大粒の涙で顔をたくさん濡らしていて、それでも笑顔を浮かべている。
絶望の渦中で漸く希望を見つけたような――

「四葉！四葉……よかった、目が覚めて……！」

お母さんがお姉ちゃんの名前を呼んでいる。
ちがう、ちがうよ。ぼくは……

ぼくはゆっくりと口を開いて、自身が【一葉】であると告げた。

その時の両親の愕然とした……凍り付いたような表情が、今も脳裏に焼き付いて離れない。

---

無事退院をして、ぼくたち家族は日常を取り戻した。
大切な存在は欠けたまま、それでも“幸せ”と言える日々が進んでいく。

お姉ちゃんがどうしているのか、分からないと言うぼくに両親はそれ以上何も聞かないでいてくれた。

両親はぼくを今まで通り……ううん、今まで以上に愛してくれるようになった。
毎日食事を用意してくれて、勉強や友達とのことも気にかけてくれて、他愛もない話もたくさんして。
両親の愛を一心に受けた恵まれた生活。


……それでもとある日、ぼくは聞いてしまったんだ。

「ぼくじゃなくお姉ちゃんが生きていた方がよかったのかな」なんて、そんなことを。

そしたら、
お母さんは泣き出した。
ボロボロ泣きながらぼくを抱きしめて、そんなこと言わないで、生きててくれてよかったよと何度も何度も言ってくれた。
お父さんはぼくを叱った。
そんなことを言うなと、ぼくは大事な息子なのだと、泣きそうになりながら叱ってくれた。
ぼくは軽率な言葉で、こんなにもぼくを愛してくれる両親を悲しませてしまったことをとても後悔した。



――あぁ、本当に、聞かなければよかった。
“お姉ちゃんがいた方が皆にとって良かった”なんて、聞くまでもなく分かっていたことなのに。

ENo.978 杏里 とのやりとり

大ガラス と別れました。

変化LV を 10 DOWN。（LV10⇒0、+10CP、-10FP）

具現LV を 10 UP！（LV15⇒25、-10CP）
使役LV を 5 UP！（LV15⇒20、-5CP）
防具LV を 5 UP！（LV50⇒55、-5CP）

ItemNo.15 毛 から防具『防弾シールド』を作製しました！
　⇒ 防弾シールド／防具：強さ65／［効果1］命脈10 ［効果2］－ ［効果3］－


ヤエコ(983) により ItemNo.17 ラベンダー から装飾『緑のリボンのポプリ』を作製してもらいました！
　⇒ 緑のリボンのポプリ／装飾：強さ97／［効果1］魔力15 ［効果2］－ ［効果3］－

ハルトとリリス(779) とカードを交換しました！

憩いのひと時を （クリエイト：バトルフラッグ）


オートヒール を研究しました！（深度2⇒3）
イレイザー を研究しました！（深度2⇒3）
マナポーション を研究しました！（深度0⇒1）

リビルド を習得！
共存共栄 を習得！
☆クリエイト：モンスター を習得！
☆初習得ボーナス：各FPが2増加した！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

霞(144) は ラベンダー を入手！
瑞稀(360) は 大蒜 を入手！
四葉(847) は 大蒜 を入手！
ヤエコ(983) は 薔薇 を入手！
瑞稀(360) は ダンボール を入手！
四葉(847) は ダンボール を入手！
ヤエコ(983) は 韮 を入手！
瑞稀(360) は 毛皮 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
四葉(847) のもとに ダンボールマン が軽快なステップで近づいてきます。
四葉(847) のもとに 韮マン が恥ずかしそうに近づいてきます。
四葉(847) のもとに 化け狐 が空を見上げなから近づいてきます。

霞(144) に移動を委ねました。

ヒノデ区 H-11（道路）に移動！（体調16⇒15）
ヒノデ区 I-11（道路）に移動！（体調15⇒14）
ヒノデ区 J-11（道路）に移動！（体調14⇒13）
ヒノデ区 K-11（道路）に移動！（体調13⇒12）
ヒノデ区 L-11（道路）に移動！（体調12⇒11）

［787 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［347 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［301 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［75 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　　　ザザッ――

　

画面の情報が揺らぎ消えたかと思うと突然チャットが開かれ、

時計台の前にいるドライバーさんが映し出された。



　





　







　




　

チャットが閉じられる――