［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

二月になっていた。
寒さが緩み、梅の花を見る頃になると、ようやくこの暮らしにも慣れ、
深谷という人間の事も、だんだんと解ってきた。

深谷の生活は、大抵が夜型だ。朝から起きている事は滅多にない。
昼過ぎに起きて、仕事をするときは夕方頃に清を伴って出かける。
最初に見たような、深谷言うところの"大物"に遭う事はこの一か月はなく、
ほとんどの仕事は、益体もない小物の駆除であったり、
道端や路地に怪しげな札を貼ったり、塩を盛ったり酒を撒いたりと、地味なものだった。

そして、仕事を終えると酒を飲む。
深谷は酒が好きで、女も好き。畢竟夜遊びも大好きで、こうして飲み歩くのが常だった。

清は、そんな時はいつも家に戻っているのだが、
深谷はどうしてか、酒の席に清を同席させたがった。
食事を食べさせる為というなら理解できるが、
それなら食事をした後、すぐに帰らせてくれればいいのに。
今日だって、ついて来させた清を放ったらかして、女性たちに、己の武勇伝を語ることに忙しい。

顔を上げる。この店のママが、グラスをカウンターの上に置いた。


綺麗な女性ではある。
若い女性達とは違い、メイクは控えめ。肌はこれでもかというほど白い。
だがこう見えて、この店で最年長……というか、店主だ。
水商売で生活しているなんて、なんて品のない女性なんだろう。
深谷も、その話に手を叩いている女達もそうだ。
普通に生きていれば、絶対に関わりたくない人間だった。


不快で低俗な人たちと、関わって暮らす。
自分には、それが相応しいように思っていた。


女性は困ったように笑う。飲んでいいのよと、置いたグラスを指して促した。


こんな所の食事など食べたくない。
しかし断り切れない内に、腹が動く。話の途切れ目に、その音は必要以上に響いた。


女性は口数が多かった。
メニューを決める間も調理する間も、あれこれと話していて、ひと時も黙っていない。
深谷以外に客がおらず、その相手を若いスタッフにさせていれば手持無沙汰ということだろうか。
清は、生返事をしながら、彼女の長くつやつやとした爪が、話すにしたがってくるくると動くのを見ていた。
わたしなんかと話して楽しいんだろうか。


楽しいんだろうな。

深谷もこのひとも、何をしていても楽しいのだろう。
清が楽しくないことも、疲れていて早く帰りたいことも知りもしない。
今の楽しい暮らしが、ある日突然なくなるなんて、きっと思いもしないのだ。


帰り際、彼女は清に紙袋を手渡した。
清も見たことがある、ブランド物の紙袋だった。
母親が好きだったブランドだが、この場所で見ると金のにおいが感じられてしまい、嫌悪感が沸く。


………………

---

帰路。紙袋を下げた清に、深谷はそう話しかけた。


深谷はこういう人間だ。
深谷は仕事の他は、したい事しかしない。
酒が好きで、女が好きで、悪い人間でもきっとないのだろう。女性達には気を遣う。
だが、その対象に清は入っていないようだった。


今日も仕事があったし、深谷は逐一、清に何かをさせては注意をする。
覚えの悪い清に、手を出すことだって少なくなかった。
相変わらず、懇切丁寧に教えてもらえることなんてないのに、
自分でも理解していない作業を何度も行うのはひどく疲れるもので、
叱責と暴力があるとすれば尚更だった。
妖怪を目にすると、吐き気に襲われることさえあった。

---

深谷は何も、我慢などしていないように見えた。
拾ったからといって清に優しくする気などさらさらないようだし、
同情してくれる様子もない。

それで構わないと、根本のところでは思っている。
深谷は清を、どう扱ったっていいのだ。清だって、どう扱われてもいい。


貰った服の確認もそこそこに、清は布団に入った。
眠るのは楽だ。寝てしまいさえすれば、何も不愉快なことを考えずに済む。
だというのに、寝入る前に、深谷はそんな声をかけてくる。


そう、何もかもどうでもいい。
どうでもいいからこそ、浮かんだ言葉を飲み込む理由がない。

気に食わないのなら殴ればいいのだ。
追い出されさえしなければいいし、深谷は清を殴ったって、追い出すことだけはしない。
それを当て込んで、好きな事を言っている自分が、清は最も嫌いだ。


すべてがつまらない。
このまま目を閉じて、二度と目が覚めなければいいのに。




理由。これが理由だったのだろうか。
不快なのかどうなのか、清にはよくわからなかったが、納得だけはできた。
清を傍に置くことの利点がそれなら、それで一向に構わない。

清は、己の価値の無さを理解していた。
いかに働かされ、疲れたと弱音を吐いてみても、足手まといにしかなっていない。
深谷が清の価値をそこに見出すのなら、それで良いのではないか。

深谷のことは、嫌いでも、好きでもない。
煙草のにおいと、酒のにおいの入り混じった体臭。
すべてが薄い膜一枚隔てた先にあるように実感がなくて、何とも思い難かった。

ENo.17 サクマ とのやりとり


ENo.93 Eva とのやりとり


ENo.620 トバルカイン とのやりとり


ENo.631 クロウ とのやりとり

ItemNo.11 躍り狂うにんじんソテー を食べました！
　体調が 1 回復！（15⇒16）
　今回の全戦闘において 攻撃10 防御10 強靭15 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

遊具の暴走を止め周囲を見渡すと、

怯えて縮こまる少女を見つける。

　



ロストの少女、ロジエッタのようだ。

恐る恐る振り向き、遊具の様子を確認する。




人形を抱きしめ、周りを警戒する。

　

危険がないと判断したのか、安堵の息をつく。

こちらを見て、わざとらしく咳払い。




若干のしかめっ面で斜め下を向く。

　

　

　





人形を頷かせる。

　

ベンチに座り、そして疲れ果てたのか横たわり眠ってしまった･･･

霊符《壁》 と別れました。

こぐま をエイドとして招き入れました！

武術LV を 15 DOWN。（LV15⇒0、+15CP、-15FP）

命術LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）
領域LV を 15 UP！（LV0⇒15、-15CP）
料理LV を 5 UP！（LV50⇒55、-5CP）

あざらし姫(642) により ItemNo.17 花びら から防具『霊びなる花冠』を作製してもらいました！
　⇒ 霊びなる花冠／防具：強さ65／［効果1］舞魅10 ［効果2］－ ［効果3］－

女王とナレハテ(641) により ItemNo.4 激情の澱 に ItemNo.13 毛 を付加してもらいました！
　⇒ 激情の澱／武器：強さ35／［効果1］攻撃10 ［効果2］束縛10 ［効果3］－【射程1】／特殊アイテム

リミュ(411) とカードを交換しました！

活性拳 （チャクラグラント）


ポーションラッシュ を研究しました！（深度0⇒1）
ファーマシー を研究しました！（深度0⇒1）
パワフルヒール を研究しました！（深度0⇒1）

リフレクション を習得！
ヘイルカード を習得！
クリエイト：ウィング を習得！
クレイジーチューン を習得！
ガーディアン を習得！
スノードロップ を習得！
サモン：ハンター を習得！
チャームダンス を習得！
ツインブラスト を習得！
サモン：ウンディーネ を習得！
治癒領域 を習得！
再利用 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

不浄の滝(158) は 翌檜 を入手！
女王とナレハテ(641) は たけのこ を入手！
あざらし姫(642) は 翌檜 を入手！
あざらし姫(642) は 爪 を入手！
女王とナレハテ(641) は 赤い薔薇 を入手！
あざらし姫(642) は 剛毛 を入手！
あざらし姫(642) は 鉄くず を入手！
女王とナレハテ(641) は ネジ を入手！
女王とナレハテ(641) は タイヤ片 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
不浄の滝(158) のもとに こぐま が空を見上げなから近づいてきます。
不浄の滝(158) のもとに ホスト が口笛を吹きながらこちらをチラチラと見ています。

カミセイ区 O-5（森林）に移動！（体調16⇒15）
カミセイ区 O-6（森林）に移動！（体調15⇒14）
カミセイ区 O-7（森林）に移動！（体調14⇒13）
カミセイ区 P-7（道路）に移動！（体調13⇒12）
カミセイ区 Q-7（沼地）に移動！（体調12⇒11）

［787 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［347 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［301 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［75 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　　　ザザッ――

　

画面の情報が揺らぎ消えたかと思うと突然チャットが開かれ、

時計台の前にいるドライバーさんが映し出された。



　





　







　




　

チャットが閉じられる――