 |
兎角杏子 「……」 |
成程随分、”夢 ”を見ているようだ。
こんな事もあるのか。
長く生きてみるものだな、と思う。
でもそれは ゆめ だ。
泡沫の間だけみれる、すぐに、掻き消えてしまうゆめ。
まるで、散りゆく桜のように美しい。
終わる時になれば 名残惜しさを感じるのだろうか。
 |
倉掛實 「兎角」 |
改竄された記憶も在り方も此処では元通り。
自身の身を文字通りに削れば、それは霊薬の原料となる。
人の身でも 獣の身でもなく
兎角――在り得ない物――の名を冠した異形。
 |
兎角杏子 「はい、お仕事の時間ですね!」 |
通信機を通した声に、声を返す。
自分が何だろうとすることに変わりはない。
ただ、愛しいひとびとが
一日でも長く生きてくれますように。
そのために、不要な物は刈り取ろう。
例えそれが自身と似た物だとしても。
だって
この思いは、永遠に続く初恋-憧れ-なのだから。
――イバラシティ某日――
 |
ヒナ 「うそでしょ……? お母さん……?」 |
スマホのとがったーを指さす。
そこには、ファッションショーの広報用のポスターが。
一般応募者を募るとか、なんとか。
今噂のアイドルが、どうとか。
 |
コヨリ 「あー……この間のってこれだったんだね……」 |
同じ画面を開いて、あーあ。と声をあげる。
お母さんときたら、もう。
 |
渡瀬 「ふふ、ごめんなさい。女子高生が映ってる方が、親しみやすいでしょ?」 |
DEMと、Elixirの 共同ファッションショー。
その、
『一般参加者』を広く募るための広告。
(ネット上に誰でも応募できる応募フォームまで作ってある。現代的だ)
そこには、陽和と小和の姿がうつっていた。
とある休日、買い物にいこうといわれて
夏物の洋服を一緒に買いに行ったのだが、
その際ついでに写真を撮りましょうなどと母が言い始めた。
母は言い始めたら聞かない人だ。
(元々務めていた化粧品会社のコネとかを使いつつ
ファッションブランドを立ち上げてしまう程だし)
なので、仕方なくそれに承諾したのだけれど。
そこからプロのカメラマンが来た辺りからおかしいとは思っていた。
でも、でも、でも、だ。
 |
ヒナ 「こんな事に使うなんて聞いてないもん!!!」 |
 |
渡瀬 「ヒナは可愛い服好きよね。よく似合ってるわ」 |
 |
ヒナ 「こんなことに使うならもっと普通の選んだのに!!!」 |
 |
コヨリ 「そうだよねぇ」 |
 |
コヨリ 「…でも、ヒナちゃんが可愛いのは事実だし、いいんじゃないかなあ」 |
助け船かと思ったら泥船。
やってられない。無駄に発育が良い双子の妹をじっと見た。
……さりげなくお腹の肉を自分でつまんでいる。
大して太ってるって程でもないんだから気にしなくていいのに。
なんなら分けてほしい。幾ら食べても身につかないのだから。
 |
ヒナ 「…ねぇ……差し替えてよこれぇ……」 |
 |
渡瀬 「難しいわねぇ。もう印刷も終わってるもの」 |
良い笑顔しやがって。
 |
ヒナ 「……もう嫌ぁ……」 |
クラスメイトに気づかれたくないなあ、とため息をついた。
せめて、自分だとバレたくない。
幼馴染なんか特にだ。
まあ、興味ないだろうから、大丈夫だろうけど。
……憂鬱だ。
 |
コヨリ 「……ふふ、今度見せてあげよっと」 |
ぽち(画像を保存)
ウォン(99) に
ItemNo.21 お魚 を送付しました。
ヨナ(354) に
ItemNo.20 エナジー棒 を送付しました。
銀子(455) に
ItemNo.17 ボロ布 を送付しました。
ウォン(99) に
ItemNo.11 柳 を送付しました。
ウォン(99) に
ItemNo.16 ド根性雑草 を送付しました。
百薬LV を
10 DOWN。(LV10⇒
0、+10CP、-10FP)
命術LV を
5 UP!(LV10⇒
15、-5CP)
幻術LV を
10 UP!(LV0⇒
10、-10CP)
料理LV を
5 UP!(LV45⇒
50、-5CP)
ウォン(99) により
ItemNo.10 甲殻 から魔晶『
輝く月長石』を作製してもらいました!
⇒ 輝く月長石/魔晶:強さ45/[効果1]反射10 [効果2]- [効果3]充填10
 |
右鞠 「ほいよ、”玉兔”。これでいい?」 |
ヨナ(354) により
ItemNo.4 不思議な牙 から法衣『
黒咢のパーカー』を作製してもらいました!
⇒ 黒咢のパーカー/法衣:強さ30/[効果1]活力10 [効果2]- [効果3]幸運10/
特殊アイテム
ウォン(99) の持つ ItemNo.15 柳 から料理『
きびなごの卵とじ』をつくろうと思いましたが、食材じゃないことに何とか気づけました。
ItemNo.24 お魚 から料理『
鰹のタタキ』をつくりました!
⇒ 美酒佳肴![ 3 5 3 = 11 ]成功!料理の付加効果のLVが増加!
⇒ 鰹のタタキ/料理:強さ60/[効果1]活力13 [効果2]敏捷13 [効果3]強靭13
 |
兎角杏子 「おいしいお料理は素早い狩りから…!」 |
銀子(455) により
ItemNo.5 プリント用紙 に
ItemNo.6 何かの殻 を付加してもらいました!
⇒ プリント用紙/大砲:強さ35/[効果1]回復10 [効果2]凍結10 [効果3]-【射程4】/
特殊アイテム
 |
銀子 「何これ、いい点取ってるわね。ちょっといじっちゃろ。 えーと、6点、こっちは4点。部分点だけですっと……あと、名前書き忘れてこっちは0点っと……」 |
新田(1390) とカードを交換しました!
Hard break
(ハードブレイク)
ハードブレイク を研究しました!(深度0⇒
1)
ハードブレイク を研究しました!(深度1⇒
2)
タイムリーバー を研究しました!(深度0⇒
1)
ライトニング を習得!
ブレス を習得!
クリエイト:グレイル を習得!
ピュリフィケーション を習得!
ディム を習得!
ラディウス を習得!
鏡像 を習得!
パージ を習得!
水の祝福 を習得!
治癒領域 を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[770 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[336 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[145 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[31 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
 |
白南海 「うんうん、順調じゃねーっすか。 あとやっぱうるせーのは居ねぇほうが断然いいっすね。」 |
 |
白南海 「いいから早くこれ終わって若に会いたいっすねぇまったく。 もう世界がどうなろうと一緒に歩んでいきやしょうワカァァ――」 |
カオリ
黒髪のサイドテールに赤い瞳、橙色の着物の少女。
カグハと瓜二つの顔をしている。
カグハ
黒髪のサイドテールに赤い瞳、桃色の着物の少女。
カオリと瓜二つの顔をしている。
 |
カグハ 「・・・わ、変なひとだ。」 |
 |
カオリ 「ちぃーっす!!」 |
チャット画面に映し出されるふたり。
 |
白南海 「――ん、んんッ・・・・・ ・・・なんすか。 お前らは・・・あぁ、梅楽園の団子むすめっこか。」 |
 |
カオリ 「チャットにいたからお邪魔してみようかなって!ごあいさつ!!」 |
 |
カグハ 「ちぃーっす。」 |
 |
白南海 「勝手に人の部屋に入るもんじゃねぇぞ、ガキンチョ。」 |
 |
カオリ 「勝手って、みんなに発信してるじゃんこのチャット。」 |
 |
カグハ 「・・・寂しがりや?」 |
 |
白南海 「・・・そ、操作ミスってたのか。クソ。・・・クソ。」 |
 |
白南海 「そういや、お前らは・・・・・ロストじゃねぇんよなぁ?」 |
 |
カグハ 「違うよー。」 |
 |
カオリ 「私はイバラシティ生まれのイバラシティ育ち!」 |
 |
白南海 「・・・・・は?なんだこっち側かよ。 だったらアンジニティ側に団子渡すなっての。イバラシティがどうなってもいいのか?」 |
 |
カオリ 「あ、・・・・・んー、・・・それがそれが。カグハちゃんは、アンジニティ側なの。」 |
 |
カグハ 「・・・・・」 |
 |
白南海 「なんだそりゃ。ガキのくせに、破滅願望でもあんのか?」 |
 |
カグハ 「・・・・・その・・・」 |
 |
カオリ 「うーあーやめやめ!帰ろうカグハちゃん!!」 |
 |
カオリ 「とにかく私たちは能力を使ってお団子を作ることにしたの! ロストのことは偶然そうなっただけだしっ!!」 |
 |
カグハ 「・・・カオリちゃん、やっぱり私――」 |
 |
カオリ 「そ、それじゃーね!バイビーン!!」 |
チャットから消えるふたり。
 |
白南海 「・・・・・ま、別にいいんすけどね。事情はそれぞれ、あるわな。」 |
 |
白南海 「でも何も、あんな子供を巻き込むことぁねぇだろ。なぁ主催者さんよ・・・」 |
チャットが閉じられる――