［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　時の流れというのは早いものでイバラシティではもう新年度だ。俺も学年が変わり新しい出会いも増えそうだ。
　毎年、この時期には慣れない。出会いがあればまた、別れがある。ま、クラス替えならすぐに会えるけど。それでも気持ちとしては違うんだ。自分の中では。――何て言っても別に嫌いなわけじゃない。その分もっと多く出会えばいいんだ。
　３－４の面子は……ちょっと濃すぎるような気もするけど。うん、慣れるでしょそのうち。たぶん。悪い奴らではなさそうだしな。


　一方ハザマの方はというとボスらしきやつも倒したしチェックポイントに到達することもできた。
結局この化け物―守護者らしい―は何なのだろうか。考えてみればタクシーの停留所を化け物が守ってるってことはハザマを管理してる誰かがここを押さえておきたいって事かもしれない。ハザマ内を自由に動かれたら面倒なのか、それとも単に障害として存在しているだけなのか。考えてもしょうがないのかもしれないが面白いからな。ついつい気になってしまう。この先のチェックポイントにもおそらく同じような化け物が居るだろうし、他にもロストなんて存在も居る事だ。もしかしたら何か聞くことができるかもしれない。
　少しずつ自分の動きも良くなってきて最初の頃よりは不安も薄れてきた。つまり……危なくない程度なら探検をしても良さそうだ。だってここ、全然情報もないし気にならないと言えば嘘になる。余裕があるなら調べずにはいられないだろ。さすがに化け物が"いるかも"じゃなくて"いる"から自重はするけど。



*　*　*


かたん

と、何かが倒れる音に目を覚ます。
　どうやらいつの間にか眠っていてらしい。昔の事を考えているとどうしても……心が落ち着かない。気づかないうちにこうして疲労が表に出てくるのだろう。
　思い立ってから、頻繁に移動と探索を繰り返していればこうなるのは目に見えていたが何もしないでいる方がもっと気が滅入る。自分の性格は理解しているつもりだ。
　幸い眠っている間に何も問題は起きなかったらしい。やはり深夜を選ぶようにしておいて正解だった。音を立てぬように立ち上がり再び欠片を探す。別所に分けられているとは言っても１か所に
１個ということは無いはずだ。
　程なくして予想通りその手には欠片があった。これは――どうやら先ほどの記憶と近いもののようだ。頭に残る眠気を振り払って覗き込む。


*『よっつめ』*



　耳や腕など見つけた修理箇所を縫い終えてそっけなく彼女の元へくまの縫いぐるみを返した。綺麗にはいかないが手を抜いたりはしていない。やる時はやるのがマイポリシーだ。別に彼女の分だからとかそういうことではない。断じて。この縫いぐるみに針を通すのが何回もあるから慣れてるし自分の成長を見るのにも良い題材だし。


　やれやれと聞く。何度も直す方の身にもなって欲しい。対して彼女はニカっと笑う。


　直すたびになんとなく感じていた違和感。意識しなければ気付かないが直してきた場所はどれも"まるで刃物で切った"ような傷だったような気がする。まさか目の前の少女がそんな事をするとは考えづらい。今までは聞きづらかったが、いっそのこと聞いてみよう。


　投げかけられた疑問に彼女は眉を吊り上げて反論してきた。これはマズい。


　にひひ、と嬉しそうに笑う彼女。こいつ、悪びれてねぇ……


　窓の外はいつの間にか夕暮れに染まっていた。一仕事した後でお腹もすいたような気がする。


　玄関から縫いぐるみを抱える彼女の背中を見送る。楽しそうで、嬉しそうな、すっかり見慣れたいつもの姿。こんな光景がいつまで続くんだろうか……
　そんなことを想いながら見えなくなってからゆっくりと扉を閉め――


ざざぁっ、という音とともに視界がノイズに覆われた。

ENo.33 ねむり とのやりとり

杏里(978) から 不思議な石 を手渡しされました。

杏里(978) から 皮 を受け取りました。

杏里(978) から 皮 を受け取りました。

解析LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）
装飾LV を 5 UP！（LV40⇒45、-5CP）

ガガミネ(181) により ItemNo.14 皮 から防具『レザージャケット』を作製してもらいました！
　⇒ レザージャケット／防具：強さ60／［効果1］反護15 ［効果2］－ ［効果3］－

ガガミネ(181) の持つ ItemNo.11 不思議な石 から装飾『岩模様のお守り』を作製しました！
牡丹(433) の持つ ItemNo.8 何かの殻 から装飾『愛用の髪飾り』を作製しました！

我孫子(607) とカードを交換しました！

フィジカルブースター （フィジカルブースター）


リンクブレイク を習得！
見切 を習得！
アブソリュート を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ガガミネ(181) は 山査子 を入手！
透司(304) は 木瓜 を入手！
牡丹(433) は 山査子 を入手！
杏里(978) は 山査子 を入手！
牡丹(433) は ダンボール を入手！
杏里(978) は ダンボール を入手！
ガガミネ(181) は 腐肉 を入手！
透司(304) は 不思議な牙 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
牡丹(433) のもとに ダンボールマン がスキップしながら近づいてきます。
牡丹(433) のもとに ベビードラゴン が泣きながら近づいてきます。

ガガミネ(181) に移動を委ねました。

チナミ区 M-15（草原）に移動！（体調25⇒24）
チナミ区 N-15（森林）に移動！（体調24⇒23）
チナミ区 O-15（森林）に移動！（体調23⇒22）
チナミ区 O-16（森林）に移動！（体調22⇒21）
チナミ区 P-16（森林）に移動！（体調21⇒20）

MISSION!!
チナミ区 O-16：梅楽園 が発生！
　　 - ガガミネ(181) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園
　　 - 透司(304) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園
　　 - 牡丹(433) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園
　　 - 杏里(978) が経由した チナミ区 O-16：梅楽園

［707 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［297 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。

　








　





　

ふたりの背後から突然現れる長身。





　




ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。

　





　




ふたりの反応を気にすることなく、




前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。




　

そう言って、さっさと姿を消してしまう。

　

　

　






うーん、と悩むふたり。

　




白南海の姿が消える。

　





チャットが閉じられる――

ハザマのなか、咲き乱れる梅の木たち。

梅林にはほんのりと良い香りが漂う。

その景色は美しく見えるが、同時に異様にも映る。

　

園内を進んでいくと、周囲の梅の木がざわめく･･･






木が不自然に捻れ、音を立てる。

ボコッと地面から根が飛び出し、木が"歩き"はじめる･･･