
【第ニ話 かつて存在したかもしれないもの】
コウキ青年は懐から霊鏡を取り出し祝詞を唱えながら覗き込んだ。
闇に隠された真実を照らすという概念、『光』と『鏡』にまつわる異能によって底上げされた術が効果を発揮する。
たとえば『前回』の案内人である榊の不在が典型的だが、亡くなったとか壊れたのではなくただ『存在していない』事になった人やものが深く関わるようなエピソードの記憶は薄く、まるで現実感が無いのである。
しかしそれでも、青年は歴史と時空の闇に消された古い夢、その闇の奥に月下の鏡であえかな光を当てるかのように断片的に「かつて存在したかもしれない」前回の一連の騒動のはじまりを思い出す。
今とは異なるどこかの可能性世界において、あの白南海(シロナミ)とは別の、榊と名乗る奇妙な男と共にアンジニティと戦った。
そこは今とは異なるイバラシティで、今とは異なる出来事や人間関係があった。もしかすると恋をしたかもしれない。
その中の一人、ある女性は咎人の流刑地のような否定の世界アンジニティの囚人であり、青年は彼女を撃ちたくなかった。
そしてイバラシティを守る人間として絶対にアンジニティに負けるわけにもいかなかった。
ゆえに『引き分け』の道を探した。
それが最終的にどうなったのかは判らないがこうして今も『団体戦』が続いているのはもしかすると…。
団体戦のルールではこう言われている。『侵略成功ならアンジニティの連中はこの街の住人になる。逆に私達はアンジニティの住人に。住人が丸ごと入れ替わっちまうわけです。』と。
そもそも結末は団体戦の最終的な勝敗によって侵略に成功する/防衛に成功するの2つしか無いのだろうか?
あいこや持将棋のように大抵の競技が「引き分け」について何らかのルールを定義している事を忘れてはいけない。
かつての戦いの結末がどうなったかはわからない。
今こうしてイバラシティがあるという事は結末について確実に言えることは一つ、我々は『負けなかった』
それが一度勝った後という事か、それとも引き分けや延長戦上なのかは分からないが。
戦争に大義名分は必要だが多くの場合『正義の戦争』なんてものは詭弁である。
しかし一つだけ例外がある。それはある日突然攻めてきた敵から自身や家族や故郷を守る防衛戦。
その地に生まれ暮らして日常生活を送り、そして侵略者の襲撃を今にも受けようとする人々を背中に守っての戦い。
これは我々の世界を守る防衛戦。負けたら全てが失われる、おそらく引き分けでも終わらない、ゆえに勝たなければならない戦いである。
「今回は『決着』をつけましょう。」
そう呟いた青年は覚悟を決めた表情で拳銃を《ハザマ》世界の空に向けて引き金を引く。
まるで運動会のように、始まりを告げる空砲がぱぁんと響いた。
ハティ(603) に
5 PS 送付しました。
亜魅(1398) から
5 PS 受け取りました。
 |
亜魅 「よろしくおねがいします。PSって円にすると幾らくらいになるんでしょうね?」 |
百薬LV を
5 UP!(LV0⇒
5、-5CP)
防具LV を
5 UP!(LV20⇒
25、-5CP)
ハティ(603) により
ItemNo.1 不思議な武器 に
ItemNo.2 不思議な防具 を合成してもらい、
駄物 に変化させました!
⇒ 駄物/素材:強さ10/[武器]攻撃10(LV50)[防具]活力10(LV50)[装飾]体力10(LV50)/
特殊アイテム
 |
ハティ 「合成をこれにて。良き取引であることを願う」 |
冬海ハルカ(691) により
ItemNo.1 駄物 から射程1の武器『
菊一文字則宗』を作製してもらいました!
⇒ 菊一文字則宗/武器:強さ35/[効果1]- [効果2]- [効果3]-【射程1】/
特殊アイテム
冬海ハルカ(691) の持つ
ItemNo.5 不思議な石 から法衣『
レインコート』を作製しました!
リーリア(914) の持つ
ItemNo.4 不思議な牙 から法衣『
理論武装』を作製しました!
亜魅(1398) の持つ
ItemNo.5 不思議な石 から法衣『
スタジャン』を作製しました!
リーリア(914) により
ItemNo.7 不思議な食材 から料理『
鏡餅』をつくってもらいました!
⇒ 美酒佳肴![ 4 3 2 = 9 ]成功!料理の付加効果のLVが増加!
⇒ 鏡餅/料理:強さ35/[効果1]器用13 [効果2]敏捷13 [効果3]耐疫13
シン(413) とカードを交換しました!
水風船
(アイスソーン)
インフェクシャスキュア を研究しました!(深度0⇒
1)
インフェクシャスキュア を研究しました!(深度1⇒
2)
インフェクシャスキュア を研究しました!(深度2⇒
3)
ヒールポーション を習得!
ホーリーポーション を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!