［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

服は表通りを歩けば道行く人に指をさされて笑われるくらいのボロが２，３枚あるだけであったし、玩具の類も特に持ってはいない。結局、あの家から持ってきたのは、「ストケシア」（この名前）だけだった。

母の葬儀も終わり、教会に併設された孤児院に引き取られてからはとても穏やかな日々が続いた。

見知らぬ人は自分を蔑むものばかりと思っていたが、読み書きができる子ばかりでは無かったり、様々な家庭の事情の子がいたのだろう、口数が少なく不愛想でも自分の仕事をこなしていれば特に何かを言われる事も無かったし、神父も配慮して買い物等はシスター達に任せていたので町に行くこともなかったし（事実、一度も町に行った事のない孤児もいた）、年上のシスター達は皆世話を焼いてくれた。
修道服や板で間仕切りされただけのシャワー室、大人数で眠る一つの部屋など、最初は慣れない事が多かったが、今までできる事は自分でしてきたので毎日の掃除や洗濯、料理の支度など課せられる仕事は特に苦では無かった。
むしろ困るのは仕事のない時間だった。
誘われればこくりと頷いてついてはいくが、社交的な性格では無かったので特に興味の湧かない人と話しても何も楽しい気分にはなれなかったし、そんな者達と自分から遊ぶ気は到底起きなかった。かといって一人で何か遊ぶ手立てがある程趣味を持っているわけでもなく。なので暇な時間の殆どはお祈りをしていた。教会故、こうしていれば、話しかけてくる者はいない。
本当は勉強の時間以外にも読み書きを習って早く絵ばかりの本以外も読みたかったのだが、お祈りをする分には何も言わない子供達も勉強となると角が立つようで、そういった事はなるべく避けたいと思うと、出来る事はこれしかなかった。
不思議なもので、最初は母とここに来た時と同じようにただポーズを取っているだけであったが、毎日続けながら、手持無沙汰な時間を時に自分のその日の行いを自問するために使ってみたり、毎朝の神父の話を思い返したり、ただただ耳に入ってくる音を聞いていると心が穏やかになり、祈り終える頃にはとてもすっとした気持ちになった。
ひどく救われるような、恵まれているような気がした。
それと同時に、穏やかになり、すっきりし、救われ、恵まれた心は、酷く空虚であった。

けれど決して、今の自分は不幸などでは無かった。


それは、いつもの通りまだ慣れないシャワーを浴び終わった時の事だ。振り返ると、後ろでシャワーの順番を待っていた、孤児の一人がきょとんとこちらを見ている。こういう所もやはり慣れない。さっとタオルでその身を隠し、脱衣所に戻ろうとした時であった。

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「次の人どうぞ～」
数珠繋ぎに並んだ子供達の先にあるカーテンの向こう側からひょこっと飛び出すと、きょろきょろと辺りを何度か見回し、其処に探していた顔を見つけてとてとてと近寄ってくる。
「おか～さん！おわったよ！」
「お疲れ様！ルリ頑張ったね～」
「あのね、あのね。ルリなかなかったし、ちゅうしゃもぜんぜんいたくなかったの！」
少しうるんだ瞳を細めニッコリわらってピースをする。そんな姿をぎゅっと抱きしめ
「えら～い！ルリすごいな～、お母さん今でも痛かったらいたーい！って言っちゃうもん！」
そう言って撫で繰り回していると、ピンポーンという音と「25番さーん、診察室にどうぞー」という声が聞こえてくる。
「あ、お母さんも呼ばれちゃった。」
「じゃあルリあっちで待ってるね！」
「おねが～い、終わったら迎えに行くからね！」
児童ルームに手を振りながら入っていく姿を見守った後、さて、と診察室に足を運ぶ。



「先生、どうです？」
「ルリギクちゃんは至って健康。」
「よかった～！」
渡された健康診断結果の紙に押された異常なしのスタンプにほっと胸をなでおろした。
「でも竜胆ちゃんは薬増えるからね。」
「マジ？」
ほらここ、ともう一枚の結果の紙に書かれた数値を指さされ、あちゃ～とおでこにペチンと手のひらを当てる。
「まぁ薬でどうにかなる範囲だし、その元気だと大丈夫そうかな。」
「そりゃもう！娘パワーで元気百倍、いや千倍かな？見てわかるでしょ？」
ぺち、と二の腕を軽く叩いて見せる。ふよふよと衝撃が伝導している。そんな姿を見て確かに。と笑う。
「ふふん、先生とは中学からの付き合いだもんね。」
「だから余計心配だったよ。」
奇跡って起こるもんなんだなって思った、と言う医師にちっちっち、と前に出した人差し指を振る。
「ルリがね」「ルリが、私を選んでくれたんだよ。」
その表情は心底幸せだ。と言いたげな表情に、医師はうん、うん。と頷いた。

ItemNo.6 おおきいおにぎり を美味しくいただきました！
　体調が 1 回復！（16⇒17）
　今回の全戦闘において 治癒10 活力10 鎮痛10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

竜胆/ストケシア(559) は アルミ缶 を入手！
竜胆/ストケシア(559) は 羽 を入手！

キバ(138) に 15 PS 送付しました。
大将(70) に 25 PS 送付しました。

時空LV を 1 DOWN。（LV11⇒10、+1CP、-1FP）

武術LV を 4 UP！（LV0⇒4、-4CP）
料理LV を 3 UP！（LV26⇒29、-3CP）

大将(70) により ItemNo.7 ネジ から防具『純潔のトゥニカ』を作製してもらいました！
　⇒ 純潔のトゥニカ／防具：強さ58／［効果1］追撃10 ［効果2］－ ［効果3］－

キバ(138) により ItemNo.8 吸い殻 から射程1の武器『鉄のフライパン』を作製してもらいました！
　⇒ 鉄のフライパン／武器：強さ39／［効果1］炎上10 ［効果2］－ ［効果3］－【射程1】

金鵄(197) とカードを交換しました！

風帝一撃 （アキュラシィ）


ストレングス を研究しました！（深度1⇒2）
ファイアボール を研究しました！（深度1⇒2）
イレイザー を研究しました！（深度1⇒2）

チナミ区 Q-3（沼地）に移動！（体調17⇒16）
チナミ区 P-3（チェックポイント）に移動！（体調16⇒15）

―― ハザマ時間が紡がれる。









時計台の正面に立ち、怪訝な顔をしている。






一定のリズムで指を鳴らし、口笛を吹く――

瓦礫の山の上に立つ、棒のような何かが呼んでいる。







チーン！という音と共に頭から湯呑茶碗が現れ、それを手渡す。

　

　

　






地面からマイケルと同じようなものがボコッと現れる。






（初発生のイベント戦：異能FP+5！生産FP+5！）