「ハハッ、ほんと笑えない……ツマラナイ世界だわ」
――夕暮れ時、空の端が紫を残して濃紺で染まるのを缶コーヒーを片手に眺めつつ
⇒名前
霧ヶ谷明依(きりがやめい)
⇒プロフィール
Aj: 16 Jender: ♀ Heit: 158cm Weit: 48kg
Eyez: Black Hair: Black Skin: Yellow BirthDay: 7/6
⇒詳細
相良伊橋高校2年2組に所属する女子高生。
背中の中ほどまで伸びた黒髪を持ち、
前髪は眉下からほぼ目の上あたりで切りそろえている。
少し釣り目がちの割合整った顔立ち。
しかしキツそうに見えるためあまり人と絡んでるのを見かけない。
幾人かは話せる人物はいるらしいが……。
幼少期、両親を事故で亡くす。
施設に預けられ、特に不自由なくは育てられたが
両親がいない世界を信じられず
こんな世界はいらないと否定して生きる。
しかし、施設の保護者や仲間が嫌いなわけではない。
寧ろ、そうやって周りから逃げている自分のことを否定して嫌っている。
学校などではそんな捻くれた感じだったため
『暗い』、『陰険』とよく言われる。
自分も明依だなんて明るい名前は似合ってないと思っており。
「お前の漢字、冥界の冥だろ」などと言われた際には、
笑って受け入れた程。
出来は悪くなく、施設の保護者に迷惑はかけまいとそれなりの成績を収めている。
しかし、本気になることはできずに頑張れば特進に入れたかもしれないのに
上の下当たりの成績でお茶を濁す。
文系科目が苦手というわけではないが理系専攻。
「他人が何が欲しいか、どうして欲しいか、なんて簡単な話、
やっててツマラナイ」
だとか。
口癖は「笑えない」と「ツマラナイ」。
コーヒー党、酸味よりも苦みの強い方が好み。
⇒保有スキル
《茨の中に存在する否定/Ansinity in the thorns》
周囲に巻き散らかされる否定、拒絶、拒否の概念及びその能力。
それは自己の否定から来る周囲への裏返し。
自己を否定すればするほど、
周囲への影響は強くなる。
しかし現在、周囲への拒絶は強いものではなく
現在のおかれている環境にも悪く思っていないため
強く顕現していない。
今回のハザマという環境、
そして侵略されているという境遇が
能力の発言に至らせた。
周囲を拒絶してしまう自分を拒絶し、
更に周囲への否定を強めてしまう。
気持ちと状況の矛盾が能力強化の再現のない循環を生む。
一度フォールダウンしてしまえば
茨の蔦が引っ掛かり巻き付くように
否定が否定を産み容易くアンジニティへと
周囲を巻き込み堕ちてしまう危険性を孕む。
それは、イバラシティに発生した
局所的なアンジニティと言えるかもしれない。
そして、本人は既に片足をアンジニティへと突っ込んだ状態にある。