［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　深夜に乱雑に扉を叩く音で目を覚ました。

「あいつ……」

　心当たりは一つ。人物は二つ。更に言うと、未知数な人物がもう一つ。
寝ぼけ眼で、頭痛を抑えるように目頭を揉んだ。スマホに手を伸ばし時刻を確認。
深夜2時を幾ばくか過ぎたところ。この下町荘に住み着いた一人を除く非常識な奴等。
その常識とは自身のものでしかないが、それがそこまで逸脱したものだとは思えない。

　扉を叩く音が続いている。
起き上がるのも億劫だが、なり続けているのも億劫だ。今の所は起き上がる億劫さに天秤が傾いている。
なぜ、このような事になったかを考えると答えはない。
だが、彼等より齎されたものを考えるには必要十分だ。

『DV研究会って、君ね……』

　この部屋で呆れたように漏らした自分の過去の声だ。

　彼、又は彼女。現状それを正しく言うならば、彼女だ。
そいつは正義をしましょう、とそう言った。

彼女にそれがある様に、――というより、その言葉に見合ったそれが、だが――見えない。まずは困惑と、そしてそれによる研究会の名前を耳にした時、まず呆れかえった。
何故ならば、それは自分も同様であるからだ。……まぁ、もう一人の、同年代の彼ならばあり得るかもしれないが。

　だが、とその時考えた。
恐らく、その行為はどうしようもなく無意味だ。自分にとって、そして恐らく彼女にとっても。

それが覆ることはない。しかし、今ある一つの事象。闘争。

――アンジニティ。

　イバラシティにとっての敵、そこに住む民にとっての最大公約数。
なるほど、と頷く。

　それは、例えそれを発する本人たちに無意味でも、最大公約数としてみれば、ひたすらに意味のある活動だった。
だから、という訳でもない。腹の足しになると思ったから。
もしかしたら身を任せ、視線をそらせる気がしたから。
最大公約数は、大多数の視線だ。その中に身を置くことは、色を失くしていくことだろう。

彼女の事情なぞ、自分が触れるつもりもない。
だって、そんなもの、自分の理ではない。

　自分に、強固な意志などない。流れて、流されて、何の意味もなく、だからこそ自由足り得る。
疑念を持つことなど、有りえない。自分は、無味だ。空気の様だ。それでいい。

　ぼやけた輪郭が焦点を結んでいく。
立ち上がり、蹴りつけるように扉を開いた。
願わくば、その扉の向こうにいる誰かに、被害を被らせるように。

　彼女が発足したそれに数人が集う。
そもそもの正義の意思を重用する彼。
ヨスガを探すように、その一片を自身に見出した彼。
そして、無意味な自分。

　自分と無関係の所で世界は回りゆく。
それにどうして興味が持てよう。そんな余裕などありはしない。
そんなものを見れる程、自分に色はない。
常識外れの彼等の中で、停滞し続ける。
それを嫌悪するものがいようとも、停滞し続ける。

「いい加減にしないと追い出すぞ君」

　悪くないのだ。こんな生活は。刺激で溢れるこんな生活は。
それでも、幾らでも見限りたい時に見限るが良い。
幾らでも好きなように見るがいい。
自分には、それを気に出来る余裕なんてものは存在しない。

「炬燵入れてくださいです」
「馬鹿じゃねえの？」

　流されゆくそれが、作られた道であったとしても。

特に何もしませんでした。

ケイ(323) は 不思議な食材 を入手！

時空LV を 10 UP！（LV0⇒10、-10CP）
変化LV を 10 UP！（LV0⇒10、-10CP）
料理LV を 15 UP！（LV0⇒15、-15CP）

狂崎さん(1323) により ItemNo.5 不思議な石 から防具『バニークラウン』を作製してもらいました！
　⇒ バニークラウン／防具：強さ30／［効果1］敏捷10 ［効果2］－ ［効果3］－／特殊アイテム

狂崎さん(1323) の持つ ItemNo.6 不思議な食材 から料理『味はある』をつくりました！
ヤエ(142) の持つ ItemNo.6 不思議な食材 から料理『キムチ鍋（仮）』をつくりました！
マジメ(711) の持つ ItemNo.6 不思議な食材 から料理『適当に炒めた物』をつくりました！

ヘイスト を習得！
ストレングス を習得！
ウィンドスピア を習得！
エアスラスト を習得！
ストライキング を習得！
アクセルフォーム を習得！

チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
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体調が全回復しました！

ヤエ(142) からパーティに勧誘されました！

『チナミ区 E-5：出発地』へ採集に向かうことにしました！

―― ハザマ時間が紡がれる。









チャットで時間が伝えられる。






榊の前に１台のタクシーが止まり、窓が開く。









帽子を少し頭から離し、ほんのちょっと頭を下げる。






窓が閉められ、タクシーが走り去っていく。






榊からのチャットが閉じられる――