NOTICE
ENTRY
RULE
RESULT
LOUNGE
CITYMAP
<< 0:00>> 2:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




――――――――――――――

【某日】鏑木ヤエの場合 - 1

――――――――――――――


「エエーー。ヤエ、休憩したいです。休憩しましょうよ。四人でさあ。
 四人で割ったら、ひとり千円しねんですよ。安いとこなら八百円で済みます。
 算数できます? できますよね。できるに決まってんですよ。
 
 ……あの、こんなに休憩したいって言ってる女の子をよく平気で置いていけますね……」

 わたしの強引な誘いに、一度は首を縦に振った三人の男が三者三様にそれを拒んだ。
一人は、「バカなことを言ってる暇があるのかよ」と言って。
もう一人は、「まだまだやれるぞ! こんなところで音を上げるのは鍛え方が足りない」と。
そして最後の一人は、「可哀想に。でもお兄さんも、まだ頑張れると思うなあ」……と言って。

 わたしはわかりやすく肩を落とす。嫌なのだ。つかれることも、頑張ることも。
それでもこうして三人の背を追いかけてしまうのは、どうしてだか。
悔しいけれど、わたしの中にも「負けたくない」なんて気持ちがまだ残っていたのかもしれない。


+++


 この街は、平凡でどうしようもないほどにありきたりだ。
ありきたりであることは悪しきことではあらねど、それは停滞を齎す。
だからこそ、わたしは、その停滞を甘受する人間に痛い目を見てほしいと思った。
彼らが「そういう」人間であるとは言う話とは接続されることはない。一人を除いて。
だけれど、この話はまだしないでおこう。なぜなら、わたしは愚かにも希望してしまうから。
この話は始まったばかりであり、それを咎めるのは早計すぎる。

 大好きな――だいすきな。たまにひんやりとした手を伸ばしてくれる彼。
美術教師の彼。どうしてだか、わたしに世話を焼いてくれる優しい彼の話もしよう。
 彼は、わたしの憎んでやまない停滞すらも、その両手に抱きしめてみせる。
それは大人なりの余裕なのかな、とも思ったけれど、そんなこともありはせずに。
ただただ、彼はありとあらゆるあり方を、あまり否定しないように見える。
導くことこそあれど、彼は受容ののちに、じわじわと食むような愛を注ぐ。

 それは、わたし。鏑木ヤエにはできないことであって、わたしが甘受してはならぬものだ。
それにそもそも、あの愛はきっとわたしのものではない。そんな気がする。
なのにこうして、「自立できないふり」をしてみせる。一人で立てないふり。
それはどうしてそうなってしまったかというと、寂しいからだ。
「こう」すれば、誰かが世話を焼いてくれると。一人じゃなくていいと思えるから。

 ――一種、これはわたしにとっての存在証明だ。
だから、逸脱をしたふりをしながら、停滞を拒んだふりをし続けること。
他ならぬ自分が、この町の平凡さに飲み込まれないための自己防衛。
そして、本当の意味で逸脱してしまったものたちに飲み込まれないための防衛策。

 だから、あの愛しの愛の巣も。人目につくところに置こうと思ったのだ。
人目につく場所であれば、それこそ目に入るだろう人も通り掛かる人も桁違いなのだから。
 故にわたしは、不特定多数の「誰か」のために(なっていなかったとしても――)
DVを研究する。自分以外の他者の存在を啓蒙する。当然になってしまった隣人という感覚を殺す。

 その当然が、当然ではないということを啓蒙する。
あなたを害するかもしれない誰かは、すぐ横にいるのだということを誰もに伝えたくて。
 そういう意味で、人間なんてひとりきりなんだということを、知らしめたくて。

 特別な誰かなんて、とうにいなくなってしまったわたしのみじめさを拭い去るために。
――だから、話に聞いていた「悪しき隣人」の話はわたしにとって手頃で仕方なくって。
それを便利に使った。使えると思った。疑って、誰もが一人になってしまえばいいと思ったから。

 だから、すべての行動にはわたしの悪意という指向性がある。
わたしの悪意が、隣人を疑念に駆らせればいいと、まず最初の敵になろうと思った。
わたしみたいな小娘が、隣人に敵意を向けられるというのは簡単なことではないのだ。
人の「愛する」言葉を掲げて、まず小手先にその愛を手軽く踏み躙って。
それで、思い出してもらいたかった。誰もが善人ではないこと。自分の行動の指向性を。

 ――ここまで言えば、きっと、わたしが戦う理由は誰だってわかるだろう。
簡単なことでしかない。それに、ひどく下らない独占欲にすぎないし、笑われてしまうだろう。

 ……わたしが壊してしまいたい世界というのを、先に壊されては困ってしまう。
ただ、それだけの話でしかないのだ。だから、わたしは世界も守る。大事に大事に。
だから、わたしは「彼ら」に先を越されると困ってしまうのだ。だから、結果的に。

 敵の敵は味方というのは割と言い得て妙だな、と思った。


+++


「なんでそんな休憩嫌がるんですか。別にただの休憩ですよ。休憩したことねんですか?」
「休憩休憩言うのをやめろ! 君の休憩と俺の休憩は意味が違うんだって。
 いや、まあ、その……なに? なに。いいから。やめなさい」
「ナニを」
「お、休憩の話か? 休憩はいい筋肉をつけるためには必要だろ?
 いつも休ませてばっかりじゃ駄目だが、動かしたあとにしっかり休憩することは大事だ」
「ほら。馬締正面もこう言ってるじゃねーですか。まあ、休憩中も動きますけど」
「やめろ!!!!! 馬鹿!!! 君はこの話に混じろうとするな!! 拗れる!」
「馬締正面ですら休憩に躊躇いがないのに、渡辺慧。ヤエはがっかりしました」
「いやあ、お兄さんは若いみんなが楽しそうで嬉しいよ。
 やはり、僕は君のような人間に関わって生きてきたのかもしれな――」
「言わせねえですよ。おい、君、ヤエ、話が拗れることをわかって、」
「一人だったら休憩してくれたってことですか? 気持ちがわかっていなくて……。
 ヤエ、どう詫びればいいのか……。身体ですか? 身体で許してもらえます?」
「いけないよ、妹ちゃん。もっと自分の身体は大事に」

 歩きながら、そんな馬鹿話をしながら往く道すがらは存外悪いものではなく。
悪いものではないからこそ、彼らが自分のことを嫌いになる日のことは、まだ想像しない。
いまは、それは不必要なことだから。いま必要なのは、

「いいですよ。注文の多い男ってのはモテね―もんですよ。ああ、いや、逆に。
 渡辺慧はヒモっぽいですからね。そっちのがいいかもしれねーです。
 これはこれは失礼しました。付き合って半年記念日の今日にも全然わからねーで」
「何もかも間違ってるんだが?」

 道を、つくることだ。






特に何もしませんでした。











DV研究会
ENo.142
鏑木ヤエ
ハザマに生きるもの
ナレハテ








ヤエ(142)不思議な食材 を入手!






制約LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
百薬LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
付加LV20 UP!(LV0⇒20、-20CP)

マジメ(711) により ItemNo.5 不思議な石 から射程3の武器『クレジットカード』を作製してもらいました!
 ⇒ クレジットカード/武器:強さ30/[効果1]回復10 [効果2]- [効果3]-【射程3】/特殊アイテム

ケイ(323) により ItemNo.6 不思議な食材 から料理『キムチ鍋(仮)』をつくってもらいました!
 ⇒ キムチ鍋(仮)/料理:強さ25/[効果1]治癒10 [効果2]活力10 [効果3]鎮痛10/特殊アイテム
ケイ
「(毒見)」

クロエ(575) とカードを交換しました!

残心 (ピンポイント)


リストリクト を習得!
ヒールポーション を習得!
パラライズ を習得!
キャプチャー を習得!
コロージョン を習得!
自己犠牲 を習得!





チナミ区 E-2(水地)には移動できません。
チナミ区 E-2(水地)には移動できません。
チナミ区 E-2(水地)には移動できません。
チナミ区 E-2(水地)には移動できません。
チナミ区 E-2(水地)には移動できません。
体調が全回復しました!

ケイ(323) をパーティに勧誘しました!
狂崎さん(1323) をパーティに勧誘しようとしましたが、相手が近くにいませんでした。
マジメ(711) をパーティに勧誘しようとしましたが、相手が近くにいませんでした。
チナミ区 E-5:出発地』へ採集に向かうことにしました!













―― ハザマ時間が紡がれる。




「・・・60分!区切り目ですねぇッ!!」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。



チャットで時間が伝えられる。




「先程の戦闘、観察させていただきました。
 ざっくりと戦闘不能を目指せば良いようで。」

「・・・おっと、お呼びしていた方が来たようです。
 我々が今後お世話になる方をご紹介しましょう!」



榊の前に1台のタクシーが止まり、窓が開く。



ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。



ドライバーさん
「どーも、『次元タクシー』の運転役だ。よろしく。」



帽子を少し頭から離し、ほんのちょっと頭を下げる。




「こちら、中立に位置する方のようでして。
 陣営に関係なくお手伝いいただけるとのこと。」
ドライバーさん
「中立っつーかなぁ・・・。俺もタクシーも同じのが沢山"在る"んでな。
 面倒なんで人と思わずハザマの機能の一部とでも思ってくれ。」
ドライバーさん
「ま・・・チェックポイントとかの行き来の際にゃ、へいタクシーの一声を。じゃあな。」



窓が閉められ、タクシーが走り去っていく。




「何だか似た雰囲気の方が身近にいたような・・・ あの方もタクシー運転手が似合いそうです。」

「ともあれ開幕ですねぇぇッ!!!!
 じゃんじゃん打倒していくとしましょうッ!!!!」



榊からのチャットが閉じられる――














DV研究会
ENo.142
鏑木ヤエ
ENo.323
渡辺慧
ハザマに生きるもの
ちわわ
ちわわ




534 153




3rd
ちわわ


4th
ちわわ

















DV研究会
ENo.142
鏑木ヤエ
ENo.323
渡辺慧
TeamNo.292
ENo.100
アーシェリー・フリジット
ENo.292
レイカ・フェアチャイルド




243 353











ENo.142
鏑木ヤエ
152cm。年齢不詳。ナース服を纏った女。
ナースなのか聞くと別にそういうわけではないと言う。
ホルモン焼きが好物。
ありとあらゆるところに出現する。だいたい徒歩。
非常勤講師を務めるヨキ教諭のことを「ダーリン」と呼ぶ。
だが別に恋人とかではないらしい。なにもかもがゆるい。

異能《堕落論》
自分の中のバイアスや偏見をすべて無視できる異能。
常時発動型。圧倒的客観視のけもの。

+ ロールプレイについて +
鏑木ヤエというキャラクタには確定ロールなど
気にせずどうぞ。日常動作程度のものでしたら推奨です。
既知ロールも問題ございませんので、どうぞご遠慮なく。
何をしていてもおかしくないキャラなのでお好みでどうぞ!
適当に合わせますので適当によろしくおねがいします。

即レスできるかは時と場合によるので、気ままにお願いします。

アイコン30番はパトロンのおじさんです。

+ スポットなど +
時計塔(ご利用ありがとうございます)の地下100階
http://lisge.com/ib/talk.php?p=2176
自宅
http://lisge.com/ib/talk.php?s=183
D研
http://lisge.com/ib/talk.php?p=1800
壁(アメリカ)
http://lisge.com/ib/talk.php?p=2174
30 / 30
50 PS
チナミ区
D-2
行動順7【援助】HL↑
4000
300







Noアイテム名種類強さ効果等
1不思議な武器武器10[効果1]- [効果2]- [効果3]-【射程1】
2不思議な防具防具10[効果1]- [効果2]- [効果3]-
3不思議な装飾装飾10[効果1]- [効果2]- [効果3]-
4不思議な牙素材10[武器]攻撃10(LV5)[防具]防御10(LV5)[装飾]器用10(LV5)
5クレジットカード武器30[効果1]回復10 [効果2]- [効果3]-【射程3】
6キムチ鍋(仮)料理25[効果1]治癒10 [効果2]活力10 [効果3]鎮痛10
7不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
制約10拘束/罠/リスク
百薬10化学/病毒/医術
付加20装備品への素材の付加に影響。

アクティブ
スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク5020敵:攻撃
ピンポイント5020敵:痛撃
クイック5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
リストリクト5060敵:DX・AG減(2T)
ヒールポーション5060味傷:HP増
パラライズ5060敵:麻痺
キャプチャー5070自:束縛LV増
コロージョン5070敵貫:腐食

パッシブ
スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃550【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力550【戦闘開始時】自:MHP増
体力550【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:運増
自己犠牲530【戦闘開始時】自:HL増+DF減





カード名/スキルEPSP説明
残心
(ピンポイント)
020敵:痛撃




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名



PL / 山田