生存 96 日目 天候:晴れ
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【食料消費】 料理判定に失敗… 食料443 を消費しました。
【食料消費】 PetNo.1 睫
【食料消費】 PetNo.2 黒豚
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叫び声が聞こえる 十夜(334) のシャウト! 十夜「これで、おわりか…終わりとわかると本当に寂しくなる。でも、オレは… この島にこれて本当に良かった。出会い、別れ…護りたい者を、護るべき者を見つけた。 これで終わり?! ふざけんな、ここからが始まりだ! 島が終わったからオレの、オレ達の物語が終わるわけねェ!!! だからオレは叫んでやる! ここからが次の始まりだ、終わりなんてものはねェ!!! 流れが廻る事を止められるヤツはいねぇんだからな!!!!」
リャン(512) のシャウト!
すず(737) のシャウト!
リーザ(936) のシャウト!
アルフィン(1144) のシャウト!
YOKOYAMA11(1502) のシャウト!
焔ノ舞姫(1537) のシャウト!
カイ(1692) のシャウト!
ソウシ(1781) のシャウト!
そら(1792) のシャウト!
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創られた幻の島が、強い光を放ちつつ少しずつ消えていきます。 唯一残るのは島の本当の姿、小さな、ひとつの島。 そして貴方は想います、これからの自分の居場所・・・ この島 うっすらと靄の掛かった様におぼろげで、どことも知らぬ場所に二人の男性が立っていた。黒い服を着た少年と白いスーツを着た青年。 ―――――想い描いてください、貴方の帰る先を。この島の探索を続けるのならこの島を、そうでないのなら貴方の望む場所を――――― 島にいた記憶がはっきりしていた時聞こえた声を思い出す。マリアンネの中で帰るべき場所は特定の地域ではなく人物によってイメージされるものであったようだ。 彼女にとって見間違いようの無い、二人の孫がそこに立っていた。 「わざわざ迎えに来たんだ。さっさと帰って年相応の隠居生活でもしてたらどう……」 白いスーツの青年が憎たらしげに呟く。正確には呟く前にみぞおちに一発拳がめり込んで中断させられたのだが。相変わらず口の減らないことだねぇ、と言葉を投げかけ、黒衣の少年の方に向き直る。 「そろそろ帰りませんか。みんな帰りを待っていますよ」 にっこりと微笑みながら少年が言う。二人とも変らないね、結構な事だねと内心思い、二人を等分に眺めやって口を開いた。 「島の災い、宝玉の伝説。それらの殆どにアタシは結局無縁だったし、手元に残ったのはこれだけ。しかもこれすら作り物、ある意味茶番だったって事さね」 そういって懐から火の宝玉を取り出し掌に乗せる。燃えたぎる炎のような赤い光が3人を照らした。 「とは言え、たとえ話の本筋に絡んで無くても、100日も生活してるとあの島にもある種の愛着が沸いてくるものさ。装備品に材料を付加する事で現れる効果の研究とか、多少は発見できたりもしたしね。それに……」 後頭部に手を掛け、髪留めを外した。流れて行く髪が白から金へ、その色を変えて行く。 「多少は力を蓄えたから、この姿をしばらく維持できそうだし、話によるとまだあの島には探索するに相応しい価値のある秘密があり、解き明かすに値する謎が残っている。まだしばらく帰る理由がないのよ」 驚いたまま固まってしまった少年と、胡乱げに見つめる青年。二人に微笑む顔は妖艶で、しかしどこか子供のような無邪気さを持つ妙齢の女性のそれに代わっていた。 「ああ、どうせそんな事だろうと思ったよ。むしろ帰ってこないほうがせいせいするよまったく」 勝手にしろ、と言わんばかりに手をひらひらと振って、青年の方が突き放すように言い捨てる。 「あら。若い女性は大好きじゃなかったかしらね? 」 「子供を諭すような言い方は止せよ……ふん、いくら見てくれが良くたって中身があの婆だって知ってたらハナミズもでやしないね……」 乾いた音が響き、鞭で足を打たれた青年が床に崩れ落ちる。その様子を心配そうに見ながら、少年の方が言葉を継いだ。 「わかりました。お婆様の好きなようになさって下さい。僕らは待っていますから」 好きな様にさせるのが筋であるとは思いつつ、少し寂しげにその言葉が響いた。 「そう、私もいつか帰るでしょう、あなた達の元に。でもそれは今ではないわ。そして、それは貴方達の為でもないのよ。私の力を頼ってはいけない、貴方達は自分の力で立って歩けるはずだから」 二人に言い聞かせるようにそう言葉を掛け、そして少年に歩み寄る。 「私が傍にいると何かと気を遣ってしまうものね貴方は。でも、時に人と自分の重荷を分かち合う事が、かえって他人の為になる事がある。それが分かった時にまた会いましょう、知視」 孫の名を呼び、頬に軽く唇が触れる。 「ええ、またお会いしましょう。それまでお元気で……」 少し照れながら、優しく微笑んで少年が言葉を返した。そして既に背を向けて遠ざかる青年の後を応用に走り出す。 「ま、今更アンタがあの島でのたれ死のうが、しれっと帰って来ようが、万事勝手にしたらいいじゃないか。僕の知った事じゃないさ」 ふと歩みを止め、振り返って相変わらず投げ遣りな調子で青年が声を掛けた。 「貴方は強い子だものね。でも一人で無限の力を発揮する事は出来ない。個人の力の弱さを嘆く事はないのよ。次に会う時に、貴方がそれを理解してるといいわね、思延」 ふん、と軽く鼻を鳴らしてひらひらと手を振る。すぐに正面に向き直ったので表情ははっきりと見えたわけではない。だが、柄にもない事を言うねえ、とでも言いた気に苦笑したようにも見えた。 そして二人の孫の姿が遠ざかって行く。その後姿を静かに、そして優しく見送った。 ……砂浜の向こうに広がるのはどこまでも広がる青い海。振り返れば鬱蒼と茂る深い森が、高く聳え立つ山が、そして未だ謎を残す多くの遺跡が、人を拒むかのように、しかし一方で未だ好奇心旺盛な人々を迎え入れるかのようにその姿を残している。そしてそれを遠くから眺めるマリアンネの傍らには二人の孫ではなく二匹の動物。確かに彼女は帰って来たのだ、この島へと。 島の災いは去り、偽りの宝玉伝説も終わりを告げた。しかしこの島と、そしてそれに係わった人々の歴史が終わったわけではない。 島から撤退した者、そして再びこの島に集う者。それぞれの未来の歴史に思いを馳つつ、彼女自身の明日の為、再び島の奥へと足を向けた。 ―――――ここはまだ、旅の途中――――― === ALIVEもいろいろありましたが、キャラ交流が殆ど出来なかったのと、再更新で富くじ抽選外れたのが心残りではあります(←しつこい) いや技能を無駄に取った割に初発見&習得ボーナスは殆ど無かったなとか言い出すとキリがないですが、まあ些細な事ではあります。 MAとかすっかり書く機会がなくなってしまったので、今更書くのがこっ恥かしかったりしたのも反省点というか自業自得というか。 最後なのでちょっと頑張って書いてみました。本当に頑張って書いてる人の5分の1くらいですが(笑) それはともかくとし、97回の間なんだかんだで楽しませてもらいました。 (短い間ですが)メッセやり取りしてくれた方々、燃えトーナメントで投票してくださった方、食料分けて下さった方等々のPCPLの皆様、そして管理人のしまりす様、ありがとうございました。
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最後に、島内トーナメントおよびキャラクターランキングを実施します。 それらの詳細は 島内トーナメントは こちら キャラクターランキングは こちら を参照してください。
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