生存 15 日目 天候:晴れ
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【食料消費】 食料47 を消費しました。
【食料消費】 PetNo.1 ペトラ
【食料消費】 PetNo.2 リッツェ
リィド「まぁ、俺の場合は来たばっかりで・・・やっと慣れたってところだったから・・・・何も出来なかったし、思い出とかも少ないんだけどな・・・(苦笑」
リィド「でも、俺達はこの島に残るし・・・他にも残る人は多いだろうから・・・・。これは終わりじゃなくて始まり、とでもいったところか・・・・(微笑」
リィド「じゃあ・・・これからもよろしくな。」
ウィル(775) からメッセージ
シオン(821) からメッセージ
シオン(821) からメッセージ
ノア(834) からメッセージ
ノア「もしか、したら…他の…世界、とかで…会えるかも…しれない…ね。…そのときは…よろしく…なのー」
歌唱 を新たに修得しました。(CP- 1 ) |
叫び声が聞こえる ヒナ(149) のシャウト! ヒナ「あう〜、お腹が減りました……。」
ユハ(186) のシャウト!
えりか(590) のシャウト!
蒼海さん(707) のシャウト!
ナイト(990) のシャウト!
シルヴィ(1070) のシャウト!
ファル(1251) のシャウト!
優(1294) のシャウト!
吼犬(1844) のシャウト!
ブラキス(2041) のシャウト!
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創られた幻の島が、強い光を放ちつつ少しずつ消えていきます。 唯一残るのは島の本当の姿、小さな、ひとつの島。 そして貴方は想います、これからの自分の居場所・・・ この島 爽やかな風が吹いている―――― 「災いが消えたって、ほんとなのかな・・・。」 青い長髪の少女が、ぽつりと呟いた。 黒髪の青年が振り返った。 「・・・だからこんなに静かな風が吹くんじゃないのか?」 少女は困ったように笑った。 「うん・・・それはわかってるよ。だけど・・・」 彼女の視線が青年から遠くへと移った。 「・・・綺麗な草原を荒野に変えちゃうような力が。本当に人の手で消せるのかな、ってね・・・」 青年も視線を遠くへと送った。 「それは、確かにそうだよな・・・でも、孤島で戦ってくれた人達は、俺達とは比べ物にならない力の持ち主だろ。」 「そうなんだけど、そうじゃなくて――――」 「ミル!!リィド!!」 後方からの呼び声に、二人は振り返った。 「何?リッツェ。」 「そろそろ飯の時間だけど・・・話中だった?」 「ううん、いいよ。さぁ、ご飯食べよっか!」 彼女は大鳩の後ろについて歩いていった。 「・・・・おい。ミル?」 青年もまた彼女の後から歩いてきた。 「ん?」 「そうじゃなくて・・・なんだ?」 「・・・ううん、別に何でもないから、気にしないで?」 「・・・・気になるんだよ。」 「・・・じゃあ、ご飯のあとにね。さ、頑張って料理長!!」 彼は不服そうだったが、彼女はするりと彼から遠ざかった。 「ペトラ!どこ?ご飯の準備手伝ってよ!!ペトラー!!」 彼女が呼ぶと、ひょこひょこと歩行雑草がやってきた。 「はいはい・・・。」 「あら?その返事は何かしら?」 「すいませんなんでもないです弓をかまえないでくださいっっ!!」 そんな二人のいつものやりとりを眺めながら、大鳩は青年に話しかけた。 「いつも通りの光景だよな・・・。」 「・・・そうだけど・・・それが・・・?」 「いや、今日は帰ろうと思えば帰れる日なんだろ?ミルも、お前もさ。」 「・・・ああ。そうだな。」 「それなのに・・・いつもと同じ光景が広がってて・・・何か不思議な気分だよ。」 大鳩は一度言葉を切り、青年の正面へと移動した。 「なぁ・・・リィド。」 「ん?」 「お前、帰りたいとか思わないのか?」 人参を刻む彼の手が一瞬止まった。 「・・・・帰ってほしいのか?」 「違ぇよ・・・いや、普通に考えて、孤島を出て人里に帰れるチャンスなんだぞ?」 彼は、少しの間返事をしなかった。 「・・・俺は、人里に帰りたいとは思わないよ。」 やがて、呟くようにそう言った。 「・・・待っててくれる人もいないしな。」 「あ・・・・・」 「いや、いいんだ。」 彼は優しく笑った。 「親父もお袋ももういないし・・・エルフでもドワーフでもなかったから、友達もいなかったし。・・・お前の飼い主以外にはな。」 彼はまだペットと喧嘩して遊んでいる彼女の方を見た。 「・・・ひょんなことで知り合って・・・変なやつだけど、いいやつだよ・・・。」 大鳩は青年と飼い主を交互に見た。 「俺、まだペットになったばっかりで、二人の事何にも知らないんだよね・・・。」 「俺だってあいつのことはよくわからないよ・・・。」 彼は苦笑した。 「・・・と言うことで俺は帰りたいとは思わないんだけど・・・あいつはどうなんだかな・・・。」 夕ご飯を食べ、ペット達が寝付いた後、少女と青年は小高い丘の上にいた。 「・・・で?」 二人はしばらく黙って空を見上げたいたが、彼が切り出した。 「ん?」 「何を言おうとしたんだ?」 「あぁ・・・あれはね、」 彼女は目を閉じた。 「ただちょっと、自分の小ささを実感してみただけ。」 彼は不思議そうに彼女の方を見たが、彼女は依然として上を見上げ、目を閉じたままだった。 「私より遥かに強い人達が何百人も束になって、それでやっと災いに勝てたわけでしょ?」 「・・・・・ああ。」 「つまり私の力じゃとっても歯が立たないってことでしょ。」 「・・・・ああ、でも」 「それと―――」 彼女は彼の言葉を遮った。 「本当に人の力で自然に勝てると思う?」 彼女は目を開き、彼の方を見た。その瞳はいつもの悪戯っぽいものではなく、強い青い炎として、深い光を帯びていた。 「・・・・俺は―――――」 彼の瞳の中に、赤い炎が映った。 ―――記憶。 過去の、傷跡。 「思・・・・えない。」 彼は残像を振り払うように小さく首を振り、目を閉じた。 彼女は静かに笑い、再び上を見上げた。 「だから私・・・今回のこと、よく理解できてないって言うか・・・。」 「この災いは人工・・・ってことか?」 「・・・って言うより、もう、この世界自体が・・・って気がするんだぁ・・・」 彼女は寂しそうに笑った。 彼は彼女の方を見、言った。 「・・・・・・らしくないぞ。」 はっと気づいたように、彼女は寂しげな笑いから驚き、驚きから微笑へと表情を変えた。 「・・・そうだね。」 「・・・・・・あぁ。」 「何か、後ろ向きになってたみたい。そんなこと、考えてもキリがないってわかってるのにね。」 彼女はゆっくりと寝転んだ。 「・・・なぁ。」 「なに?」 「お前・・・帰りたいとか思わないのか?」 彼女は少し驚いたように彼の方を見た。 「どうして?」 「いや・・・さっきリッツェに聞かれて・・・」 「思わないよ。」 口調は静かだったが、込められた力は強いようだった。 「まだ・・・足りないから。」 「何・・・・?」 「・・・・・・・・・・力がね。」 彼女は両手を空に向けた。 「もっと強くならないと、帰っても意味がないから。」 両手を、何かを摑むように握った彼女の言葉には、決然とした響 きがあった。 「だから、帰りたいとは思わない。」 「・・・・・・そうか。」 彼は静かに笑い、自分も横になった。 「この島の生活、好きだし、ね。」 「ああ・・・俺も嫌いじゃないな・・・。」 「もっと頑張らなきゃね、お互いに。」 「・・・・ああ・・・・・。」 少しの間、心地よい夜の静寂が流れた。 「・・・星が、綺麗だな・・・・。」 「・・・・うん。ほんとに・・・・綺麗。」 「そろそろ戻るか・・・・。」 「・・・うん。ペトラとリッツェ、大人しく寝てるかな・・・?」 二人はゆっくりと立ち上がった。 それぞれの思いを胸に、新しい門出に向けて。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ えっと・・・終わりです。 何か意味分かりませんね、もう。 謎なところを作りすぎましたね・・・・。 まぁ、短い間でしたが、すごく楽しませていただきました。 どうも有難うございましたっ!!
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最後に、島内トーナメントおよびキャラクターランキングを実施します。 それらの詳細は 島内トーナメントは こちら キャラクターランキングは こちら を参照してください。
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