生存 32 日目 天候:晴れ
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【食料消費】 食料120 を消費しました。
【食料消費】 PetNo.1 トパーズ
死色の真紅(688) からメッセージ
呪夢(2053) からメッセージ
セイ(2079) からメッセージ
テル(323) に ギフト1600 を渡しました。 技 ベリアス・スチムラス を修得しました!
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叫び声が聞こえる イングリッド(62) のシャウト! イングリッド「あーあー、私は何もしませんでした。一体何をやってたんだろうねぇ〜。とか。きっと半数以上いるはz(もういい」
トモ(167) のシャウト!
ペロ(357) のシャウト!
クリフ(366) のシャウト!
夜月(706) のシャウト!
はなび(905) のシャウト!
アルバータ(1145) のシャウト!
のえるぅ(1602) のシャウト!
ティア(1647) のシャウト!
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創られた幻の島が、強い光を放ちつつ少しずつ消えていきます。 唯一残るのは島の本当の姿、小さな、ひとつの島。 そして貴方は想います、これからの自分の居場所・・・ 元の世界 紅い宝玉は、アルティアの記憶に揺さぶりをかけた。 元の世界で覚えたほとんどの魔法を思い出しても、思い出せなかった魔法があった。 実験で使った『霊魂遊離』。 肉体と魂魄を二つに分け、魂魄を自由に移動させることが出来る魔法だ。 この魔法を使えば、おそらく戻れるだろう。 失敗した『霊魂遊離』の魔法円陣は覚えている。 しかしながら、アルティアはおそれていた。 失敗の原因が、魔法円陣の書き間違いでもアルティアの詠唱失敗でもなかったら……、どうなるかは分からない……。 身体と魂が分かたれるか、時空を飛ぶか。また別の事が起こるか…………。 火の宝玉を得るか得ないかで、 二人が道を分かたれて後、の事だった。 頼れる幼なじみは近くにいない。 後から追いかけてくるはずなのに、来ない。 いつもしていた相談が、出来なかった………………。 ----------------- 迂闊だった・・・ 道に迷ってしまい、本来ならティアと合流するはずだったのだが、どうやら迷いすぎ たようだ。 いつもなら先に走っていくティアとオニキスの背中をおうような形で歩いているセイ だが、今は違っていた。 更にここに来てから記憶がないという不安も出てきたらしく、現状に対して焦って行 動していた。 「・・・さて、どうするかな」 本心とは裏腹の言葉が出る。本心はこれからのことをすでにいくつもの予測をたてて いる。 焦っても意味がないことは十分わかっていたが、落ち着いてはいられなかったのだ。 何か・・・何か違和感がセイの身体を駆けめぐっていた。 ティアに何かあったのでは・・・ 邪推を振り払いつつも足を速めることにした。 ----------------- 地面に魔法円陣を描く。 円陣名は『霊魂遊離』。 (アルティアなりに)成功すれば、時空を飛んで元の世界に戻れる。 失敗すれば、身体と魂が別れる。 それ以外の失敗は……どうなるか分からない。 『心…飛ぶ 魂…世界を視る 身…留まる その先何ぞあるか? 我知らざる場・ ・ ・ ”災いは消滅しました・・・・・本当にありがとうございます。しかしもう余力も僅かです、私の創りだした島は徐々に崩壊してゆくでしょう…… ・ ・ ・ 私では宝玉の伝説の一部のような『願いを叶える』といったことはできませんが、皆さんを島の外へと運ぶことなら、できます。―――――想い描いてください、貴方の帰る先を。この島の探索を続けるのならこの島を、そうでないのなら貴方の望む場所を。” ・ ・ ・ ………っっっ! 飛べ…心 視よ…魂 解き放て…身 その先あるは、我知る場所………』 ----------------- いつもより足早に歩いていく・・・ 先ほどからおこっている胸騒ぎが止まらなかった。 ティアに何かあった。いつの間にか確信に変わっている。 普段は自分に悪さをしているだけだが、セイにとっては幼なじみでもあり、記憶を知っている唯一の人物でもあった。 しかし、他のことに気をとられていると、注意力も当然のごとく落ちている。 注意力が落ちれば、それだけ周りの状況がつかめなくなるだろう。 不意に誰かに横から押され、足を滑らせた。広い荒野にいたはずだった。 勿論そこらに小さなくぼみはあるもののここまで落下していることが明確に分かるような穴なんてないことも分かっていたはずだった。 しかし、実際に落下の浮遊感が全身に伝わる。間違いなく落ちているのだろう。 「〜〜〜〜〜!!!!」すでに声にならない声をあげながらその意識はセイの身体と 共に落ちていくのだった。 ----------------- 目が覚めれば、自宅の実験室。 隣にはオニキス。反対側には、飛ばされた先で拾った猫、トパーズ。 「………………」 「っつああ……なんだぁ?家か」 「にゃあぁ」 「家、なんだね?お家だね!!」 オニキスを振り回し、トパーズを抱きしめた。元の世界に、家に、戻れたのだ。喜ばずにはいられない。 「…………あ、セイ君は……?」 「あ」 かわいそうにも……数分の間、幼なじみは忘れられていた……。 セイクリッドを探しに自宅を飛び出したアルティアは、幼なじみが何時もいる場所を探し始めた。 自室、ペットを洗う風呂場、訓練場、町の広場、そして、ウェルティの森。 見つかった。 しかも、今、目覚めたばかりのようで、やっと身体を起こしたところだ。 普段の条件反射で木立の間に身を隠したアルティアは、ここは普段通りに悪戯を、と考えていた。 懐には山猫のトパーズ。隣には魔具のオニキス。セイクリッドは動物好き。トパーズを上手く使えばとても面白い悪戯が出来る。 すでにアルティアは、いつも通りのアルティアになっていた。 さて……何をしてみようか……? ---------------------- 森の香り・・・ 一瞬で気が付く。ここはいつもの、家の近くの森、「ウィルティの森」だ。 身体を起こそうとするが少々節々が悲鳴をあげている。どうやらしたたか身体を打ち付けたようだ。 「そういえば・・・なんで俺はここの森の名前を知っているんだ?」 自問する。当然ながら答えが出ない。 「・・・まてよ、今家の近くの森って考えたよな?」 独り言のようにしゃべっている。うっすらと記憶が蘇りつつある。 「・・・・・・! 何かいる!?」 気配を察知し、後ろを振り返る。そこには・・・ 一匹の山猫がいた。しかもセイ好みの鮮やかな色をした猫だった。 「おおぅ!珍しい猫発見!しかも森に山猫ってところがミスマッチでいい感じだな!」 馬鹿がおる。他人からみればそんな感じの発言だった。 「さぁ、怖くな〜い〜で〜す〜よぉぉぉ・・・・ぉぉぉぉぉ!?!?!?」 山猫に完全に気をとられていたセイ、そして狙ったかのようにどこからか飛んでくる大鎌、しかも見慣れた大鎌だった。 「ぬぅん!」 顔の目の前を鋭い音をあげながら通り過ぎていく大鎌。 何か踏ん張ったような声をあげながらリンボーダンスのような格好で避ける。が・・・ 「しまっ・・・・!!」 後ろにそのまま落下した・・・ 「ったぁぁぁ!!」 ゴス!! 鈍い音と共に運悪く後ろにあった木に頭を打ち付ける。 ・・・多少間をおいて、セイを罠にかけた犯人が出てくる。 「・・・やりすぎ?」 声は鎌に向かって放たれているようだ。 「まっ、これくらいが丁度良いんじゃねーか?」 鎌から声が放たれる。刹那・・・ 「・・・・・出した。思い出した・・・。お〜も〜い〜だ〜し〜た〜ぞ〜ぉぉぉぉぉぉぉ・・・」 怨念がこもっていそうな声で犯人に告げる。 「こんな凶悪で劣悪な悪戯をするのは幼なじみのアルティナ・ライナス!そしてその大鎌オニキス!そしていっっっっっっつも被害者の俺セイクリッド・ライディス!ああ、思い出しましたよ!!」 半ばやけくそになって叫んでいるセイ。それを見て面白そうに拍手しているティアといつの間にか人化したオニキス。 「おめでと〜♪」「クック……めでたいな」 同時に言われて腹が立つような、安心したような、複雑な心境だった。 とりあえず・・・・ いつものようにティアとオニキスを追いかけ始めるセイだった。 後日……セイクリッドの自室…… 「セイ君。ワタシがあそこに行ったのは、魔法の失敗みたいだけど、セイ君はどうして行ったのかな?」 アルティアが追い出されなかったのは、ひとえに連れてきていたトパーズのおかげと言えよう。 「……あの、宝玉伝説を作った人が呼んだとか?」 いつも欠かさない、ペット道具の手入れの手を休めて答えていた。 「……お前を、ねぇ?」 「オニキスよ…その含みのある言葉は−−−」 「さぁなぁ。『ひがいもーそー』とかってやつじゃねぇの?」 「けんかしなーい」 そのアルティアの声に答えたかのように、トパーズがセイクリッドの頭の上にするっと上り、睡眠の体勢に入った。 動物−と書いてペットと読む−を愛するセイクリッドにその邪魔を出来るはずがない。 「…………」 動物愛とオニキスへの不満をぶつけられないセイクリッド。 オニキスはそんな不満を気にするはずもなく……。 奇妙な「島」の話題はそれぞれの頭から消え去っていた。 結局、「細かいこと(?)は気にしない」2人と1体は日常さえ戻れば良かったのだ……。 終わり……?
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最後に、島内トーナメントおよびキャラクターランキングを実施します。 それらの詳細は 島内トーナメントは こちら キャラクターランキングは こちら を参照してください。
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