ばさり ばさりと羽音を立てて一羽のカラスが飛んでくる。 足には銀の輪。 クチバシにはなにやらガラス玉をくわえている。 遣い魔たるそのカラスはそれを自慢げに主人の下へ。 レイス 「……なんだい。 あめちゃんでも持ってきたっていいたそうだね?」 対する主人……なのだが なにやらカラスに背を向けなにかを見ているようだ。 カラスにはそれはこううつるのではないだろうか? ぷつぷつと 何かがはじけるような。 はねるような音。 そしてぱちりぱちりと いう音も共に。 レイス 「ああ? これかい……? 君のために用意しておいたんだよ」 それに危機を感じ飛び立とうとするも 何故かそれはかなわない。 このときカラスが見ていたもの。 それは 熱された油の満たされた揚げ鍋 だった。 レイス 「思えば最初からこうしてしまえばよかったよ…… ほんととことん使えないバカラスなんだからさ」 --------- もう一度辺りの説明をするとしたら そこには只一人の人影と気絶した鳥のみ。 それ以外に特に目に付くものはない。 無論その鳥に見えていたものも。 レイス 「……これで少しは懲りるといいけれど。 こいつをボカンと 何処でも出せる手段を学んだほうがよさそうだ」 これが遣い魔のカラスが感じていた危機をそのまま見てしまっただけなのか、 その主人が実際に少しでもそのことを意識していたか…… 一体そのどちらだったのだろうか。 FaTe 『惨事』 茶番 NeXt FaTe 1.惨事 2.平穏 3.追憶 4.平穏 5.縁 6.愚行 |
レイス 「がっつりと肉を食べたい気分だ。 例えばそう……揚げ鳥 とかさ。」 |
ローレンス 「先日力を借りた者だ。ローレンスと言う。その節は挨拶もせずにすまなかった。とても助かったぞ」 |
ローレンス 「……ええと、戦っている時にも気になっていたんだが……男? か? ……女か? いやどっちでもいいんだが。」 |
ジョン 「ふぅん。……随分、育ちがいいと見受ける。こんなところを一人で歩いてて大丈夫なのか」 |
ジョン 「素直な子は嫌いじゃないよ。しかしそうならば。……そうだな。では逆に質問させてもらおう。例えば、香りを強くしている、というのはどういった事情が想定できるかな」 |
男は何かを見定めるように。かといって、それを軽く。どこか悪戯気に。しかしながら、それでも。男の顔はどこまでも無表情だった。 |
レイス 「この世は弱肉強食だ」 |
レイス 「さ、この間に一息だ」 |
レイス 「さ、この間に一息だ」 |
『何か』を足に掴んだカラスが飛び去っていった |
レイス 「オーダーさせてもらおうか。」 |
× | Pno207 湖面鏡 Eno207 クトゥルア Eno365 ジル・S・カルメル Eno34 クマダ Eno36 第十一書庫出張所 Eno38 アイゼン |
VS | Pno412 午前の紅茶会 Eno412 レイス Eno67 Mrs.オルドハットマン Eno36 第十一書庫出張所 Eno11 ネムム Eno415 フィデリオ・第三十七世代 |
○ |
× | Pno134 開拓部隊≪宴≫ Eno134 凍馬 Eno430 ウルス Eno80 デイ Eno332 アルティス・ウェール Eno121 西条礼香 |
VS | Pno412 午前の紅茶会 Eno412 レイス Eno67 Mrs.オルドハットマン Eno36 第十一書庫出張所 Eno11 ネムム Eno415 フィデリオ・第三十七世代 |
○ |
○ | Pno121 GoGo Girls! Eno121 西条礼香 Eno402 リラ Eno458 チルド・フローズン Eno457 まどい Eno205 ポンポンポポポン・ポンポコリーヌ |
VS | Pno412 午前の紅茶会 Eno412 レイス Eno67 Mrs.オルドハットマン Eno36 第十一書庫出張所 Eno11 ネムム Eno415 フィデリオ・第三十七世代 |
× |
「……そろそろかな……」 【ネムムはゆったりとした動作で相手に視線を向ける】 【それと同時に宝玉内に光の文様が一瞬流れた】 |
レイス 「ああ――残念だよ。 こうしてるってことはさ」 |
ハットマン(Pn412) 「傷つけさせない……、誰も、誰も壊させやしない!」 |
(Pn412) ティーヌ 「おっと、こんなところで出会うとは奇遇だね。 自己紹介でもしようか。それとも、刃を打ち合わせる方がお好きかな?」 |
ネムム(Pn412) 「……準備終わり」 |
フィデリオ(Pn412) 「仕事でしてね、苦情は本部にお願い致しますよ」 |
ルウ(Lv6) 「LAコンストラクター、開拓任務を開始する。」 |
マフィ(Lv6) 「さーて、本日の山場よ」 |
ダフニ(Lv6) 「駆除しときましょうか」 |
ねねこ(Lv6) 「まあ、見ていろよ。」 |
オリザ(Lv6) 「ここも退屈はしなさそうだ。」 |
ハットマン(Pn412) 「目を閉じて。眩しすぎるから。」 |
(Pn412) ティーヌ 「……原因によって引き起こされる結果は、いつだって決まっている。 『お前はBUGか?』と君達が問えば、私は必ず、定められた言葉を返すだろう。」 ティーヌ 「『その通りだ』、と。」 |
(Pn412) タエドリ 「……コインが表と裏の一対であるように、開拓者とBUGもまた、そうでなければなりません。 ……今ここで一番あってはならないことは、両者がBUG、あるいは開拓者ということ。」 |
(Pn412) タエドリ 「自己確認が済んだなら……、始めましょうか。」 |
(Pn412) ティーヌ 「さあ、確かめてみようじゃあないか。 開拓者と、BUG。私達を隔てる、この境界線をね。」 |
ティーヌ 「……仕切り直しだ。」 |
ティーヌ 「大丈夫。問題ない。」 |
(Pn412) 「……色とりどりの夢を」 【ネムムは複数のカードの力をステアすると一気に解き放った!】 |
フィデリオ(Pn412) 「はあ、いえ、思ったより有ったもので」 |
レイス(Pn412) 「目には目を。 とはよく言うだろう?」 |
レイス(Pn412) 「意志、ねえ。 僕にそんなもの期待されちゃぁ困るね。」 |
午前の紅茶会 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ハットマン(Pn412) 「星星のきらめきよ……!」 |
ハットマン(Pn412) 「私はハットマン、Mrs.オルドハットマン。」 |
フィデリオ(Pn412) 「存じていますとも」 |
フィデリオ(Pn412) 「そうした手管の侮り難きは」 |
フィデリオ(Pn412) 「そちらは少々お待ち頂きまして」 |
レイス(Pn412) 「賽は投げられた。 あとはこの場を処理する、それだけだよ。」 |
レイス(Pn412) 「蟲だのBUGだの……全く。 僕達のやることは『目の前の障壁を崩す事』。 君にとって今利益か不利益か。それだけでいい」 |
レイス(Pn412) 「自分の身くらい守らないとね」 |
レイス(Pn412) 「そろそろいい頃だろう?」 |
ハットマン(Pn412) 「奇術の星よ、私に力を!」 |
ハットマン(Pn412) 「手は残しておくもの!」 |
ティーヌ 「私の番かな?」 |
(Pn412) ティーヌ 「さて、君のその眼には一体何者が映るのだろうね。 ……何も見えないなら、よおく確かめてみるといい。」 |
ネムム(Pn412) 「……どんどん繋げるよ」 |
ネムム(Pn412) 「……カードの能力を発動。甘く豊かな香り」 |
ネムム(Pn412) 「……ふう」 |
ネムム(Pn412) 「……そっちだった」 |
ネムム(Pn412) 「……ふう」 |
ネムム(Pn412) 「……良い流れ」 |
ネムム(Pn412) 「……ふう」 |
フィデリオ(Pn412) 「はい、ようくご覧下さい」 |
レイス(Pn412) 「これはどうだい?」 |
レイス(Pn412) 「視えるかい? この蝶の群が……!」 |
レイス(Pn412) 「ざっとこんなものかな?」 |
ルウ(Lv6) 「今日のアペリチフはこいつだ。」 |
マフィ(Lv6) 「先に仕掛けるわ!」 |
ティーヌ 「君は一体何を見ているのかな。」 |
ルウ(Lv6) 「アントレ!」 |
レイス 「それは遠慮させてもらうよ」 |
ハットマン(Pn412) 「残光だけが残りし戦場の星!」 |
ルウ(Lv6) 「活きが良い獲物だ」 |
ルウ(Lv6) 「フィナーレ!」 |
ネムム(Pn412) 「……良い位置」 |
ダフニ(Lv6) 「ちょっと!」 |
ネムム(Pn412) 「……効果的?」 |
ダフニ(Lv6) 「あ〜」 |
ハットマン(Pn412) 「私の星はここにあるのです。」 |
レイス 「それは遠慮させてもらうよ」 |
ハットマン(Pn412) 「残光だけが残りし戦場の星!」 |
ネムム(Pn412) 「……こなかった」 |
フィデリオ(Pn412) 「はぁ」 |
レイス 「それは遠慮させてもらうよ」 |
オリザ(Lv6) 「続くよ。」 |
ダフニ(Lv6) 「かきいれ時ですね!」 |
オリザ(Lv6) 「まだまだ。」 |
オリザ(Lv6) 「こんなものかい?」 |
午前の紅茶会 Chain 列付混乱Lv1(1) 全付混乱Lv3(2) 列心痛疾風Lv2(3) 全治癒活気Lv1(4) 傷心冥闇Lv2(5) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ハットマン(Pn412) 「残光だけが残りし戦場の星!」 |
ティーヌ 「君は一体何を見ているのかな。」 |
オリザ(Lv6) 「やるじゃないか。」 |
ティーヌ 「同じ手には引っかからないよ。 BUGにだって出来ることを、私が出来なくてどうするの。」 |
オリザ(Lv6) 「やるじゃないか。」 |
ティーヌ 「君は一体何を見ているのかな。」 |
午前の紅茶会 Chain 列付混乱Lv1(1) 全付混乱Lv3(2) 列心痛疾風Lv2(3) 全治癒活気Lv1(4) 傷心冥闇Lv2(5) 治癒Lv1(6) 列付混乱Lv2(7) 列心痛火炎Lv2(8) 治癒Lv2(9) 列傷心冥闇Lv2(10) 列低下Lv1(11) 全付混乱Lv2(12) 列心痛氷水Lv2(13) 連治癒活気Lv2(14) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain 付猛毒Lv1(1) 付麻痺Lv1(2) 傷殴打Lv2(3) |
フィデリオ(Pn412) 「さぁて、積み上げましょうか」 |
ハットマン(Pn412) 「奇術の星よ、私に力を!」 |
ハットマン(Pn412) 「あなたはハットマンではない、私はMrs.オルドハットマン」 |
タエドリ 「お待ちかね!」 |
(Pn412) (ぐぢゅ、と音を立てて、その一筆でどす黒く染まった空白が姿を現した。 泡立つような無数の目玉と折れた腕が、地面を這いずる。這いずる。這いずる。) |
ネムム(Pn412) 「……どんどん繋げるよ」 |
ネムム(Pn412) 「……カードの能力を発動。甘く香り高い」 |
ネムム(Pn412) 「……良い流れ」 |
ダフニ(Lv6) 「ちょっと!」 |
フィデリオ(Pn412) 「良い形をしているでしょう」 |
レイス 「感謝いたします……なんてね?」 |
レイス 「ふふ、助かったよ」 |
ティーヌ 「……君の方は大丈夫なのかい。」 |
ティーヌ 「……ありがとう。」 |
ネムム(Pn412) 「……ふう」 |
ネムム(Pn412) 「……ふう」 |
レイス(Pn412) 「これはどうだい?」 |
レイス(Pn412) 「君の相手は僕がしよう。」 |
レイス 「楽しませてくれよ」 |
ハットマン(Pn412) 「まだ有り余る力を……、呼び起こしましょう」 |
(Pn412) ティーヌ 「いや、すばらしいね。この連携プレー。」 |
(Pn412) ティーヌ 「例えば、私達の中の誰かが。 まるで心があるかのように、その表面を演じるだけの存在だとしたら? そう、紙の上に置かれたインクの塊……。つまり、“キャラクター”のようにね。」 |
ネムム(Pn412) 「……まだまだまだまだ繋げるよ」 |
ネムム(Pn412) 「……カードの能力を発動。気高い香り」 |
ネムム(Pn412) 「……効果的?」 |
ネムム(Pn412) 「……良い流れ」 |
フィデリオ(Pn412) 「こりゃあまたムチャするもんですね」 |
レイス 「まだまだだろう?」 |
レイス(Pn412) 「こいつも其の手の事は得意でね」 |
ティーヌ 「君が嫌いなわけではないんだけれどね。」 |
(Pn412) ティーヌ 「人が蝙蝠の気持ちを想像してみても、それがあくまで想像の域にすぎないように。 私達もまた、お互いの感覚を知ることはできないけれど……、それを言葉をすることができる。 ……改めて、君達に問おう。君達は開拓者?それともBUG?」 ティーヌ 「……もしかして、ここにBUGは一匹もいないんじゃあないのかい?」 |
ネムム(Pn412) 「……もう数えてないよ」 |
ネムム(Pn412) 「……カードの能力を発動。心地良い酸味」 |
フィデリオ(Pn412) 「幾つに見えます?」 |
ティーヌ 「悪いね!」 |
ティーヌ 「……君の方は大丈夫なのかい。」 |
エグランティーヌ 「…………。」 |
エグランティーヌ 「…………。」 |
ネムム(Pn412) 「……もう数えてないよ」 |
ネムム(Pn412) 「……カードの能力を発動。強くも優しい」 |
ネムム(Pn412) 「……ふう」 |
ネムム(Pn412) 「……ふう」 |
ネムム(Pn412) 「……ふう」 |
フィデリオ(Pn412) 「はい〜お世話様でございました」 |