ディアーネの一週間

「……なんというか、最初儂はぬしを「星」に例えたものじゃが。
アルカナ的に言うと「月」や「隠者」でも正しいのかもしれんの。
いや、それを言うと儂が「月」、というのも意義ありーという方向になってしまいそーじゃが。

儂の国では月は男性の神のシンボルとされるし、その辺の由来まで考え出すと色々複雑な感じじゃ。
まぁ、占いだとか象徴だとかは、都合のよいところだけ抜き出し信じるべきものじゃな！（本人を前にバチあたり）」

「あんまり世界を一週間で作るようなパワフルな神を信じているわけではないので、これが正解的な聖書は読んだことが無くてのー（わはは）
どちらかというと、精霊魔法などのほうに若干共感を感じる方向じゃしの。
いや精霊魔法の使い手は処刑されるのじゃがカレイディアは。
その辺も王政が力を失い、学院や祭祀殿も力を多く減らしたこの戦いの後なら復興もあるのかもしれんの（まぁ閑話休題じゃ、とばかりに横に何か置くしぐさ）」

「ふむ、つまり依頼先は迷わなかった、という意味じゃったか。
毎度ありーじゃが、うむ、わしももうちょっと鍛冶に力をいれんとの。
やれることは全部やってみる、がわしのここでの基本方針ゆえ、どうしても器用貧乏になりがちじゃしの。
期待に添えるよう、精進する次第じゃー。」

「魔石が少なくなると、投資できる分も減ってしまって苦しいですね。
召喚士さんとご一緒できれば良いのですが。

いえ、私達近接系の者は前に出るのが仕事ですから、これぐらいは当然のことです。
ディアーネさんも占いで皆さんをサポートしているでしょう？（笑顔で）」

「僕の選択…僕は…
これからガードナイトになると、それこそ皆さんの足手まといになるでしょうから、
うん、やっぱりこのまま騎士と戦士の道を進みます！

でもやっぱり魔法で落ちるのはなんだか悔しいですね…（しょんぼりしている）
アビリティや装備の効果で少しでも軽減できれば…」

「強さが落ちてしまったのですね。うーん、呪いを解くのも良し悪しですね。
僕も呪いを解こうと思っていたのですが、どうしようかなぁ。」

「神通力を通して、獣が語りかけてきます。

むぅ、お前は珍しいタイプの人間だな。
でも、お前のいう事は共感できる。我もそういう考えだ。

だが、あの怪文書を出してきた意味は・・・・？
刷り込み？」

「別に気を使わなくていいものを。渡したいから渡したのだ、我は。
それに、ただではない。"仕事"をしてもらっている、その礼だと思えば良いのだ。

・・・まぁ良い。世界の因果律が変わったらしい、試しにお前の仕事を再度見せてくれ。

渡された魔石を見て、ふと獣が笑った・・・・ような気がしました。」

「おっと、そうだ。要らんかもしれんが持っていけ。
見るか見ないかはお前次第だ。

渡された紙を見ると以下の事が書かれていました

愛運・・・☆☆
思いがけない人に好意を寄せられそう。その気が無いなら断って。

仕事運・・・☆☆☆
雁字搦めになる可能性。行き詰ったらリラックスを。

金運・・・☆☆☆☆☆
この機会に自己投資を惜しまないで。近いうちに効果が期待できそうです。

ラッキーアイテム：金平糖」

「……はて、いつもの私の姿ですね。
…どうやら元に戻ったようです、お騒がせしました。
しかし残念です。カモノハシ姿の自身を見てみたいものだったのですが…。あぁ本当に残念だ…。」

「…なるほど、すばらしい着眼点です。
しかし、姿が元に戻ってしまった今となっては過ぎた夢というものでしょう…。
非常に惜しいことをしました、せめてパニックにならずに冷静な考察ができれば…。
この失敗、次回には活かしてみせます、きっと。」

「ふむ、元の姿に戻ってしまいましたが、踊りが見たいとあらば覚えてる限りで再現してみましょう。」

『ヨーチンはふしぎなおどりをおどった！！』

「…いかがでしたか？大体あってると思うのですが、実物と比べられないのが残念ですね。」

「ほう、荒療治ですか…。
……一応どのようなことをするのか、内容をお聞かせ願いますかね？
えぇそうです、お恥ずかしい話ですが実は既に後遺症が発症しておりまして。
どうもミミズを見てると食欲がわいてしまうというとんでもない後遺症がですね。」