No-49 おでん屋台ぐんぐにる

「ふぃー、一仕事終えたってカンジ。
　……って、なんかおとなしいなあいつら？
　あ、こっちも秋の新作とかおまかせでよろしくっ
　冷えこんできたからおでんがまた旨ぇよなこれから。」

「＞親父さん
ひょっとして、この世界、CO2の過剰排出でこんなに暗い訳？
そりゃ確かに25%の削減が。いえ、それでも足りない気がするわ。
こんな魔女の世界になっても経済界は反対するのかな。
現実的数値が大切なのは分かるけど、魔女も少しは環境に気を使うべきよ。
クジラは賢い生物だから牛を食べましょう……あれ？

とりあえず、この常闇が晴れたら神様を信じるわよ。
もしくはキノコが都合よく生えてるなら？」

「はは、そりゃもっともだ（肩をすくめて同意）
となるとー、だ。いっそコント用 兼 攻撃用の偽おでんでも作……ってそうだなもう。

Σ太っ腹だなそれ！　……って、銀貨サンドしたお菓子とか、気づかず噛んだらすげぇイヤンなことになりそうなんスけど！？

そーいや近々ハロウィンでお祭りがあるらしいけど、その間ここもハロウィン仕様にすんの？　カボチャは出すみてーだけど」

「（あちこちの戻り具合を見て）
……そういやこないだでクジ期間おしまいだったんだっけか。
次のクジは12月ちょい前くらいになんのかねー」

「丸い物を見て月を想像する。
うむ、風雅なものじゃのーまぁもう終わったから早速食べてしまうわけじゃがの！
里芋は市販のものじゃと成型したものも多いし、なんだか普通に天然ものを食べるのは久しぶりな気分じゃの……（箸でつつきつつ）」

「やっぱりポンコツロボットにコンファインすると、塩水で錆びたり水に沈んだりするのじゃろうか……？
港はまだ先じゃが、防水必須そうじゃの。
いや、秋刀魚やおでんが動力なら全然平気なのか？（なんかその辺2名ほど興味深げに眺めてた）」

「＞店主 さぶあーむ工房にしても、あとりえ工房にしても、りぺあ工房にしても、過剰な人員を他所に紹介するような形を取れぬものかのぅ…。このままでは偏るばかりで一部の者が一向に修理にしろ強化にしろ、できなさそうじゃ。


ふむう、異世界の英霊と契約するにはそのように多分に面倒な事をしなければならないのか…厄介じゃのぅ。そしておぬしのところの戦乙女は怖そうじゃな。本気で怒らせたら槍が飛んできそうじゃ。」

「ほんじゃ、ちょい焦がすくらいで焼いて欲しいな！　あは、楽しみ！」

「まぁ、嫁かどうかはスルーして、秋ナスは嫁に食わすな、て、姑のイジワルかと思てたらちゃうねんなぁ？
ナスはお腹冷やすからよぅないちゅう真心やってんなぁ、えぇ話やね。」

「肴はあぶった〜いかでいい〜ってね
暖まるわ…そうそう、楽しくいきたいわね」

「おでんおでんー。エネルギー足りないんですよー。」

「わぁ、そんなとこで寝ちゃだめですよーう！」

「主神様に、盾を鍛えていただいたら……。
輝きが違うのが分かりますね、素晴らしい仕事ありがとうございました！

ロボットというより、アンドロイドと言った方が正確そうですね。
姿形まで変わらないのは、ボク達英雄の魂に力があるからと思うのですが、そうなるとカモノハシの力は英雄以上ということに……？

……そして、この身体錆びるのでしょうか。錆びそうなので気をつけておきます。」

「ゴホッ……。」

「ふぅ……。ああ、忌々しい事だが、確かにカモノハシ化はこれで二回目だ。」

「一体我に何の恨みがあると言うのか……。
　何時か。…何時か倍返しにしてくれる……。」

「カモ心地か…。こう、なんというか、だな。
　……結構(もこもこしてて)悪くなかったのが、輪をかけて不快であった。」

「こんばんはーっ。私にもおでんくださーい。お勧めは何ですか？」

「焼き秋刀魚は、大根おろしを乗っけて食べると美味しいですよね。
でも秋刀魚は新鮮なのを刺身にして食べるのが凄い好きー」

「＞じっさま
生憎貧乏なんでなぁ。暫くはこのくたびれたナリよ。
なーに、俺が死ぬわけじゃねえ。」