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Diary | ||
(彼女の日記帳) 境遇を嘆く事勿れ、未だ此処には一滴の涙。選択権を私は有する ―― 陽の当たる道か?風の往く道か?茨の道か? 夢想は罪で無く、祈るのは ―― 大地のぬくもりか?上弦の月か?青い空か? 血と骸を注ぐ杯とは此れ如何に ―― 棺を以てか?夜を以てか?剣を以てか? 産まれいずるを何にと思う ―― 星にか?夢にか?運にか? 記憶が曖昧なのだが、何時か昔にそうした質問をされた事を覚えている。動物園に居た時か―― いや、まさかそんな時分におかしな質問などされるまい。私は其の時はただの獅子であったのだから。そうなると軍の研究所での記憶なのだろうが、どうにも誰に何処でどう問われたか思い出せない。選択は、風の往く道を。祈りは大地のぬくもりに。棺を以て杯とし、星に思う。私はそう答えた。 傍らで別の男が―― 恐らくは人間か、亜人の類なのだと思う―― 歩きながら答えている。陽の当たる道を。祈りは上弦の月に。剣を以て杯とし、運に思う。最後に運と答える時、其の男は笑っていた。瞼に顔はまるで思い描けぬが、若い口元が笑っているように思う。其の反対側の傍らには何か薄い白色の影が居て(其れもまた動いていたので、在る、ではなくて居る、なのだろう。)ぽつぽつと途切れ途切れに答えていた。茨の道を。祈りは青い空に。夜を以て杯とし、夢に思う。 誰が其処に居るのかも、思い出そうとすればするほどにまるで惣闇に包まれていくようだ。乾いた風が地面を攪てていた。 今此の戦いに於いて何ら役に立たない記憶ではあるが、最近考える事が多い。交信の門、涸れる涙の道、星降る極座………。 此の常闇の地平は、私の夢の中でありながら元居た地平とも全く異なる、極方異次元界である。其処に何ら繋がりは、個人的にも―― 恐らく次元的にも無いだろう。私が喚ばれたのは、英雄と一括りにされた中の偶然。しかし動物兵が英雄になるなど私は考えられない。確かに人間の兵と比べて勝る点も有るが、同じ様に劣る点も有る。陽の当たらぬ、唯々うらさびしくも涼やかな風の往く道。獣は大地に産まれ、大地を這い、死んで大地に還る。棺を以て―― 死した後は星に。其の軍功は一切称えられる事無く、存在も無いものとして、墓の建てられる事も無い。唯一名もない大雑把な戦勝の碑に星の勲章が刻まれるだろう。 陽の当たる栄光の道を歩むのは、ファルケイト―― 三日月が如く剣を煌めかせ、豪運もまた己が実力とする彼は何者か。いや他の誰でも、英雄たる働きを見せた兵士は数多く居るだろう。何せ大戦となると多くの国の其処彼処に戦場は在るのだから。―― 其の故に。何故、私が此の地平に居るのだろうか。動物兵は後世に其の名が伝わる事は無い。祖国のため、女王のため、何より人間のために、あってはならないのだ。 ……誰かが、私を後々に覚えている。あの影の人物か、或いは其の選択を継いだ誰か。嬉しくも無いし厭でも無い。ただ、不思議だ。 茨の道を生き抜き、青い空を駆け、夜には戦の夢を見る。交信の門をくぐりながら、常闇の空を仰ぎ見る。あれは誰なのだろう……。 ―――――――――― (彼女の走り書き) \ がお / ちなみに鳴き声ではなく、発声している。間抜けだ。 |
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今回の滞在 | ||||||
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Message(Personal) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Message(Linkage) | ||
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Market(入札) | ||||||||||
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Market(入札結果) | ||||
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Ability Setting | ||
アビリティを装備します。
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Item Setting | ||
装備品を整えます。
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Skill Setting | ||
スキルを装備します。
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アイテム工房(発注) | ||||||||||
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アイテム工房(発注結果) | ||||||
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Schedule | ||
……
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Grow | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
依代の浸透……
レベルアップしました(EXP-120)
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Event | ||
『常闇の祭祀殿』に張られた結界が魔石を霧散させます……。
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攻略の時間になりました!! | ||||||||||
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