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Diary | ||
(彼女の日記帳) 山の麓の街は毀れ、留まる事も無く神殿への一つ道を進む。道の先は坂が続き、頂きには削り出されたかのような祭祀殿が遠くに見えた。此方から見上げれば遠い先は常闇の雲間に蹲っている様で、私達は例えば深海に眠る鸚鵡貝が大地を夢見るのと似ていて、大気の深い深い底に沈みこんでいるのだと思う。尤も深海に降る雪は実はデトリトゥスで在り、エトランジェらの灯す白色矮星が如き明り…其れは、未だエトランジェらの魂は―― 喚ばれた元の地平ではどうあれ、常闇の地平に於いては―― 生きている事を示す、と云う違いは有るが。(とは言え、英雄達が造られた幻術か或いは幽霊であったとしても、魔術に疎い私が気付かぬだけなのやもしれない。) あの祭祀殿に此の国の神は居るのだろうか。神格の存在は私の元居た地平では驚く事では無い。善悪の違いは受け取り手に委ねられるが、兎も角神格は実在し神の力も実在する。そのためか神殿は魔術師ギルドと並ぶ程に強力な権限を有する超国家的組織であった。 私自身は戦場に於いて、チャプレン以外には殆ど司祭や神殿騎士を見た記憶が無い。彼らは独自の理由により戦いに身を投じる事自体は決して少なくは無いが、其れでも軍属や個々人で戦う者は珍しかった。逆に魔術師は、傭兵にも、そして軍属―― マグスと呼ばれる彼らにも知人が少なからず存在した。しかし彼らもまた、呪術師は祖霊から力を得、錬金術師は祭壇にアタノールを灯し、占星術師は惑星霊の加護を願い、ウィッカは月の女神に祈りを捧げていたのを見るに、多くの魔術は宗教と不可分なのだろう。其れは、信仰なのか術式なのか私には判らない。 故に、と言っていいのだろうか、此の祭祀殿一帯でも魔術師達は学院と似た庇護の下に在る。ソムナンビュリストも例外ではない。彼が有りと有らゆる神格の一切を信仰もせず関心すら持たぬ不信心者であっても、庇護されているらしい。 それとも、と思ってソムナンビュリストに常闇の神か或いは別の何かを信仰しているのか、と尋ねてみたが、返答は至って予想の範疇内であった。曰く、獅子こそが羊の全て。崇拝も心酔も熱狂も全ては獅子のもの。そして彼は、笑ってこう言った。――― 神の神性は、確かに在る。だが神の神聖は、信仰なのか妄想なのか。 ああ、かの見えざる桃色の一角獣の蹄に、決して靴の履かせられることなど無きように。 ―――――――――― (彼女の走り書き) ユカタとは何だろうか? |
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今回の滞在 | ||||||
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