Infomation | ||
|
||
Diary | ||
(彼女の日記帳) 屋内で在るが故に門の周辺程に開放感は無く、応接間や館と比べてもどうにも狭く息が詰まるように感じる。広さ自体は決して他に劣らぬのだが、読書狂の名に違わぬ数多くの書架が化石化した森の様に、或いはまた塀か塔の様に立ち並んでいる所為なのだろうか。学徒のみならず本や枕(しかし何故、寮でも無い学院施設に枕が有るのだろうか?)までもが侵入者を一律に排除しにかかる今は、本が目一杯詰まっているのを見るだけでも警戒してしまう。召喚士殿が制圧を宣言した以上は安全だと頭で理解はしていても。 畢竟、本に視線を遣る機会が増えた私は、ソムナンビュリストが座ったので其の膝の上に座り背表紙に視線を滑らせる。特に興味を惹く題名は無い。 書架の其処此処では他のエトランジェらの点けた灯りが揺らめき、また天井に反射し、人の息遣いやざわめきなどからも近い周辺に誰かが居るのは判る。 しかし私とソムナンビュリストが腰を据えた通路は、一方が隅になっている袋小路で、もう一方の通路先も単に見ただけではまるで果てしなく延びて闇に溶けている様だ。時折別の誰かが近付くと光が揺れ、更に先で複雑に分岐し折れ曲がり、果てには視線を飲み込まんばかりの渦の巻いているのが見えた。 地図も無く単身で乗り込めばたちまちに方向感覚を失う樹海―― 不意にそう聯想させる書架は、では私達の居る片隅は、樹海にすら顧みられず見捨てられ、時間すら丸ごと忘れ去られた虚ろな叢なのかと思う。 視線を通路とも書架とも違う宙に転じれば、棚に収まりきらなかったのか僅かばかりの本が寄方無く浮いて漂っている。 其れらはどれも皆、私が元居た地平で昔、読んだ物だった。 ―――――――――― (彼女の走り書き) チクワよりジャーキーが好きだ。 |
||
今回の滞在 | ||||||
|
||||||
Message(Personal) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Message(Linkage) | ||
|
||
Market | ||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
Ability Setting | ||
|
||
Item Setting | ||
|
||
Skill Setting | ||
|
||
アイテム工房 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
Schedule | ||
|
||
アイテム工房(支払&次回の予定) | ||||||||
|
||||||||
攻略の時間になりました!! | ||||||||
|
||||||||