Infomation | ||
|
||
Diary | ||
(彼女の日記帳) 獅子宮の日であったのは確かだが、其れ以上には覚えてはいない。――と言うよりは寧ろ、興味が無いと表現するのが正しいのである。 私の誕辰の話だ。 獣は己の誕辰など覚えはしないし、誰にも記録されぬ故不明の儘になるのだろうが、私は野生でない点、多少違っている。 私の様に国内の動物園で産まれた獅子の子は珍しかったし、私の飼われていた其処は王都の真ん中の最も賑やかしい都会に在った。獅子と言えど赤子となれば見目も声も大柄な猫とそう変わらぬし、私も今よりは大衆受けのするような面構えであったろう。 兎も角、国内でも僅かな例しか無い獅子の二世の誕生、其れも町中の動物園でとなれば当時は多少新聞の枠を賑わせたのである。そして其の記録は、私が陸軍に引き渡された時同時に伝えられていた。 だが其れは兵士となる上で重要な情報ではない。星の力を魔術に変える術師ならまだしも、陸軍の兵士にとっては尚更だ。知ろうともしなかったし、周囲が態々教えてくることもなかった。 ―― 私が己の誕辰について知るのは、獅子宮の生まれであること。 其れは唯一興味を覚えた情報であり、ソムナンビュリストから齎された物であった。 (今から思い返せば何故ソムナンビュリストは私の誕辰の日付を知ったのであろうか。彼は私以上に私を知っている場合もあるため恐らくは調べ回ったかソムナンビュリストの力でもって情報を入手したのだろう。よくよく考えれば――考えなくとも、間抜けな事に時間を費やす男である。訴えればストーカーか何かの行為で犯罪になるのではないだろうか?) 黄道十二宮、獅子の宮は七月の下旬から八月の下旬までの一ヶ月弱。 そして獣帯を其々に分かつ領域に於いて、此の獅子宮は白羊の宮と共に在る。 普通、此の時季にしし座は見えない。 空に確かに存在はしているが、太陽と共に上るが故に確認は難しいのだ。 しかし、と私は思い直して空を見上げる。夜空を。 ――― そう、此の地平は常闇のカレイディア。夜を繰り返す暗き地。 長らくの休みを経て、再び進軍を開始したエトランジェらのざわめきを吸い込むような黒の空に、私の星は見えるのだろうか。 ―――――――――― (彼女の走り書き) ところで私の制服を見てくれ。こいつをどう思う? すごく……しょうがくせいです……。 |
||
今回の滞在 | ||||||
|
||||||
Advice | ||||||||
|
||||||||
Message(Personal) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Message(Linkage) | ||
|
||
召喚士におねがい | ||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
Ability Setting | ||
|
||
Item Setting | ||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
Skill Setting | ||
|
||
アイテム工房 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
Schedule | ||
|
||
アイテム工房(支払&次回の予定) | ||||||||||
|
||||||||||
攻略の時間になりました!! | ||||||||
|
||||||||