No-49 おでん学食ぐんぐにる

「（熱々のロールキャベツチーズ乗せをつまみながら）
　ひひ。まぁ、サービスも終了だけどな。
　ぉー、いけんなこれ…美味ぇわ。
　まぁ、夏は夏で水着とかでいーんじゃねーの？
　……でも、夜の海だとどうも薄気味悪ぃんだよな。」

「……お？　学食になったのか。へぇ。
　学食ってはじめてだな。あたしはほら、ガッコー行ってねーし。
（冷やし中華はじめましたのノボリを物珍しそうにいじってる）」

「ふむ、久々じゃな。
季節も変わり、暦の上ではおでんはそろそろ辛そうじゃのー。
主神も別の料理を出すことを考えねばならんの。
……夏の間のおでん屋とか、一体何を商っているのじゃろうな？（はて）」

「まぁ季節が変わったと言っても、常闇じゃからさっぱりわからんがの！
あれじゃな、核戦争後のシュミレートみたいにむしろ夏どころかこのまま氷河期に入ってもおかしくないのかもしれんのー？
日光による気温の上昇とかまったく期待できん。」

「ないとなると、それはそれであの暑い日差しを浴びたくなるものじゃ。
暑かったら暑かったでうんざりするのじゃろうが、の（わはは）」

「何だかすごーくすごーく長い時間待ってた気分。
真っ暗だから良くわかんないけどね。」

「それにしても真夏におでんとは、素晴らしい組み合わせね！超クールよ
おでんもたくさんいただいたことだし、お礼代わりにヤクルトを受け取ってくれるかしら、部下さん達にどうぞ！
（ヤクルトパックを３パックほど置いていった）」

「‥‥‥‥。」

「‥‥‥‥‥はっ？！」

「‥‥なんか俺、軽く意識がお花畑してたよ？」

「ちょっと意識が蝶になってる間、
美内先生ばりの白目で語っちゃったかもしんないけど
ま、記憶のタンスのすみっこにおいやっといてね？」

「ま、それはともかくとして、
茶碗蒸しありがとね、茶碗蒸し。
つやっつやのたまごの照りが食欲をそそるねえ」

「‥‥で、今度はどんなびっくりどっきり料理なんだい？」

「…（もぐもぐ）。」

「えええええええ！？」

「どんどん猫っぽくなってる！？ま、まさかまだ呪い進行しているんでしょうか！？」

「再開幕――ですね。
また、美味しいおでんにお世話になりますよ。
ところで次の地は学院ですが、学食というおでんやさんにとっての商売敵は存在するのでしょうか……？
(出された餅巾着をぱくつきながら、ふとした疑問を口に出した。)

この先は近接には厳しそうな感じですが、わたしは頑張ります。
（気合を入れるためなのか、ウーロン茶を一気に飲み干した)

>ネーヌさん
（姿を見つけて近寄り。)
ここでお会いするのは良い機会ですし、美味しいハンペンをご馳走しますね。
おでんやさん、ハンペンを二人分、わたしの分もお願いしますー。」

「＞オデン神

お久しぶりね、神様。ご機嫌いかがかしら？



さっきの拠点で随分長いこといたけれど…世界も少し変化したのかしらね。

ついに新しいところを攻める…か。ま、あんまり攻略には興味ないんだけどね。私はご飯のタネがあればどこでも行くわよ！（ケラケラと笑いながら。



再会を祝して、主神様にお酌したいのだけれど、いいかしら？

（またまた懲りずに色目を使っている。」

「眠気覚ましに、また熱いもの食べに来たよ。
ええと、餅入り巾着ください。なるべく熱いやつ」

「…怪鳥平原は食用にもできそうな生き物が結構居たけれど、学院では何が出てくるんだろう。
美味しそうなのがいるといいね。新メニューにも密かに期待」

「パップラドンカルメを知る世代は、半々と言う所でございましょうね？
実在するのならば『ネクタル』のような『アンブロシア』のような？
さて
大根しか無いおでんでも私は一向に構わないのでございますよ
何故なのかは
――あれは何時・何処の記憶であったか？――
私の記憶には無いようですね、ふむ。
とにかく頂いておきましょう……。
おおこれは美味！！」