バレンの一週間

「今回の攻略拠点は「怪鳥平原-捕食する蔦」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「……4件のメールが届いております」

「私は天蓋付きのベッドでお姫様ですよ。
姫じゃないけどお姫様ベッド！！
その下で襲撃に備えて寝るのが基本です。

天使だけに高尚なんですね。
天使ってみんな公証でエレガントなんですか？
みんなバレンさんみたいにスキン。

情報検索サービス――
たまに私達が検索してから、誰かが回答を作っているように見えるんです。
検索は監視されている。
果たして、情報精度はどこまであるのか？」

「ええ、緑繋がりです。
でも天地はそんな格好いい声してなさそうです。
どっちかというと、砂漠戦用の機体に乗ってそう。

『魔女と戦国自衛隊の関連性』――
実は私もそれを少し考えていたのですが、
それって全滅エンド確定じゃないでしょうか？
歴史の欠けた要素を補完する為の召喚なら、
歴史が元の流れに修正された段階で異物は不要に。

歴史の流れに我々は抹殺されるかもしれません。
元の世界に戻す形ならいいんですけどね」

「拾いもんかよ！　この世界の裏通りっつーと、何故かカモノハシが群れてるようなイメージあるんだよな……ナースカモノハシ……」

「ん？　礼言われるようなことなんてしたっけか？(ﾆﾔﾆﾔ」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」