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Diary | ![]() |
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幼いころに真っ白な兎の人形を大事にしていた覚えがある。 可愛くて好きだったのでどこに行くにもだっこして運んでいた。 ごはんを食べるときも寝るときもいつもいっしょだった。 おふろに入るときに連れて行こうとしたら、 おふろ嫌いで入りたがらなかったから空気を読んでやめておいた。 ところが5歳となった日に母が人形を取り上げてしまった。 誕生日だから何かもらえるならまだしも、 お気に入りの子を取り上げられてしまうとは夢にも思わなかった私は思わず面食らった。まめでっぽう食らった鳩も顔負けの具合だった。 うさちゃん。 「ぽぴ。 貴女はまだ小さいとはいえ由緒あるぱぷ家の娘、よ。 5歳を過ぎた日から、 私物はぴこはんを除いてすべて撤収される掟――― 辛いかもしれないけど、従わなければならないわ」 ・・・どおして? しぶつってなに? わからない。 うさちゃん、かえしてよう・・・。 その時だった。普段は無口なうさちゃんが、 母親の腕の中で顔をあげ、私の目を見て、こう言った。 “ぽぴちゃん! 泣かないで。 わたしはだいじょうぶ。今はこんなナリをしているけど、 本当は……ウサギ王国の、王女なの。 革命が起こって危なかったから、こっそりこの世界に隠れていたけど…… そろそろ戻って政権を取り戻そうと思う。 合い言葉は いえす うぃー ぴょん ! よ。これしかないわ。 今まで、いっしょに遊んでくれて、ありがとう。楽しかった。 つぎに元気で会えたら、 そのときはとびきりおいしい人参をごちそうするわ。 それじゃあ……またね!” そう言ったきり、うさちゃんはまた喋らなくなってしまった。 当時涙もろかった私はまた泣きそうになったけど、うさちゃんの目を見て必死に頷いた。 人参はあんまり好きじゃないから別に要らないけど、それは言わないでおいた。 はっきりと聞こえた声だけど、なぜだか母には聞こえなかったようだ。 きっと心の汚い大人には聞こえないに違いない。 それから母につれていかれたうさちゃんが、 その後どうなったのかは知らない。 無事に政権を取り戻せていればよいのだけど…… そう思ってぴこはんの素振りをする日々を送っていた。 ―――そして今、私の目の前に、別のうさちゃんがいる。 こっちの暗い世界に来てから、 戦いの中でよく会うなぁとは思っていたけど、 気がついたら毎回同じ戦場に立っていた。 追跡されてるのかと思ったけど、相手も知らないみたいだった。 そのうさちゃんはボロボロの服を着ていた。 お顔と体は女の子で、耳とかしっぽだけ、 ウサギの白いそれをもってる、うさちゃん。 かわいいから、もっとおめかしすればいいのに。 そして昔、うさちゃんを色々、 着飾って遊んでいたことを思い出した。 ぴこはんを握りはじめてはや5年、 情という情を捨てるよう、 無慈悲冷徹なぴこはん者として育てられてきた私だけど。 昔のうさちゃんとは、違ううさちゃんだけど。 なんだかほおっておけない気がした。 こっちをちらちら見てるうさちゃんの前にずいっと歩み寄って、 こないだ拾った指輪と腕輪を、無理矢理押し付けてきた。 「それ、あげるね。 耳とか腕とかに、はめてみてね。」 びっくりしたのか、うさちゃんは目をぱちくりさせた。 勝手に満足した私はスタスタとその場を歩み去った。 後ろで何か ますぅー とか言っていたような気がしたけど、 「釣りはいらないぜ」と言って颯爽とその場を去った私。我ながらかっこいいと思う。 ……その直後に戦場でまた鉢合わせたけど。 |
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