Infomation | ||
|
||
Diary | ||
(彼女の日記帳) 聖ウァレンティヌスの祭にも咽るような甘い大気の他には何も無く。 思えば私本来の肉体の在った地平でも、此の日ばかりは何か縁担ぎのような意味合いで小さなチョコレートの欠片が兵士達に配られていた。 人間以外、私達にも――創られた兵士は、好き嫌いこそ有れ体質上食えぬ物はそう多い訳でもない――配られ、あの頃から閉口していたのを思い出す。 年が下の者らに多くを分け与え、しかし上から配られた物を無碍にする訳にもいかずに義理に足る量だけは端を齧っていた。 肉体の移り変わったところで魂が変わるはずも無く、此の常闇の地平でも私は変わらずチョコレートが苦手である。言わば豆を砕いて煮やして固めた物だ。 糖分補給、速やかなエネルギー確保と言われれば僅かに心も戦ぐが、どうにも気の重いのに変わりはない。 ただ、此の常闇の地平にて思うのは、此処ではバレンタインデーは――最早ウァレンティヌスの名を出す事すら似付かわぬ――戦の縁担ぎでも無ければ厳かな儀式でも無い日。 味の選り好みや栄養摂取、昔昔の聖人と由来、諸共を抜きに捉える。男女の遣り取りに友人同士での交換、世話になった者への礼から単なる義理でばら撒く者まで。 私の眼に其の印象は、平和の弛みと呆れ半分に映ったが――もう半分は、私やソムナンビュリスト、そして此の地平に在らざる同志らの目指す勝利と齎される平和を匙一つ程に未来から掬い上げ、今に溶き混ぜたようにも思えた。 指先も視線の先も辿れぬ程の常闇に、一つ何かをよすがと据えて誰かと心を分かち合う。 悪くは、ない。 ―――――――――― (彼女の走り書き) こ、これはバレンタインデーのチョコレートでなく 戦闘の合間の配給品なのだから勘違いせぬようにな! 一言目を吃らせ、最後に感嘆符を付ければどうとでもなると言う良い見本である。 |
||
今回の滞在 | ||||||
|
||||||
Message(Personal) | ||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
Message(Linkage) | ||
|
||
召喚士におねがい | ||||||||||||
|
||||||||||||
Event | ||||||
|
||||||
LvDown | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レベルダウンしました
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Market | ||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
Event | ||||||||
|
||||||||
Ability Setting | ||
|
||
Item Setting | ||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
Skill Setting | ||
|
||
アイテム工房 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
Schedule | ||
|
||
Lvup | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レベルアップしました
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アイテム工房(支払&次回の予定) | ||||||||
|
||||||||
Event | ||||
|
||||
攻略の時間になりました!! | ||||||||||||
|
||||||||||||
Event | ||||||
|
||||||