Secret Sphere
<<Week8
-WEEK9-

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Smart Diary
ワカメ
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 ―――日記を捲る音が聞こえる―――。


 勝手な人だ、と。今までを振り返ってそう思った。
 独りで決めて。独りで決め付けて。相談も無しに、独りで抱え込んで。
 その度に、こころが、きゅうっとなる。うまく言葉に出来ないけれど、どこか、恐らくはこころと呼ばれるなにかが、傷付くような気がして。

Icon 今思うと、寂しかったのだと思う。置いてけぼりにされたような気分で、自分が遠くに残されているような気分で。けれどこの時のぼくには、まだ“寂しい”という感情が分からなかったのだ。

 ぼくのことを信用も信頼も出来ない事くらいは、分かる。だけど、せめてエマさんにだけは沢山相談したってよかったはずだ。
 直感的な物か理論的な物かは分からないが、あの人は、たぶん人が何かを抱えていることに気付ける人で。だけど、気付いても、躊躇ってしまう人だから。
 だから、「助けて」の言葉が必要なんだ。
 そして、「助けて」の言葉さえあれば、きっと友達のために全力を尽くせる。
 そう言う優しさを持った人だ。

 リリーさんの優しさは、ある種とても純粋な願望、欲望に集結するのだと思う。とてもきれいな想い。
 叶えられるものなら叶えたい。それに向かって進むのなら、それの力添えをしたい。
 でも、だけど、ぼくはぼくは悪魔じゃなくて、人間、だから。
 ぼくは、ぼくの自分の意思で、生きてみたい。



 ぜんぶ終わったら、みんなでどこか遊びに行けたらいいな。

――――――――――

 最後にほんの少しだけ、自分の願いを書き記すと少女は筆を置いた。
 「フク」と呟くと、いつの間にか其処に居た使い魔へ口を開く。

 けれど、開いた口からは言葉は漏れず。開いては閉じてを繰り返す。
「あるじ」
 それを見ている使い魔は徐に語り掛けた。
「なしたいことが、あるのか」
うん」
「それは、なすべきことか」
分からない」
「それでも、なしたいのか」
うん」
 ならば、
「いくと、いい。こうかいの、ないように」
「――うん」
 少女は――否。幸は立ち上がり、歩き出し、使い魔の方を振り返って。

Icon「ちょっと、喧嘩してくる」
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パーティメッセージ
ワカメ
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PNo.207 フォーチュン=リリー
からのメッセージ:
Iconリリー
本当を言えば、速やかに逃げて欲しかった。
 私のエゴであることは承知の上ですがそれ以前に
 お二方にそれを話すのが遅すぎたのかもしれません」

Iconリリー
「けれど、今からでもどうか戦地を離れる決断を
 戦闘が始まれば、私は貴方達を優先して守ることはできません
 私は、たとえスペリオルの方であっても平等に守る
 そう決めておりますから


 ですので、作戦会議室で言いました通り
 出来る限り自分の身を自分でお守りくださることを
 第一の前提に持ってくださることを願います。
 それは、療術士いえ、私にとって一番の助けとなります。

 ただでさえ多くの負傷者が予想されるのですから
 私や他の療術士の方がいかに尽力しようとしても、自ら進んで
 大怪我をしに行く方ばかりでは、どうしようもなくなる

 我儘ながら、私は何人たりとも取りこぼしたくないのです。
 ですので、もしどうしようもなく生きるのが嫌でないのであれば、
 お願いです、どうでもいいと命を投げ出すような諦めではなく。
 命を諦めない覚悟こそをそれはリミッター解除をしないとしても
 それこそも、また覚悟のはず私はそう思いますから
Iconリリー
「ごめんなさい、話が長くなってしまいました
 そういえばお手紙で送った内容と重複することですが、
 私の口から直接言いたいので

 素敵なバスボムとアロマを買ったんです
 魔法道具の、どこでも使える浴室と一緒に

 ですので、今度一緒にまた、あの時のようにお風呂をして」

Iconリリー
お茶会をして、お買い物もして、部活や同好会などの見学もして」

ぽろぽろとリリーの頬を涙が伝います。
Iconリリー
ごめんなさい、やっぱり私、お二方にあの戦場に立ってほしくないわ誰かが為さねばならないという環境に変わりなくてもそれがお二方であってほしくないの私、本当はね、怖いの他者と他者が傷つけあうのが、何よりそしてそれを理論でなく心の迷いなくできてしまう人が怖いのよ

それはかつて夢の中でエマさんに打ち明けたことと近しいこと。
しかし、今ここでは打ち明けてはいけない事だったのかもしれません。
いいえ、本当はもっとずっと。押し潰し続けてきたことすらある
Iconリリー
でもね、それに罪はないの。罪は見出すからあるのだから。
 戦場では、そうしたことの為せる方の
 それこそが英雄の素質にもまたなるでしょう」
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メッセージ
蟹
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PNo.97 ジェード・ストーンリバー
にメッセージを送った。

PNo.182 レナエル・クラルティ
にメッセージを送った。

PNo.360 メリク・シドロス
にメッセージを送った。



メッセージはありません。
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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コミュニティNo.628 シュトゥルム寮玄関
で、0人の発言がありました。
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アイテム
ワカメ
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幸はアイテムNo.7 コンバットレーション を食べた。
幸はMHPが増加した。
幸は回避力が増加した。
幸は回避力が増加した。
幸は素早さが増加した。
幸は素早さが増加した。
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魔法学園の声
ワカメ
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Icon
学園長
「あははは、ほーらとって来い!」

Icon
チャーミィちゃん
「ワワワワン!! ワワワン!!
(もっと!! 遠くに!! 投げろ!!)」

Icon
学園長
「ははは~そうかそうかぁ、チャーミィちゃんは可愛いなあ」

Icon
チャーミィちゃん
「ワワワン! ワッフン!!
(当たり前!! オレサマ超絶プリチー!!)」

Icon
学園長
「うんうん、今日のごはんは
 オニオン抜きのまほたま丼がいいんだね、わかったよ」

Icon
チャーミィちゃん
「ワワ!! ワフン!!
(いや!! 肉が良い!! 肉をよこせ!!)」

Icon
学園長
「うん? そうかそうか、そんなに嬉しい?
 まほたま丼おいしいよね」
Icon
チャーミィちゃん
「ワワン!! ワン!!!
(オレサマの!! 話を!! ちゃんと聞け!!)」

Icon
学園長
「そうだねえ、晴れるといいねえ」

Icon
チャーミィちゃん
「ワワンワ!!!
(キサマ翻訳機能で通じているだろうが!!)」

Icon
学園長
「あははははは」
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ランク戦
ワカメ
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レイド戦
ワカメ
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レイド戦終了
ワカメ
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幸 は 511 SCを報酬として入手!
幸 は 26 TPを報酬として入手!
幸 は 51 RPを報酬として入手!
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探索
ワカメ
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探索中. . .
はSCを280、TPを18手に入れた。
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《探索学》
ワカメ
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Icon
ジル先生
「探索術の授業を始める。
 ボサっとするなよ、置いていくぞ」

Icon
ジル先生
「前回はトラップの話をしたが、今回はトラップに似た、
 条件付きの障害物についての話をする」

Icon
ジル先生
「ありとあらゆるダンジョンの中には、稀に条件を達成すると、
 障害が取り除かれるような仕組みが点在することもある」

Icon
ジル先生
「具体的な例を出すと、一定の魔力を注ぎ込むと通路が現れる、暗闇を一定の光で灯すと別の道が視える、等……」

Icon
ジル先生
「挙げるとキリがないがそう言った類いの障害物が存在する」

Icon
ジル先生
「大概はムシしてもかまわない事も在るし、
 下手に準備不足で挑んで痛い目に遭う事も在るだろう」

Icon
ジル先生
「この手のもので厄介なのは、
 その障害を除去せねば先に進めないというものだな」

Icon
ジル先生
「事前の情報があるならばまだしも、
 最悪かなり進んでからどうしても引き返すことになる事も在りうる」

Icon
ジル先生
「そうならんよう、出来る限りの情報を事前に集め、
 さらに先を見越して、突入前に準備することが大事になる」

Icon
ジル先生
「探索とは、探索先に赴いてからではなく、
 探索前から既に始まっているといっても良いだろうな」

Icon
ジル先生
「ま……
 下手に怪我をしたくないのなら慎重になれということだ」















Icon
ジル先生
「……時間だ、終了」

Icon
ジル先生
「探索に関する魔法は様々だ。
 戦闘を主に担う者も、多少は野外活動に慣れておくと良い」

Icon
ジル先生
「チーム全体の生存率が上がるだろうからな……」

Icon
ジル先生
「……ではな」

《探索学》の授業を1回選択!
はMHPが35増加した。
は回避力が18増加した。
は回避力が19増加した。
は素早さが18増加した。
は素早さが19増加した。

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ワカメ
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幸はスペルビーンズ(ランダム)を購入した。(SC-50)

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武器 弾を撃ち出す鉄の塊(少し重い) を 命中力強化!
弾を撃ち出す鉄の塊(少し重い) の 命中力 が 9 上がった!(TP-1)

防具 一張羅の着物(汚さないでね) を 回避力強化!
一張羅の着物(汚さないでね) の 回避力 が 12 上がった!(TP-1)

装飾 悪魔の権能(なのかな) を MMP/MSP強化!
悪魔の権能(なのかな) の MMP/MSP が 9 上がった!(TP-1)
名称が 異能照準具《千里鏡》(仮称) に変更!

 悪魔と呼ばれていたぼくの力。悪魔と呼ばれるが故のぼくの力。悪魔と呼ばれる理由となったぼくの力。ぼくの、異常な、能力。
 この力がぼくの現状の一端となったことは事実だろう。けれどこの力を恨んだことは一度も無い。そして同時に、感謝したこともない。
 だけど、これは。この力は。
 ぼくが初めて得た、得難きものを。――諦めたくないものを護るために振るえる力だ。

Icon白野幸
随分と、受け入れるのに時間が掛かってしまったけれど」

 まずは、きみに名前を付けるところから始めよう。

使い魔 フク の 回避力 が 10 上がった!(TP-1)
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目的の決定
ヤドカリ
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レイド後
ワカメ
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激闘の中、ジャノン率いるスペリオル勢を抑え込んだ。

Icon
岩嵐のジャノン
「チッ、魔法が使えない世界じゃなかったのか?
 情報と全然違うじゃねぇか……!」

Icon
岩嵐のジャノン
「仕方ねぇ……お前ら! 撤退だ!

まだ残っていた兵士たちが次々に消えていく。
どうやら帰還の魔法を使っているようだ。


Icon
マスク先生
「よーし、皆。敵は去ったぞ!
 まだ完全に警戒は解けないが、とりあえずはお疲れ!」

Icon
学園長
「想定は上回っていたが、なんとか耐えきったか……
 さて、次は何をしてくるか……」












ゴゴゴゴゴゴゴ……

脅威を振り払ったという安堵の雰囲気が漂い始めたその時、
塔の方角から轟音が発生する。

Icon
マルル先生
うわわわ!? じ、地震なのだわ!?」

Icon
リベルタ先生
「いや、違う。これは……」

Icon
学園長
「しまった!」



塔が轟音と共に崩れていく。
学園の一部を巻き込み――。


Icon
ジャック
ハーッハッハッハ!

Icon
ジャック
「コルツィア団特製の強力地烈弾だぜェー!
 勝ったと思ったか! 安心したか!?
 ザまァみろォ!

Icon
ジャック
「……って、うわぁっ!



ジャックを巻き込み、塔は無惨にも崩れ去ってしまった。


Icon
パルフィー先生
「ああぁ……! 塔が……!
 このままでは――!」

Icon
ミラージュ先生
「あらら、最後の最後にとんでもない事するわねぇ……
 塔の加護は失われていたとはいえ……
 これじゃあスペリオルが攻め放題じゃない……」



Icon
学園長
「……」

Icon
学園長
「これでは……どうにもならないな……
 仕方がない……」

Icon
学園長
「……スフィア。
 ――願いの力は、使えるかい?」

Icon
???
「……1回だけ」



Icon
学園長
「そうか。
 これは、災厄を防ぎきれなかった私のミスだ。
 ……生徒たちに説明する時間も少ないが……やるしかない……

 時戻りの儀式を――」






※次回の授業イベントはありません。
 成長は行われます。
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次回予告
亀
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シュトゥルム寮702号室遺跡の魔物たち
PNo.452 白野 幸VSイフリートの炎
PNo.207 フォーチュン=リリーCHEER
PNo.787 立間 笑舞CHEER
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次回朝練予告
ワカメ
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次回ランク戦予告
ワカメ
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