Secret Sphere
<<Week1
-WEEK2-

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Smart Diary
牛
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    ───     君が居てくれてよかった
        私は君のおかげで、こんなにも幸せだよ  ───





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Icon
『魔女さま!魔女さま!』


Icon  あどけない少女の声が、ある農村の外れで響く。
 駆け寄った先には、フードを目深に被った長身の人影。
 その前で少女は足を止め、目一杯に腕を伸ばして何かを差し出した。


Icon
「……これは?」

     何であるかは、一目見れば分かる。
    何処にでもあるような、珍しくもない幾つかの花々だった。
    少女の指先や服は土で汚れている。
    分からなかったのは、どうしてそれを自分に向けているのかだ。


Icon『魔女さまにね、わたし、お礼が言いたくて。
 今朝摘んで来たの!綺麗でしょ?
 こんなに綺麗だから、きっと魔女さまも喜んでくれるかと思ったの』


     思考の冷えた頭で、“魔女”はその話を聞く。
    ああ、そうか。これは“あれ”への報徳だったのかと。


Icon『あのね、わたしのお父さん、魔女さまのお薬を貰えるようになったでしょ。
 そのお薬でね、気分が良くなったんだって。
 お母さんがお星様になっちゃってから、ずっと悲しい顔してたけど……


Icon『お薬を飲むとね、お父さん、にこにこして楽しそうで。
 前のお父さんに戻ったみたいで、わたし、とっても嬉しかった』


     ……きっとこの後には、いつもの言葉が続くのだろう。
    それが果たして本当に、彼らにとっての利となり得るかなども知らず。



Icon
『……だからね、ありがとう。魔女さま』



Icon
 『また摘んでくるね』と微笑む少女の顔。

      それから、つい、目を逸らす。
     すでに焼き付いてしまった後では、悪あがきにしかならなかったけれど。

     それよりも耐え難い何かがあったのだ。

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Icon『……花?
 これは……薬には使えないね。
 私には必要のないものだ。君が処分しておいてくれると助かるよ』


     そう答えたのは“魔女”と同じ背格好をした、物柔らかな雰囲気の男だ。
     見せられた花には一瞥しただけで、触れる事すらなかった。

     傍には、淡い色の光の粒の集合体がふわふわと舞っている。


Icon『アタシの旦那様に取り入ろうとでもしてるつもりなのかしら!
 ヤな感じね!』

     不自然に辺りから響いてくる声に、この場の誰も違和感を持たない。


Icon『……フフンっ。でも“ルーグレリア様“はアタシにぞっこんだもんねっ。
 あんなおこちゃま、目じゃないんだから!』

     昆虫のような透けた翅を背中に生やし、ぼんやりと光を纏った姿。
    “魔女”には、光の粒の正体がそう見えていた。

    虫にしては大きく、人にしては小さすぎるものだ。
    あの少女よりも遥かに小さな体で主張して、勝手な張り合いをしている。

    “ルーグレリア”は一方で、ふふ と愛おしげに声を漏らす。


Icon
『そうだね。私たちは“愛し合っている”から』


     ……いつものやりとりだ。
    こうなってくると、あの二人だけの世界に入ってしまう。

    うんざりした顔の“魔女”は、続くやりとりを背に、
    森の中の小屋を後にした。


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Icon
 手元には、渡される事のなかった花が残っている。

     『また摘んでくる』の言葉に、
    必要ないと断っておけばよかったのかもしれない。
    無駄に摘まれる花も。届かない少女の想いも。
    無意味なものになってしまうから。

     立ち尽くしたまま、後は萎れて土に還るだけの花を見つめる。
    いくら考えても、その場に放り捨てようなどとは思えなかった。


Icon「……」

 一度。大きくため息をついて、歩き出す。


     “魔女”が向かったのは、先ほど出てきた小屋から少し離れ、
    さらに森の奥にある、元は物置として使用されていたらしい建物。

     窓もなく、他の一切の光源もないそこは、
    木々に陽を遮られた森にも増して、日中問わず重たい影を落としている。
    ベッドがひとつ置かれただけでそれ以外何も置けなくなるような、
    家とするには些か窮屈な空間だった。



Icon  がたつき朽ちかけた扉を開けて中に入り、
 壁に取り付けられた簡素な棚に、慎ましやかな花束を寝かせる。
      水を入れる為の容器は、此処にはない。
     わざわざ用意する気にもなれなかった。
     どのみち、長くはもたない。


Icon  疲労を感じないはずの身体が疲れを訴えているような錯覚がして、
 間に合わせ程度の薄いベッドに、緩慢に腰掛ける。
 

      あの少女だけではない。
     “魔女”を慕い、声を掛けて来たのは今までも複数居た。
     そのどれもこれもが、この姿に笑顔を向けてくるのだ。



Icon
       ──『別れの挨拶』


      いつかに“ルーグレリア”が言っていた。
     その言葉の意味を、行く末を、自分は分かっているはずだった。

      けれど、“魔女”がしていたのは。
     ただ機械的に、頭の中で言葉を繰り返す事だけだ。
     “あれ”と、自分と。
     一体、罪の重さにどれだけの違いがあるのか。


      ……そこに違いなんてない。
     そうとしか思えなかった。






Icon
  ────だからこそ、当然の罰だったのだろう、と。

      燃える視界。怒りと好奇。憎悪と哀傷。次々に浮かぶ顔の中で。
      ただ、事を受け入れたのだ。









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パーティメッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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メッセージ
くらげ
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PNo.214 シーリゥ
にメッセージを送った。



PNo.740 灯台宮つつじ
からのメッセージ:
 たぶん、イタズラメッセージだ。  ほかほかの蒸かし芋の写真と、  「飯テロ」という一言だけが書かれている。

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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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コミュニティNo.327 悪魔の甘言
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.89 花が咲いている場所
で、1人の発言がありました。
コミュニティNo.294 フランメ寮のとある一室
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.544 翡翠の森
で、0人の発言がありました。
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アイテム
ワカメ
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カーラはとれたて野菜のゴロゴロシチュープレート を食べた。

魔法学園指定農場で採れたばかりの野菜を濃厚なミルクでコトコトと、

MMP/MSPが増加した!
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魔法学園の声
ワカメ
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Icon
ソージロー先生
「……おお、里見殿。 お互い精がでますな」

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睦月先生
「ああ、カザミ先生。 お疲れ様です」

Icon
ソージロー先生
「どうですかな、仕事終わりに今宵一献」

Icon
睦月先生
「ふむ……少しならば、お付き合いしよう
 最近帰りが遅い、とドヤされてしまってな……」

Icon
ソージロー先生
「ははは、家庭を築いておられますからな。
 しかし羨ましく思ってしまいますぞ」

Icon
睦月先生
「いや、失礼。
 ……ではいつもの店で良いだろうか」

Icon
ソージロー先生
「うむ、かたじけない。
 異国の地にて、共に酒を交わし、語り合うことが
 出来る者がいるというのは、幸せなことであるな」

Icon
睦月先生
「そう……だな
 生徒たちもそうであると良い」

Icon
ソージロー先生
「うむ、誠に……
 願わくば……皆、無事であるように……」

Icon
睦月先生
「…………ああ」
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通常戦闘
ワカメ
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魔法学園の生徒用務員
PNo.544 カーラVSオークX
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戦闘終了
ワカメ
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Icon
オーク・X・アムステルダム
皆から愛を込めて【用務員さん】と呼ばれているオークさん。
「○○ですまない……」が口癖で、とあるオークに憧れている。
好きな食べ物は黄金リンゴパイ。
生徒全員を相手に戦うという中々過酷な業務をこなした。
Icon
オークX
「フウウ…………」
Icon
オークX
「オラ、こんなもんで良かっただかなぁ……?
 オメェも、痛いところは無いだか?」
Icon
オークX
「ちょっと痛い目にあってたらすまない……
 これ、お駄賃だ」

オーク・X・アムステルダムが500SCくれた!
ついでに20TP手に入れた!

Icon
名称不明
魔法学園の学園長。
フードをかぶっていて顔は見えないが、声はまだ若い。
オーク用務員に無茶振りをした張本人。
好きな食べ物はまほがくランチプレート。

Icon
学園長
「やあ、双方ともお疲れ様。
 おかげ様で良いデータが取れたよ」

Icon
学園長
「ちなみにオークXくんには射程8に改造して、
 その分威力や命中を落としたチャージを渡したよ」

Icon
オークX
「ええ……?」

Icon
学園長
「威力を減らすとダメージが減るとはいえ、彼の攻撃は痛い。
 シールド等はできるだけつけておいたほうが良い」

Icon
学園長
「さて、それじゃ、オークXくんは休憩していていいよ。」

Icon
オークX
「それじゃ、オラは先に失礼するだよ
 お相手ありがとうだ」

Icon
学園長
「君には今後の説明を軽くしておこう
 疲れているだろうが、もうちょっとだけ付き合って欲しい」

Icon
学園長
「……さて今後なのだが、
 この学園の中心に塔が建っているのは知っているね?」

Icon
学園長
「皆自分が受けたい授業ややりたいことをして貰いながら、
 塔の地下に広がっている遺跡を探索してもらうことになる」

Icon
学園長
「塔の地下に広がる遺跡はとても広く、深い……
 遺跡にはスペリオルからやってきた魔物や兵士がうろついている。
 同時に、スペリオルから流れてきた
 アイテムが発見されてもいるんだ」

Icon
学園長
「それらは全て……この世界の侵攻に対抗する力になる。
 敵を倒せば当然経験が積め、アイテムやスペルは解析すれば
 この世界を守る力となるだろう」

Icon
学園長
「入園式の時の言葉と重なってしまうが、
 我々は君たちを全力で守るつもりだ。
 是非ともそれに応えてくれるように信じているよ」

Icon
学園長
「……無論強要はしないが、ね」

Icon
学園長
「それじゃあ、疲れている時に長々とすまなかったね。
 次回までにゆっくりと心と身体を休めてくれたまえ」

Icon
学園長
「それでは、失礼するよ」
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《保健/薬学》
ワカメ
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Icon
メリーナ・ランド
羊の獣人の養護教諭。マイペースで、会話が間延び気味。
生徒のみならず教師達の健康にも気を遣う包容力がある。
健康に気を遣わない生徒には注意しようとする。
好きな食べ物は塩ワカメサラダ。
Icon
メリーナ先生
「はぁ~い、みなさ~ん、ご機嫌よう~
 ちゃあんと、よく眠れているかしら~?
 ごはんも食べているかしら~?」

Icon
メリーナ先生
「私の授業は~、主に薬学を教えているんですよ~
 それと保健を少々ですね~」

Icon
メリーナ先生
「この学園には~、様々な薬草が生えていたり
 生えていなかったりするので~、
 危険か、そうでないか~、
 ちゃあんと知識を付けておきましょうねぇ~」

Icon
メリーナ先生
「私、ちゃんと授業出来るかしらぁ~?
 ヘンなところがあったら~、言ってくれると嬉しいわぁ~」










Icon
メリーナ先生
「あら~、もうこんな時間ねぇ~」

Icon
メリーナ先生
「みんな、ちゃんと出来たかしら~?
 また薬学に興味があったら~、
 私と一緒にお勉強しましょうねぇ~」

Icon
メリーナ先生
「それじゃあ~、今日はこの辺にしましょう~
 ちゃあんと休むんですよ~?」

《保健/薬学》の授業を選択!
カーラはMMPが10増加した。
カーラはMSPが10増加した。
カーラはMMPが10増加した。
カーラはMSPが10増加した。
カーラは防御力が10増加した。
カーラは運命力が10増加した。
カーラは運命力が10増加した。

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ワカメ
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カーラはペインを購入した。(SC-100)

カーラはヒールを購入した。(SC-100)

カーラはエレメント:エアを購入した。(SC-100)

カーラはエンチャント:アタックを購入した。(SC-100)

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カーラはアイテムNo.2 ペインを私有化!
カーラはアイテムNo.3 ヒールを私有化!
カーラはアイテムNo.4 エレメント:エアを私有化!
カーラはアイテムNo.5 エンチャント:アタックを私有化!

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スペルNo.4 ヒール をショップNo.2008 射程減 で調律!(TP-1)(SC-100)
スペル名が 延命の糸 に変化!

スキルNo.6 エンチャント:アタック の威力が 1 増加!
射程に変化はなかった!
スペル名が 精霊の加護 に変化!

スキルNo.5 エレメント:エア のSP消費量が 1 減少!
射程に変化はなかった!
スペル名が 風の囁き に変化!


武器 貪る悪辣 を 攻撃力強化!
貪る悪辣 の 攻撃力 が 15 上がった!(TP-1)

防具 害意の嘲弄 を 回避力強化!
害意の嘲弄 の 回避力 が 6 上がった!(TP-1)

装飾 欺瞞の情愛 を MMP/MSP強化!
欺瞞の情愛 の MMP/MSP が 5 上がった!(TP-1)

使い魔 ルーグレリア の MHP が 10 上がった!(TP-1)
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目的の決定
ワカメ
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PNo.214 シーリゥ
はパーティ なかよ死♡ に参加した!

PNo.544 カーラ
はパーティ なかよ死♡ に参加した!

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次回予告
ワカメ
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なかよ死♡遺跡の魔物たち
PNo.214 シーリゥVS土くれゴーレム
PNo.544 カーラ遺跡のカニ
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次回風紀戦闘予告
ワカメ
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風 紀 委 員 の 襲 撃


なかよ死♡ヒーローのたまごと相棒
PNo.214 シーリゥPNo.115 暁 アカシ
PNo.544 カーラPNo.314 アデルリッタ・グロースハンデル
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クリスマスプレゼントト
ワカメ
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枕元にサンタマスクからのプレゼントが置かれた!
ウォークライ をゲット!
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お年玉
ワカメ
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学園長からのお年玉がどこからか落ちてきた……。
OPを5ゲット!
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