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「……よっす。おやっさん。」
「あァ！？おう、ブルーノじゃねえか！一揆、成功したんだってなァ！
おつかれさん！よくやった！」
「う、うっす。まあ、敵の大将やっつけたのは俺じゃねえけど……」
「はァア！？なーんでェ、この腰抜けがッ！
お前なァ、男なら、こう、ガツーーーンと、」
「まあまあいいじゃないのアンタ、そんなに怒ってやらないでくださいな。
よく頑張ったわね、ブルーノちゃん。」
「女将さん。お久しぶりっす。」
「ふふ、久しぶり。ねえブルーノちゃん、なんだか、
ちょっと見ない間に大きくなったんじゃありませんこと？」
「えっ、これ以上でかくなっても……」
「冗談よ」
「んで、おめえ、店の仕事はどうすんだ。
また戻って来て、手伝ってくれるんだろうなァ？」

「いや、それは……その、すんません。
少し、やりたいことができたんで。」

突然のアルコールで舌が焼けたのか
慌てて口をすすぐように水を口に含む

ブルーノの手をひょいと覗きこむ、改めて見る爪の鋭さに目を細め
すぐ隣の星瀬の手を見てそのムチフワ具合にホッコリしつつ

改めて杯を掲げ

ふと、ブルーノがカバンの中を覗くと、何やら見慣れない箱が入っている。
箱を開けると、おにぎりが6つと、卵焼きが、几帳面に並べてあった。
……箱の横に、手紙が付いている。