うどん。純白の粉からできる清らかな食物。
　ある信徒は言いました。

　“コ・ムギの加護がある限りそれは《うどん》だ”――と。
　（引用：『おうどんの實在』第2巻35項）

　きしめんはれっきとしたうどんです。皿うどんも名前からしてうどんです。焼きそばはそばではなく焼きうどんに近いです。そばぼうろがあるなら元のぼうろはうどんだと思います。
　とにもかくにも打つべし。うどんを打つべし。

　また一部の過激派は時に蕎麦派を討つこともあるでしょう。
　ですが、ここではうどんを愛することを至上とします。
　自分の想うおうどんを愛してください。おうどんはすべてを与えます。己がおうどんを見つけ、おうどんへと歩いてください。

　遠き理想郷（カガワ）に思いを馳せて。
　メ・ガッサ・ウマ・イニョロー。

　（コミュニティのアイコンはENo.1840ネイベールさんから頂きました。今度1年分のおうどん送ります）





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蕎麦派討つべし

最終話　希望を胸に　すべてを終わらせる時…！　

うどん「チクショオオオオ！くらえそうめん！新必殺強制水切り！」
そうめん「さあ来いうどんアア！オレはお好み焼きにしてもうまいぞオオ！」
（ザン）
そうめん「グアアアア！こ　このザ・オセイボという夏の風物詩が…こんな終り方に…バ…バカなアアアアアア」
（ドドドドド）
そうめん「グアアアア」
冷や麦「そうめんが殺られたようだな…」
ラーメン「フフフ…奴は麺類の中でも最弱…」
パスタ「アイツごときに負けるとは麺類の面汚しよ…」
うどん「くらええええ！」
（ズサ）
３人「グアアアアアアア」
うどん「やった…ついに全四天王を切ったぞ…これでそばのいる厨房の扉が開かれる！！」
そば「よく来たなうどん…待っていたぞ…」
（ギイイイイイイ）
うどん「こ…ここが厨房だったのか…！感じる…そば湯の香りを…」
そば「うどんよ…殺す前に一つ言っておくことがある　お前は私を食べるのに麺つゆが必要だと思っているようだが…別になくても食べれる」
うどん「な 何だって！？」
そば「そしてあげ玉はふやけてきたので最寄りの町へ解放しておいた　あとは私の体をすするだけだなクックック…」
（ゴゴゴゴ）
うどん「フ…上等だ…オレも一つ言っておくことがある　このオレには昔天ぷらがのっていた気がしていたが別にそんなことはなかったぜ！」
そば「そうか」
うどん「ウオオオオオオ！」
そば「さあ来いうどん！」

うどんの美味しさが麺類を救うと信じて…！　ご愛読ありがとうございました！