ボクが別世界に行く前に受けてた話では、確かに別の世界では魔法という物自体は変化はそこまでしないものの、その魔力の源の成分は異なる可能性が高いって聞きました。
ただ本質は変わらないので、その魔力さえ補給でき、環境さえ整っていれば別の世界でも習得していた魔法技術は変わらず使える・・・とのことです。使える程度ですので、気圧が高いトコロで火の魔法を使うがごとく暴走して恐ろしい火力になったり、水の中で使うが如く発動しにくかったりと、不便ではあるそうですけど。

・・・見事に水生生物ばかりですね。御舟さんの故郷はボクのところに近い海に面した土地なんでしたっけ？
象と亀は牙と甲羅の価値が高いのですか？象はさすがに住んでいる土地ではなかったのですが、亀は人魚族と密接な関係に会ったため、その友好関係の不和になるからと狩猟禁止でしたね。見つかった場合は結構な厳罰になったはず・・・。

人間がですか・・・。いっそボクらのように子供産めなくなってしまえば・・・・・

いえ、なんでもないです。ちょっと・・・軽率でしたね。

あれですよ。人間も確実的な発情期がアレばいいんですよね、きっと。

こちらの世界で言う魔法生物という類は多いですね。元々が神に創造された土地ということで、前にお話しました逸話も含めてある意味伝説的な事象がわりとあるんですよ。人魚とか巨人とか・・・。
なので、魔法生物植物は意外と居るんです。

まぁ、魔法自体はそこまで使える人は多くないですけどね。ボクも魔法力は槍術と争音術に使ってますし・・・。
意外とマンドラゴラ農家は希少職じゃないんですよね。前も言いましたとおり、引き抜く前に口元切れば叫べなくなりますから・・・。
ただ、高級品という風にする場合はロケット花火とか鳥に縄くくって先端にマンドラゴラをくくり、飛ばして抜くっていう手法が取られます。犬の場合をよく聞きますが、真横に引っ張ったら折れちゃうじゃないですか。マンドラゴラ。

……ああ、ようやく見つけた……

このケープ、ありがとうございました。
……あのときもお礼は言いましたが、やはり改めて言っておきたかったので……

……貴方はどうやら私の名前を知っているようですが、改めて。
鬼桜家の第三子、刃物使い、鬼桜玉藻と申します。
……貴方のお名前は？

降り掛かる火の粉は払うのみ。 …鳴瀬御舟、いざ参る！

……と見せ掛けて俺、参上！ …ってね？

……先生、あまり無茶はしないように。

手加減なんてできませんので全力で行きます

それじゃァ、おっ始めるか。
嬢、ちィと体、借りるぜ！

それじゃ、はじめよー！