「以前は護り手だったけど、そういうこともするようになったんだね」と
そういった変化は感じたものの口には出さず、本質は変わっていないと思ったのか、それともそういうのも面白いとおもったのか

小さな掌を受け止めつつ思うのは、随分と距離が近いなということだったりして、ちょっと恥ずかしい気分になったものの、そのまま続けることにする

「よし……じゃあ」
　許可を貰ってはじめようとしたものの、上目遣いと目が合って、やっぱり近いと思わず赤面しつつ、リコッタさんの頭を左腕で抱えるようにしたのは、視線をずらすためだったのか、その状態で右手で頭をなでりなでり