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（チキレには負けましたが来週のＰＬはうまくやってくれる事でしょう。）
（本編日記はおそらく土日くらいには書けているんじゃないかなあとぼんやり思っています。）
（メッセも大概落ちました。すみません。来週はまだ余裕あるのでしっかり返します。）

（以下はEno5、ポポロ様のコミュニティに投稿するはずだったもののお焚き上げです。）
（少し長すぎるのと、こういうのやるなら日記でやれよ！ というのが理由でございました。）


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さて。
実のところ、私は今何をしているのか、ほとんどと言っていい程理解できていない。
突然タンポポに連れられて、宙に浮いている建物の目の前へと飛んで。
踏み入ったそこは一揆参加者たちの住む場所、そして憩いを提供する喫茶店で。
帰る事も出来そうになかった私は、ひとまずそこに泊まってみる事にして――。

――それから何がどうしてこうなったのか、いまだによく把握ができていないのだ。

とりあえず状況を確認してみよう。今、私はタンポポ荘のとある部屋の片隅に座っている。
それで、何故だか周囲に流されるままに、就寝用の服を着せられてしまっている。
あたふたしていた私には、ロッテちゃんから彼女のネグリジェがあてがわれることになった。
多少サイズが大きい感じはするが、好意によるものだし何も言うべきではないだろう。

それで、なんでわざわざ寝間着を着る事になったのかというと。
この部屋――女性の寝室――で、パジャマパーティとやらが行われるから、らしい。
事実、私の目の前では何人もの女の子が、きゃあきゃあと騒ぎ声をあげていた。

くだんの管理人さんたちも含め、この機会とばかりに談笑する子たち。
その声に覆いかぶさるかのように、唸りを上げて飛んでいっては人にぶつかる枕の数々。
枕は割と重かった記憶があるのだが、あれに当たっても危なくないのだろうか。

ここに至ってひとつだけ理解ができた。
どれだけ考えてみたって、この状況に私の頭が追いつく事はまず無いだろうという事。

……別にこの会が馬鹿馬鹿しいだとか、そんな感情は抱かない。
楽しいパーティに水を差すような悪質な趣味は私には無い。
ただ、何と言えば良いのだろうか――混ざり方は、よく分からなかった。

それでも。この騒がしさが煩わしいとは、微塵も思わない自分がいて。
なんとなく心が軽くなる思いがしていた自分のことが、不思議でもあった。

　

　ミモザの贈り物は気に入ったらしい。

　

ぽつり、と。零れた言葉。
少年の肩は、悲嘆ではなく、怒りに震えて。

ミモザの周囲がぼやけていっても、少年は躊躇わない。
言葉に感情を乗せて、力一杯に叩き込む。
向けられた呪短剣の切っ先など、裁縫針に過ぎないように。

きっと自分は知っているから。
この不器用さを、自分は覚えているから。
――誰かを害すために向ける刃と、誰かを想う故に向ける刃を、見間違えたりなんてするもんか。

だから少年は、吼え猛る。
理不尽に飲み込まれ、呪詛に蝕まれた彼女を、これ以上泣かせたくはないから。
ここで自分のすべきことが逃げることでないことだけは、間違いないと思うから。