第二章「変化」

人は日々変化する、少女もその例外では無い。
あの日から短い間だというのに……随分とその表情は増えていた。
子供だからか飲み込みも早く、もはや以前とは比べればだいぶたくましくなった。
だが、まだその心には頼りなさが残る。
人は日々変化する、されどその速度もその度合も人による。
それでもそれでも変化する、正しく誤り。

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思いは伝えた……ただ……まだ返事は無い。
はぐれてしまった……嫌なことはいつもそうだ……突然容赦なく襲い掛かってくる。
大切な事を思い出した……でも何故忘れてたかが分からない。
大会に出た……世界は広い。
今までにないお金が手に入った……でも、そうじゃない。
新しい物を生み出せた……もっと、もっとがんばろう。
名前に悩む……でも、今ではもう分からない。答えも出ない。
お話が楽しい……きっとあの人のおかげ。
かわいい物がたりない……結構つらい。

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そういや他に食べ物注文しようかなと、彼はメニューに目を通したが無かったようで。

この子も火に対して何か持っているのかなと思いつつ

頭をなでながら柔らかに、優しく話しかけている。
ちょっとでも怯えさせないように。

ルーリはそう言った後、シャーベットの顔をまじまじと見ている

別に具体的な見返りを求めているわけではないのだろうが…。
どうにも腹の虫が治まらない様子だ。

唇に人差し指を当てて、微笑む