でんせつ☆よぅへぃ　ぎらちゃんのにっき　ぼりゅぅむいれう゛んっ☆

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城内へと続く秘密の地下道。
まさかそれを守っているのが雑魚同然の似非暗殺者だとは…。

これは何かの罠という可能性もある。
ここは慎重に考えるべきだ。
私自身のみなら兎も角、仲間を悪戯に危険に巻き込むわけにはいかない。

…フッ、不思議なものだ。
この私にこのような感情が芽生えようなどとは。

【伝説の傭兵ギラ・第十一章：黒き雑魚】

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ギラちゃん、経験的に知ってるんだょね
お城までの近道見つけましたー、やったぁこれで潜入楽ちんだね！

なぁんて

ぅまぃことには世の中なってなぃんだょね
こんな見えすぃた罠で人間不信だったギラちゃん騙そうとか
ちゃんちゃらぉかしくておなかがょじれるね！

ぃそがばまわれー、のんびり行こうよのんびりね
もっと、ほら…ぇんぶりぉ育てなぃと…バレちゃぃそぅだしね

らすとだんじょんはまだはゃぃぉ

一言で表すのなら「冷たい」眼差しだった。
酷薄な魔王の眼。人を棒切れと同じ様に扱える者の眼。
ただ、その感情は混沌渦巻く様で、瞳には諦観や悲しみの色も見て取れた。

先程の呟きを聞き取ったのもそうだが、どうやら観察力は鋭いらしかった。
しかし、それはおくびにも出さず。

回りくどい事はせず、ストレートに頼んで来た。

等と言いながら、もう準備はできたのか、ギラに羽ペンと羊皮紙を差し出して来た。
契約書には「下記の者は、契約において魔王フィーグルの騎士となる事を此処に誓う」とだけ書かれている。
…端から見たら、単なるごっこ遊びの契約書に見えなくもない。