［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

//side:イバラシティ


仕事の、帰り道のことだった。
『裏』に関する仕事で、同業他社、あるいは協力関係にある者と会った帰りだ。
クウィリーノはいつものように車の後部座席に深く沈み込みながら、流れていく夜の風景を見ていた。
時間も時間だ。
灯された照明が、濃紺の夜空を背景にギラギラと輝いている。
思わず目を眇めるほど眩しいのは、夜空との対比の所為だろうか。

会合場所の関係で、今は車内には運転手を除けば自分一人だ。
自身でさえそこそこに疲労を感じている。
阿左見を先に送り届けたのは正解だっただろう。
つくづく、秘書業と言うのは――いや、自身に付く仕事は大変に違いないと実感する。

ギラギラ、ピカピカ、目を刺激する明かりを流し見ていると、赤信号に引っかかったのか車は減速して停止した。
停まったことで少し目に優しくなった夜の街を見れば、見知った場所だと気付く。

（……どこだっけ。……そうだ、あのコンビニ）

「そこのコンビニが見えるところに停まってくれる？」
「かしこまりました」

青信号に切り替わって走り出した車は、再びゆるゆると路肩に停車した。
コンビニが見えて、しかし車を照明が照らさない暗い場所だ。
丁度こちらからは見やすく、あちらからは見え辛い。
運転手歴の長い相手の、察する力は感嘆に値する。
その内特別手当でも出した方がいいかもしれない、とクウィリーノは思う。

視界の端で、チカチカと電灯の光が揺れた。

（今日……どうだったかな。いるかわからないけど）

相変わらずゆったりと足を組みながら、車内からコンビニを見る。
商品を宣伝するのぼりは、あまり風がないのか僅かに揺れるだけだ。
お陰で見やすいガラス窓越しに、店員が見えた。
レジにいる男は、見るからに違う。
今日はどうやらはずれだ、と視線をずらそうとしたところで、棚の合間からひょい、と見慣れた色が覗いた。

（あ）

商品を補充していたのか、それとも棚を整理していたのか。
こちらに背を向けて歩くあの子の髪が、犬の尻尾のようにぴょこぴょこと揺れている。
客足も少ない時間なのだろう。
時折客が一人二人と入っては、また出ていく。
レジ打ちをしたり、何か口を動かしているかと思えば、遠目で読み取れたのは『ありがとうございました』なんて言葉だ。

その、何と言うこともない姿を、少しの間見ていた。
自分はどうやら大分疲れていたらしい。
ネット上の癒やし系動物の動画を見る社員が、ふと頭をよぎる。
それよりも休んだ方がずっと癒やされるのではと思っていたけれど、案外これも悪くはない。

ふと、悪戯心が湧いた。
急に客として来店したら、相手は驚くに違いない。
まごまごしながら、でも今は店員と客だと姿勢を正すだろうか。
それとも照れるだろうか。

ふわりと疲労に沈んでいた心が浮き上がりかけて、はたと自身の格好を見下ろした。
いつもより数段上質な、どこか威圧感のあるスーツにつやりと光る靴。
髪もいつもとは違って後ろに撫で付けて、胸ポケットには『いかにも』なサングラスも差してある。
香水だって軽やかさの削ぎ落とされた重いノートで、会合の所為で葉巻や煙草、酒の匂いも付いている気がする。

（今日は、駄目かな）

そう判断を下したのに、車を出せと指示を出せずにいる。
そんな、悩むようなことではないのに。

「……上着はお預かりしましょうか」

運転席から、躊躇いがちな声が掛かる。
ぱちりと一度瞬いて、そっか、と返事にもならない呟きを零した。

「うん、そうしよっかな」

言い終わる前に身体を起こすと、ばさりと上着を脱ぐ。
それだけで葉巻の残り香がして、うえ、と眉間に皺を寄せる。
派手なネクタイも外して、高そうな指輪も、腕時計もぽいぽいと上着の上に転がした。
さすがに匂いまでは脱げないけれど、それだけならば問題ないだろう。
仕上げに髪をわしゃわしゃと乱して、いつもとは違いながらも、程よく崩した形にする。
運転手がこちらに向けてくれたバックミラーで確認して、うん、と頷いた。

「じゃ、ちょっと行って、」
「財布はお持ちですか」
「……忘れてた」

財布財布、と脱ぎ散らかした上着の胸ポケットを漁って、一応スマホもズボンのポケットにねじ込んだ。
その拍子に、上着に乗せていた装飾品がころころと床に落ちたけれど、それは後でいいだろう。

「じゃ、ちょっと行ってきまーす」
「お気をつけて、行ってらっしゃいませ」

今度こそ声をかけて、車から出た。
生温い空気に、自身にまとわりついた匂いが少し鼻につく。
あまり近付けないなと思いながら、入店の音を聞いた。
瞬間、いらっしゃいませ、と言おうとした口をぽかんと開けた相手と目が合った。

「来ちゃった☆」

ひらりと手を振って、相手を見る。
この前も疲れた時に相手と顔を合わせたことを思い出す。
あの時も、そう、だったのかもしれない。
きっと自分は、この子に会いたかったのだ。

機嫌よく目を細めてから、誤魔化しついでに買うものを物色することにした。
相手は明日、カメリアでバイトの筈だ。
だから、美味しそうなお菓子やデザートなんてどうだろう。

相手の驚きを置き去りにして、クウィリーノは軽やかな足取りで目当ての棚に踏み出した。

チュイ(1519) に ItemNo.27 杏 を手渡ししました。

雪里(1373) から 榧 を手渡しされました。

ItemNo.10 黒方 を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 復活73 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

雪里(1373) に ItemNo.15 金の光焔 を送付しました。

武術LV を 20 DOWN。（LV40⇒20、+20CP、-20FP）
変化LV を 40 DOWN。（LV40⇒0、+40CP、-40FP）
武器LV を 13 DOWN。（LV99⇒86、+13CP、-13FP）

幻術LV を 40 UP！（LV0⇒40、-40CP）
解析LV を 25 UP！（LV15⇒40、-25CP）
付加LV を 18 UP！（LV81⇒99、-18CP）

チュイ(1519) により ItemNo.11 アタッシュケース から防具『呂色のスーツ』を作製してもらいました！
　⇒ 呂色のスーツ／防具：強さ599／［効果1］護持55 ［効果2］－ ［効果3］－

雪里(1373) により ItemNo.18 げそ から料理『げその串焼き』をつくってもらいました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 1 2 4 = 7 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ げその串焼き／料理：強さ872／［効果1］活力49 ［効果2］体力49 ［効果3］意力49

ItemNo.44 墨色のマチェット に ItemNo.23 榧 を付加しました！
　⇒ 墨色のマチェット／呪器：強さ913／［効果1］攻撃40 ［効果2］防御40 ［効果3］自滅19【射程2】

雪里(1373) の持つ ItemNo.9 ディヴィーザ に ItemNo.33 紫水晶 を付加しました！
チュイ(1519) の持つ ItemNo.9 向日葵麦わら に ItemNo.11 杏 を付加しました！

PSY.B.峰子(564) とカードを交換しました！

ハデスポムグラネイト （ハデスポムグラネイト）


歌舞優楽 を研究しました！（深度0⇒1）
歌舞優楽 を研究しました！（深度1⇒2）
歌舞優楽 を研究しました！（深度2⇒3）

ライトニング を習得！
サンダーショット を習得！
カタルシス を習得！
ホワイトカード を習得！
アトラクト を習得！
レイ を習得！
ディム を習得！
ムーンサルトプレス を習得！
マインドブレイク を習得！
精神変調特性 を習得！
ライトジャベリン を習得！
光の祝福 を習得！
ディバインランス を習得！
神護 を習得！
アンセム を習得！
白虹貫日 を習得！
カレイドスコープ を習得！
朦朧耐性 を習得！
ブレイクスルー を習得！
ヘジテイション を習得！
聖音 を習得！
レーザービーム を習得！
ブラックヴェール を習得！
アルシナシオン を習得！
ミゼラブルメモリー を習得！
ホーリーベル を習得！
ヘルシャフト を習得！
如法暗夜 を習得！
光霊力 を習得！
酔生夢死 を習得！
レクイエム を習得！
精神侵食 を習得！
ダークインパルス を習得！
特質強化 を習得！
エフェメラルドリーム を習得！
ライブラリ を習得！
インテンスドリーム を習得！
ステラミュージック を習得！
トラジェディア を習得！
エグザミネイション を習得！
エレクトリックパレード を習得！
インドラ を習得！
コンキスタ を習得！
グウェンウィヴァー を習得！
夢想曲 を習得！
フィルヒリーシュ を習得！
死神 を習得！
エラト を習得！
神器作製 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

クゥ(1372) は 壊れたコンテナ を入手！
雪里(1373) は 壊れたコンテナ を入手！
チュイ(1519) は 四葉 を入手！
雪里(1373) は ふさふさ を入手！
チュイ(1519) は ささみ を入手！
チュイ(1519) は ものすごいお野菜 を入手！

マシカ区 G-3（草原）に移動！（体調17⇒16）
マシカ区 G-4（草原）に移動！（体調16⇒15）
マシカ区 G-5（道路）に移動！（体調15⇒14）
マシカ区 G-6（道路）に移動！（体調14⇒13）
マシカ区 G-7（道路）に移動！（体調13⇒12）

［803 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［437 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［472 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［202 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［398 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［330 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［271 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［197 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［118 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［142 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［154 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［309 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［48 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［226 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［102 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［110 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［110 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［58 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［88 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［75 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［15 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［41 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［90 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［100 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運
［18 / 100］ ―― 《線路》駆逐



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

どこかの森のなか。

　





　

大きな木に寄り掛かり座る３人。

　













　

　







　

明るい声で話すふたり。




ふたりの手などを一瞥し、上を向き静かに息を吐く白南海。

　

　

　










　








そう言って立ち上がり、その場を去る白南海。

　












　

　

　

チャットが閉じられる――