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？？？？年？？月？？日


穴に落ちた。
その先はただただ、不毛の大地が広がっていた。

清とは最初、まともに話ができなかった。

人らしい言葉を話すことすら少なく、たまに理解できる事を話したと思っても、幼児のように要領を得ない。
清と会話をすることは、早々に諦めた。
代わりに深谷は、死鬼としての自分を理解するよう努めた。

空腹は感じない。睡眠も必要なかった。
妖怪とは、そういったものだ。食物ではなく、生き物の生気を吸って生きる。
だが、己がそうなるとは思いもしなかったから、
しばらくは、まともに物を食べようとして、受け付けない事に気付くという愚を犯した。
何度かそれを繰り返し、深谷にはようやく、己の正しい糧を受け入れた。
清の生気。そして、道行く生き物に取り付き、生気を啜ることもできるようだった。
だが、一体からあまりに多く吸えば、それは相手の死を招く。
深谷は不毛の地を歩き回り、極力、清から生気を吸わないようにした。

それだけでなく、深谷の体は、今や形代に──そこに宿る霊魂に依存しているらしい。
傷を負っても治りが早く、気力次第では、休まずいつまでも動き続けることができた。
逆に、重傷だと思い込めば、たとえ軽傷でも身動きが取れなくなることがあった。

常に平静を保つこと。どんな傷も自らを殺し得ないと、強く心に思い描くこと。
禰宜としての修行が、死鬼としての暮らしにも役立ったのは、ひどく皮肉なことだった。
それは神に近づくためのものだったのに。

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深谷は次に、周囲の情報を集めた。
食物は少ないが、皆無でもなかった。
水は淀んで地は痩せていたが、食べられそうなものは、よく探せば見つけられた。
深谷は食事をしないから、探す食物は清の分だけで良かった。

右も左もわからないまま、清に使役されるがまま、時に引きずるようにして彷徨って、
どうにか人語の通じるものから聞き出したところによると、
ここはアンジニティという、世界に否定されたものが落ちる掃き溜めだという。


悪事などしてこなかった……そう言い返そうとして、深谷は言葉に詰まった。
本当にそうだと、自信を持てなかった。

自分を完全な悪だと思いながら、生きるものはいない。
どんな大罪人であっても、自分は正しい事をしていると感じながら──
あるいは、仕方ないだとか、自分を正当化しながら生きている。

深谷が瀬古大社を離れたのだって、それが正しい事だと思ったからだ。
清を拾って弟子にしたのも、多少酷い扱いをしたことだって、責められる程とは思っていない。
清にはあれしかなかった……深谷には他の方法が思いつかなかったのだと、今でも思う。

ただ、迷いはどこまでも付きまとってきた。
己のしたことは間違いだったのではと、ふとした瞬間に考えてしまう。
少なくとも清と共に否定の地に落ちているのは、深谷の人生の、行った事の結果だった。

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崖の上から、不毛の大地を見下ろした。
吹く風は生ぬるく、茶色くひび割れた地面に、黄ばんだ草がこびりつくようにして生えている。
枯れているようにしか見えないが、あれも、地面にしがみつくなりの理由があるのだろうか。

深谷は己の中に、静かな諦観があることに気付いた。
死鬼に落とされたことに、怒りもある。後悔もある。大八洲に、戻れるものなら戻りたい。
だが、それらの人間らしい感情には、重いベールがかけられているようで
走り出したくなるような激情も、地を叩き泣き叫ぶような悔恨も、どうあっても感じることができない。

死ぬというのは、きっとこういうことなのだ。

その中で深谷には、これからどうするか、考える必要があった。
どうにかして、アンジニティから大八洲に戻ることはできないか。
言葉の通じる罪人にそれを聞いて回って、得た答えはまちまちだった。
世界を容易く移動できるという者もいる。
絶対に不可能だから、アンジニティの地で過ごすのだという者もいる。
出る必要自体を、感じない者もいた。


己はもはや死んだ身だ。だから、失うものだって随分と少ない。
その覚悟、あるいは諦めの中で、深谷は一つの誓いを立てた。

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ENo.165 フェデルタ とのやりとり


ENo.533 冷泉といちか とのやりとり

付加LV を 5 UP！（LV36⇒41、-5CP）

ItemNo.10 柵 から護符『ささやき声』を作製しました！
　⇒ ささやき声／護符：強さ218／［効果1］器用45 ［効果2］－ ［効果3］耐霊19


ルピス(608) とカードを交換しました！

ステイクオール （ステイクオール）


◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

不浄の滝(158) は ビール瓶 を入手！
不浄の滝(158) は 闇小晶 を入手！

アライ区 E-12（草原）に移動！（体調7⇒6）
アライ区 F-12（チェックポイント）に移動！（体調6⇒5）
チナミ区 B-4（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『ミナト区 I-12：チェックポイント《図書館》』へ採集に向かうことにしました！

MISSION!!
アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》 が発生！
　　 - 不浄の滝(158) が経由した アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》

［826 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［447 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［491 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［198 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［402 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［323 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［246 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［182 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［103 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［145 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［141 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［277 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［35 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［147 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［77 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［93 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［67 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［43 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［66 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［55 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［0 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［0 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［0 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　　　･････ヴオオォォォ･･･ッ！！

　

　

　

チャットに響く走行音。

　

　

　



　

　

　　　ヴォンヴォンヴォンヴォンッ

　

　




　

アルメシアがバイクで登場する。

　

　

　








　








　

　

　







　

　

　　　――ザザッ

　

　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！