［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

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＊ENO.839ユカラくんの日記を先に読むとわかりやすいです。
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ユカラくんに、キスされました。

ソファに引き寄せられて、腰掛けてたら、そういう雰囲気になって。

キスされました。

一回触れるだけじゃなくて。

映画みたいに何回も唇を重ねるやつ。


マグノリアちゃんがリビング に入ってきたことで中断されてなかったら、どうなってたんだろう……？？


映画だと……そのままエスカレートして……。
頭の中でいくつかの作品のラブシーンがぐるぐる再生される。
だいたいの小説だと力が抜けるとか、溶かされるとか書いてあるけど……。

あんな、ふわふわドキドキしちゃう状況がもっと続いたら、そりゃ、そうなるよねえ！？
え、え、どうなるんだろう！？

パントリーに食材をしまいつつ、頭が一向に落ち着いてくれない。
「……危なかった」
あと少しマグノリアちゃんが来るのが遅かったら、立てなくされてたってことだよね？？


それに気づくとスーーッと血の気が下がる。

…………ユカラくん、とんでもないことをしようとしてたーー！？

「あっぶない………ほ、本当に危ない……」
パントリーの隅に蹲って唸った。

『人に見られるか見られないかみたいな状況で…うん、結構良さそうだな。』
『ユカラくん！もうっ！！』

さっきのユカラくんの言ってたことを思い出して、今後ユカラくんがどんなことをしてくるのかと思うと、ヒヤヒヤする。
イチャイチャしたい、とか好きに触ってもいい的なことを言ってしまっているだけにきっとこういうことはもっと増えてくるのは確定な訳で……。

とても喜ばしいことではあるのだけど……。

キスぐらいなら、人気のない教室とか、階段なら許せるけど……。
よくあるシチュエーションだし。
憧れといえば憧れだし？


……彼氏いる子に学校のどこでイチャイチャしてるか一応聞いておこう。


「アズーロさま、ガラスでも落ちてましたか？」

マグノリアちゃんが私の独り言を聞いて、パントリーの扉の前に来てくれた。

「え？あ、なんでもない、大丈夫だよ？？」
急いで立ち上がって、床に何も落ちていないことをアピールする。
危ない危ない連呼してたからだね。
苦笑してしまう。

「マグノリアちゃんが早く帰ってきてくれて、本当に助かったなぁって思って」
素直にお礼を言った。

「そうなんです？」
途端にマグノリアちゃんの笑顔の雰囲気が変わる。
うんうん、と頷くと、そうですかと言うとマグノリアちゃんはすっと私から離れていった。
ユカラ〜、という声が聞こえたので、妙な誤解を与えてしまったらしい。
ユカラくんごめん。でも、お説教はされてください！！
私は合掌するのであった。



ーーーーーーーーーーー

数分後。
マグノリアちゃんがキッチンに戻ってきた。
リビングを覗くとユカラくんがいない。

お部屋かな？？
追いかけるとユカラくんはまだ廊下にいた。
「ユカラくん！」
声をかけるとユカラくんが振り返る。
「何？」
うう、不機嫌そうだよ。
そりゃそうだよね……。
「えっと……マグノリアちゃんにお説教、されちゃった？？」
「まあ、そんなところ」
ですよね。ただひたすらに申し訳ない。

「で？」
用件を済ませてくれる？と言うように、促された。
お話は聞いてくれるから、ユカラくんは優しいなぁ。

「ごめんね？なんだか、マグノリアちゃんに話の内容を深読みされちゃったみたいで……」

「……どんな風に？」
う。
わざわざ言わせる？？分かってるよね？？

「え？」
「え？」
ユカラくんの少し口の端が上がっている。
意地悪だ。
言わないと引いてくれそうになさそう。

「…………うーんと……ユカラくんがリビングで……えっと……エッ……エッチなことを私にしようとしてた、とか？？」
「当たり」

『エッチ』とか言わせないでよ！恥ずかしいよ！！顔が熱くなったじゃない！

「あのね、告げ口したとかじゃないの！私の問題なの！えっと、ひと足マグノリアちゃんが帰ってくるのが遅かったら、多分立ちあがるとかできなくなって誤魔化しようがなくなってたかなって。そういう意味で『早く帰ってきてくれて助かった』って言っちゃって……。ごめんね？？」
「なるほどね」
「嫌だったんじゃないからね？？」
「まあ、それは分かってるよ」
苦笑しながら頭をぽんぽんされた。


「あ、でもね、やっぱりリビングとか学校の教室とか、人がいつ来てもおかしくないような場所では、イチャイチャするのはダメじゃないけど、現状復帰がすぐできる程度にして欲しいな……。立てなくなっちゃったら困るし……。見つかったら恥ずかしいから……」
「わかった。じゃあ……」

すっと唇を唇で掠め取られた。

「こういうのはOK？」

「う、ん」
こくこく頷く。
いきなりは心臓に悪いよ！

「それで……」
キィ……と扉を開ける音がする。
腰に腕を回されたかと思うと、流れるように部屋の中に誘導されて扉を閉められた。同時にガチャリと後ろ手で鍵をかける音がする。
あ、私の部屋の前だったな。

と、思うや否や
「！」
唇を奪われた。

身動ぎしようにも、腰と頭をガッチリとユカラくんの腕と手で固定されて逃げようが無い。

え？
「ちょ？ユカ、ラ、くん……っ、は……待っ、ん……、はぁ……」
心の準備とかもなく、いきなりこんな……っ。

唇を重ねる角度を変えたり、軽く甘噛みされたり、ランダムに吸われたり、こんな、こんなキス、知らないよぉっ！？
キスだけじゃなくて、同時に頭、頬、背中を計算尽くしたかのようなタイミングで撫でられたり、耳や髪や首を指で弄られて、みるみる力が抜けていく。

はじめはしがみつくように、ユカラくんのシャツを握ってたけど、もうユカラくんの胸の上に手を添えることしかできない。
できることといえば、頑張って下手なりにキスで応えるぐらい。

「は、あ……？」
下唇を軽く吸われたと思ったらゆっくり唇が離れた。

「……こういうのは、鍵のかかるところでってこと？」
「え？……あ、うん、そう」
フワフワした頭で、やっとのことで私がこたえると、ユカラくんは楽しそうに私の頬を撫でる。

「わかった。じゃあ、次からはそうする」
そう言うなり、ユカラくんはスッと私を解放して部屋を出て行った。

パタン

ドアが閉まるとほぼ同時で私の膝が床に崩れ落ちた。
手で身体を支えるしかない。

何あれ？

何あれ？何あれ？

何あれ？何あれ？何あれ？

何あれ？何あれ？何あれ？何あれ？

何よあれええええええええええええ！？


「す、すごかった…………ぁ」


舌も挿れられてないのに、大人のキスだったよぉ。
これから先、まだまだすごいことされちゃうの？？
「死んじゃうかも……」
もう、されること全てが想像を超えてて、毎回キャパオーバーだよ……。
本も映画も漫画もあんまり役に立たないよ……。
床に転がりもだもだするしかなかった。


ーーーーーーーーーーーー

夕食後。
ユカラくんとダイニングテーブルで向かい合わせに座って、私たちは予習中である。
深雪ちゃんとマグノリアちゃんがいなくなったのを見計らって、ユカラくんが声をかけてきた。

「そういえば、俺がマグノリアの説教を受けて機嫌を悪くしたと思った？」
「え？違うの？」
私が首を傾げるとユカラくんが苦笑した。

「全然。マグノリアの説教なんて慣れっこだし」
「そうなの？」
え、そんなにお説教されてたの？？
意外だなぁ、とお茶をひと口飲もうとしたところで、

「エッチなことをしようとしたのは多少事実だし。」
「がはっ！！あっつ！！」
ユカラくんのせいで咽せた。

「大丈夫？アズ？」
「……大丈夫。一応」
私の反応見て楽しんでたんだね！？
現に今も楽しんでるんだね！？

うう、絶対どこかで一泡吹かせてやるぅ……。

特に何もしませんでした。

魔術LV を 5 UP！（LV25⇒30、-5CP）
百薬LV を 5 UP！（LV30⇒35、-5CP）
料理LV を 15 UP！（LV30⇒45、-15CP）

ユカラ(839) の持つ ItemNo.7 土筆 から料理『山菜のかき揚げ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 3 6 4 = 13 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
ユカラ(839) の持つ ItemNo.11 良いお肉 から料理『サイコロステーキ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 1 1 5 = 7 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
深雪(840) の持つ ItemNo.21 ふきのとう から料理『山菜のかき揚げ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 1 4 4 = 9 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！

C・サースター(299) とカードを交換しました！

リペイント （ディビジョン）


火霊力 を習得！
火特性回復 を習得！
スピリトゥス を習得！
魔香作製 を習得！
☆デリュージュ を習得！
☆カーラクータ を習得！
☆リザレクポーション を習得！
☆初習得ボーナス：各FPが6増加した！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ユカラ(839) は さつまいも を入手！
深雪(840) は 紫陽花 を入手！
アズ(841) は さつまいも を入手！
ユカラ(839) は 毛+2 を入手！
ユカラ(839) は 毛+1 を入手！
アズ(841) は 人形 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
深雪(840) のもとに 捨て猫 がスキップしながら近づいてきます。
深雪(840) のもとに ケットシー が恥ずかしそうに近づいてきます。

ユカラ(839) に移動を委ねました。

リュウジン区 H-18（道路）に移動！（体調25⇒24）
リュウジン区 I-18（道路）に移動！（体調24⇒23）
リュウジン区 J-18（道路）に移動！（体調23⇒22）
リュウジン区 J-17（森林）に移動！（体調22⇒21）
リュウジン区 K-17（森林）に移動！（体調21⇒20）

［860 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［443 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［193 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［400 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［320 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［225 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［161 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［91 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［144 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［129 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［221 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［28 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［92 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［58 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［64 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［51 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［23 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［14 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




久しぶりにチャット画面に映るふたり。

　





引きつったような表情。

　







　





　





　

　

　

　




　

　

　

不自然にチャットが閉じられる――