［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［スキル］OK.　

　クリスマスの近づいたある日。
　私とアズちゃんは、マグノリアちゃんの部屋にお呼ばれして、紅茶とお菓子を頂く事になった。

「考えてみたらマグノリアちゃんの部屋って初めて入るよね。うわ緊張してきた！」

　そう思いながら部屋をキョロキョロ見回していたら、ふつーに声に出してたわ。

「マグノリアちゃんらしい、シンプルだけど可愛い感じだね～」

　一緒に部屋に入ったアズちゃんも、マグノリアちゃんの部屋を興味深そうに見ている。

「あまり見られると少し恥ずかしいです。お二人共よかったらお座りください」


　マグノリアちゃんがちょっと照れた顔をしながらテーブルの椅子を引いてくれたので、私達はそれぞれの椅子に腰掛けた。

「午前中にマシカ区に用があって行ってきたんですけど、美味しそうなケーキ屋さんがありまして……そこで買ってきたんです。召し上がってくださいね」

　確かブッシュドノエルって言うんだっけ。丁度切り分けられたサイズが木の切り株の様にみえて、何となく可愛かった。
　そういえば、切り株にうさぎが頭ぶつけて餌になる童謡あったなあとか思い出したりしたけど、話に出すタイミングが悪すぎるので黙っておこう。

「切り株の形のロールケーキだぁ、美味しそう！ありがとう！」
「可愛いデザインのケーキだね～。ありがとうマグノリアちゃん」

　私もアズちゃんも目を輝かせてケーキを頂いた。流石マグノリアちゃんが選んだだけあって、とっても美味しい。
　うまい！　うまい！　と頬張ってしまうとお茶を飲む前に食べ終えてしまうので、アズちゃんの食べるペースに合わせて程々にしておくけど。
　マグノリアちゃんがホッとした表情で蒸らしていた紅茶を、ティーポットを傾けてみんなのカップへと淹れ始めた。
　細い指先でティーポット握り、紅茶を注ぐマグノリアちゃんの姿は、絵画の様に優雅に輝いて見える。　
　リッチな香りがあたりに漂ってくると、何だか貴族のサロンに招かれた様な気分になるのだった。
　柑橘っぽい爽やかな感じは、アールグレイかな？
　カップへ均等に紅茶を淹れ終えたマグノリアちゃんは、自分の席に座って私とアズちゃん方へ向き直った。

「それでは改めまして……ティータイムへようこそです」

　マグノリアちゃんは、私達に向かって頭を下げた。
　アズちゃんと私は、軽く視線を合わせてから、揃って「いただきます」と手を合わせる。あんまり先に食べ終えて仕舞わないように、それぞれにペース配分を考慮しながら、紅茶を飲んだり、ケーキを食べたりした。

「今日おふたりをお招きしたのはクリスマスのことなんですが……」

　一段落したところで、マグノリアちゃんがそう切り出すと、アズちゃんが合点がいったかの様にぱっと笑顔になった。

「パーティーどんな感じにしようかって相談？」
「あ、はい、それもありますし……」

　二人のやり取りに和みながら、私も話の輪に入る。

「マグノリアちゃんと一緒にクリスマスを過ごせるなんて、ユカラらしくもない粋な提案するよねぇ。めっちゃ楽しみ」
「えっ、そうですか？」

　マグノリアちゃんが私達を交互に見ながら首を傾げるので、アズちゃんと私はアガり気味のテンションを、ちょっと落ち着けるのだった。

「もしかしてマグノリアちゃんは乗り気じゃなかったとか……？」

　アズちゃんが心配そうにマグノリアちゃんを見つめる。
　えっ、もしかしてクリスマスパーティキャンセルのお知らせなの？
　まさか……私の動揺が一瞬にしてMAXになる。

「ユカラが嫌がるマグノリアちゃんに無理やり約束させた！？」
「ち、ちがいます！」

　マグノリアちゃんは慌てて首を横に振った。

「ただ……なんといいますか……私が居ては、お邪魔ではないでしょうか……？」

　えっ、どういう事？
　アズちゃんも私も、邪魔なんて一言も言った覚えがないので、キョトンとしてしまう。
　
「せっかくのクリスマスに、お好きな男性の妹が同席するなんて……と思いまして……きゃ！」

　えっ？マグノリアちゃんがもしかして、私とアズちゃんがユカラと二人っきりになれないから気を遣ってくれてるの？
　なんて天使なんだ。いや前からマグノリアちゃんは天使だったわ。
　もはや慎ましさが天元突破して、神や仏の領域である。マグノリアちゃんの背中にさす五光が、私には眩しすぎる。
　ありがたく拝む気持ちを抑えながら、私は席を立ってマグノリアちゃんのもとにズサーっと駆け寄った。
　あまりに真摯に向き合いすぎて、元気のない園児を励ます幼稚園の先生みたいな格好になってしまう。
　
「私、授業ならともかく心の内を説明するのあんま得意じゃないけど、私はマグノリアちゃんと一緒なのめっちゃ嬉しいよ！」　
　
　アズちゃんも畳み掛ける様に、マグノリアちゃんを必死に説得してくれた。

「私もユカラくんから聞いた時嬉しかったし楽しみだなぁって思ったよ。今までは家族と過ごしてたから今年も賑やかに過ごせるんだって、それが大好きな人と大切な友達なんだもん」

　アズちゃん、ナイスフォロー！
　あまりに素敵な台詞すぎて、色紙に書いて飾りたくなるぐらい感動しちゃった。

「…………ごめんなさい、私……皆様と一緒にクリスマスを迎えることが出来るの、とても嬉しいです」

　私達の必死の説得が伝わったようで、少し俯きながらマグノリアちゃんが、はにかんだ。
　アズちゃんと私は、その様子を見て胸を撫でおろして微笑みあった。

「私、腕によりをかけてお料理をご用意いたしますね」

　マグノリアちゃんの言葉に、アズちゃんは目をキラキラさせて頷いた。
　
「私も一緒に作るよ。深雪ちゃんはユカラくんと装飾したりシャンパンの買い出ししたりをお願いしていい？」

　飲み物の買い出しと、クリスマスパーティのデコレーションをお願いされたので、ユカラの承認は後回しにして私は快く引き受けた。
　デコレーションするなら、やっぱりマグノリアちゃんも喜んでくれそうなうさぎは必ず入るよね。
　あっ、でもうさぎにも種類があるからなあ。一応、マグノリアちゃんとアズちゃんに聞いておこう。

「もちろん。二人は立ち耳と垂れ耳どっちのうさぎさんが好き？」
「深雪ちゃん……それクリスマスに関係あるの？」

　えっ、私に頼んだのはそういう意味だと思ってた。
　アズちゃんと不思議そうに顔を見合わせていると、それを眺めていたマグノリアちゃんの笑みの眉が開く。
　それから私達はクリスマスの計画を詰めながら、ティータイムの話に花を咲かせたのだった。

ENo.841 アズ とのやりとり


ENo.893 ラノザ とのやりとり

特に何もしませんでした。

変化LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）

百薬LV を 10 UP！（LV0⇒10、-10CP）
合成LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）

万智花(1159) とカードを交換しました！

コスモス （ディープフォレスト）


デスペラート を研究しました！（深度0⇒1）
インファイト を研究しました！（深度0⇒1）
ヴィクティム を研究しました！（深度0⇒1）

ヒールポーション を習得！
肉体変調耐性 を習得！
フィーバー を習得！
ウィンドポーション を習得！
スコーピオン を習得！
マナポーション を習得！
ファーマシー を習得！
オイルファイア を習得！
インシジョン を習得！
パワーブリンガー を習得！
対症下薬 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ユカラ(839) は 剛毛+4 を入手！
ユカラ(839) は 剛毛 を入手！
ユカラ(839) は 角 を入手！
アズ(841) は ビーフ を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
深雪(840) のもとに 狼男 が軽快なステップで近づいてきます。
深雪(840) のもとに オーガ が泣きながら近づいてきます。

ユカラ(839) に移動を委ねました。

チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
チナミ区 E-2（水地）には移動できません。
体調が全回復しました！

『リュウジン区 L-3：チェックポイント《果物屋》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - ユカラ(839) の選択は リュウジン区 L-3：チェックポイント《果物屋》

MISSION!!
リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》 を選択！
　　 - ユカラ(839) の選択は リュウジン区 C-17：チェックポイント《道の駅》

［861 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［444 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［193 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［397 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［305 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［216 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［156 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［79 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［134 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［128 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［182 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［28 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［48 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［22 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［49 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［0 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




　

　

　

　

　

　




　






　

　

　

　

　

　







　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！