［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

おれは知ってる。


おれは知っているんだよ。



妙名でない“ミツ”には、なんの価値もないってこと。






家族がおれを愛してくれるのは、同じ妙名の血を持つからだ。
アマネがおれといっしょにいてくれるのは、妙名の家にそう用意されたからだ。
せんせいがおれを教えて診てくれるのは、妙名の家に雇われているからだ。

友達も、教師も、ほかのひとらも。
妙名家の末子というおれを見ている。

知っている。わかっている。ずっと、ずっと昔から。



別に、それは悲しいことでも虚しいことでもなにもない。
むしろおれの望むべきことだ。

見ないでほしい。妙名でないおれなんて。
そんな、存在価値もないただのバケモノを認識しないでほしい。
こんな冷たいだけの屍のような子供に価値を持たせてもらえた。

その、あまりにも美しい、与えられた価値を持っているおれだけを見てほしい。






ハザマに来て、二度目ではっきりと感じた違和感。

自分は実体ではない。

実体ではない、というのは語弊かな。
本体？本人？まぁ、本物ではないのだということ。
ハザマでついた傷は残ったまま、現実のものはなにひとつ持ち込まなかったこと。
記憶だけは更新してもらえるがそれ以外はなんの影響もなかった。
このハザマにいる“おれ”は、本物ではなく、精巧な紛い物。
もしくはある地点でのおれを写し取ってコピーされたようなものだと認識できた。


これには正直、安堵した。

だって、ここでおれがどんな馬鹿を踏んだって、
イバラシティにいる“妙名蜜”には支障は出ないのだとわかったから。

それでも最初は慎重になった。
時間差でじわじわ影響がでたりしたら困るからね。
でもこっちで予定の半分ほど時間が経って、向こうではぐるりと巡ってまた冬を迎えてる。

さすがに、ハザマからの影響は薄いと思っていいだろう。
なにかあってもそばにせんせいがいてくれるならなんとでもなるだろうと思う。


拳をゆるく、何度か握りなおす。
ぱきりぱきり、革の手袋越しに硬いものが擦れるような、感覚。
きっと音は鳴ってはいないかそうそう聞こえはしないだろう。
緩めた襟元から視線を落とせば、すでに胴の半分は色を失ってきている。


ああ、こんなに身体を氷にしたのは初めてだ。


バケモノに見えないように、
バケモノとばれないように、
バケモノでなく妙名の子で見えるように、
バケモノでなくただのひとに見えるように。


ひとに混じって暮らせるようにといつもせんせいが直してくれていた。
今の姿を見せたらきっとすごく怒られるんだろうな。
ため息をこぼす姿が浮かんで、ふ、と声が漏れた。

一度吹きこぼれた笑い声は、くすくすといくらか湧き出てくる。
だっておかしいじゃないか。



ハザマに“おれ”を案ずるひとなんていやしないのにな。





だから、



「そんな不安そうに覗いてくるなよ、アシタ」



アシタの腕が動く。
やりとりは相変わらず手話で、だんだんふたりとも慣れてきた。


なにも心配はいらない。

だって、これは悲しいことでも虚しいことでもなにもない。
むしろおれの望むべきことだ。

だってここにいるおれは妙名ではないんだ。
ハザマにはおれが妙名たらしめるものはなにひとつとしてありはしない。
それはすべて、イバラシティのミツだけが持つものであって、おれのものじゃない。

おれは、存在価値もないただのバケモノでしかないんだ。



この身が氷になりきったらどうなるのだろう。
砕けるのか、それともただのバケモノとしてまだ動くのか。
どう扱えば効率がいいか、ひとを傷つけるための適解は。

この実験結果と、今のおれの心境を、妙名蜜へ伝えられないのがもどかしい。


おれが傷つくことを悲しんでくれる家族もおらず、
おれがひとりになることを嫌って寄り添ってくれる友もおらず、
おれがひとらしくないことを良しとしない敬愛する恩師もいなければ、
おれのすべてを形作った誇るべき家もない。

ただ、なににも遠慮することがなく、この無価値な身体を命を、向こうの家族とミツのために使えたら、
自己満足に溺れたまま、砕けて消えてしまうことができたなら、






「おれは、すごく幸せだよ」









身体の結晶化 ： 221　＋　 【 3D9：138 = 12 】 　＋　 【 3D9：488 = 20 】

ENo.235 シオウ とのやりとり

ItemNo.22 吸い殻 を破棄しました。
ItemNo.31 何か固い物体 を破棄しました。
ItemNo.35 毛 を破棄しました。

赤毛の人狼(90) に ItemNo.7 爪+1 を手渡ししました。

ItemNo.8 ささやかな祝福 を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 強撃13 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

倒れた狐面の男女が消え去ると同時に、

小さな光の玉が出て空へと飛び去る。

　




そう言って、その場を去るひょっとこ。

　

　

　

その後、再び狐面が襲ってくることはなかった。

各々が街を愉しんでおり、居酒屋で酒に酔い大騒ぎする狐面までいる。

ただただ、賑やかな街だ。

　

　

突然チャットが開く。








チャットが閉じる。

　

　

　

･････身体の奥から、少し力が湧き出る感覚。


各CP･FPが2増加した！

春原とマル(159) から 170 PS 受け取りました。
ぺんぎん(1397) に 250 PS 送付しました。
ウチモ(315) に 200 PS 送付しました。
ラス(1320) に 200 PS 送付しました。

ノジコ(456) から 280 PS 受け取りました。

カオル(166) から 花びら を受け取りました。

赤毛の人狼(90) に ItemNo.8 ささやかな祝福 を送付しました。
赤毛の人狼(90) に ItemNo.10 良いお肉 を送付しました。
ItemNo.1 宿木の刺繍 を ItemNo.8 に持ち替えました。
ItemNo.13 青い星灯 を ItemNo.1 に持ち替えました。
ItemNo.34 不思議な粉 を ItemNo.10 に持ち替えました。


アキジ(308) から 禁断じゃない果実 を受け取りました。

ラス(1320) から 毒液 を受け取りました。

ラス(1320) から 毒液 を受け取りました。

ぺんぎん(1397) から アロマポット-椿- を受け取りました。

響鳴LV を 4 UP！（LV26⇒30、-4CP）
解析LV を 3 UP！（LV25⇒28、-3CP）
付加LV を 7 UP！（LV87⇒94、-7CP）

五十嵐(1237) の持つ ItemNo.4 またたび袋 に ItemNo.27 牙+1 を付加しました！
　⇒ 傲慢な祝福！効果3のLVが19増加！
ヤシロ(605) の持つ ItemNo.25 アルミの筒 に ItemNo.8 薬瓶 を付加しました！
　⇒ 傲慢な祝福！効果3のLVが11増加！
シオウ(235) の持つ ItemNo.24 Shampoo Hat に ItemNo.2 不思議な布 を付加しました！
　⇒ 傲慢な祝福！効果3のLVが19増加！

リング(796) とカードを交換しました！

クリエイト:ソウル （ソウルビート）


ボンバルディエ を研究しました！（深度0⇒1）
ボンバルディエ を研究しました！（深度1⇒2）
ボンバルディエ を研究しました！（深度2⇒3）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

カオル(166) は 角 を入手！
カオル(166) は 立派な羽 を入手！
サナエ(536) は ビーフ を入手！
ミツ(205) は 角 を入手！
赤毛の人狼(90) は 羽 を入手！
サナエ(536) は ビーフ を入手！
赤毛の人狼(90) は 小さな灯火 を入手！
カオル(166) は 小さな灯火+1 を入手！
ミツ(205) は 小さな灯火 を入手！
赤毛の人狼(90) は 小判 を入手！
サナエ(536) は 小判 を入手！
ミツ(205) は 小判 を入手！
ミツ(205) は 小判 を入手！
ミツ(205) は 小さな灯火 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
サナエ(536) のもとに オーガ がスキップしながら近づいてきます。
サナエ(536) のもとに チョンチョン が興味津々な様子で近づいてきます。
サナエ(536) のもとに コカトリス がゆっくりと近づいてきます。

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 赤毛の人狼(90) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》
　　 - カオル(166) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》
　　 - ミツ(205) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》
　　 - サナエ(536) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》

MISSION!!
アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》 を選択！
　　 - 赤毛の人狼(90) の選択は アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》
　　 - カオル(166) の選択は アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》
　　 - ミツ(205) の選択は アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》
　　 - サナエ(536) の選択は アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》

［861 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［444 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［193 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［397 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［305 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［216 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［156 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［79 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［134 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［128 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［182 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［28 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［48 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［22 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［49 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［0 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




　

　

　

　

　

　




　






　

　

　

　

　

　







　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！