［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

「うーうーサイレンを鳴らして、暗闇の中でぐるぐるぐるぐる、赤いランプが回ってた」

「パパもママもおじいちゃんも倒れたまま苦しそうで。おばあちゃんが、電話をして。弟は、また泣き始めてて」

「結乃はなにが起こったのかわからなくて、怖くて」

「どうしたらいいか、わからなくて」

「みんなが運ばれてく間、なにしてたか覚えてない」

「それから」

「それからケーサツのひとたちがいっぱい、おうちにやってきた。みんなおんなじ服を着て、おんなじようにこわいお顔をして。
　ぞろぞろ、アリさんみたいだと思った」

「アリさんの群れの後から出てきたひと。周りのほかのケーサツのひとたちが、海の浜辺の波みたいに、みんなサッて引いた。
　一番まじめそうなお顔で、一番えらいひとだったみたい」

「えらそーなひとは、キッチンに追いてあったお鍋の中をじろじろ見て、
　ほかの警察のひととぶつぶつなにかお話してた。中に入ってた……カレーも、持ってっちゃった」

「そのときにね、周りのひとに言ってたの。“ドクだ”って」

「だからね、結乃は違うよ！　って言ったの。違う、違うよ！　ママがそんな危ないもの入れるわけない！」

「パパだって、おじいちゃんだっておばあちゃんだって……そんなことするはずない！
　さいごに……そう、最後にアジツケをしたのは結乃だよ。って。
　ママが作ったあとに味見をしたけれどそのときは結乃、だいじょーぶだったよ！　って」

「えらいひととほかのケーサツのひとは結乃のお顔をまっすぐ見てくれたけど、でも、結乃のお話まじめに聞いてくれなかった。
　そっかえらいね、だけで終わっちゃった。
　それからのケーサツのひとのお話は結乃にはムズカシい言葉ばっかりで、わからなくて……」





　しばらくは不安定な天気が続くでしょう。テレビのお天気キャスターのお姉さんが言っていた通り、その日はお昼過ぎから急に土砂降りの雨になった。
　強い風に小柄な体躯は非力でしかなかった。傘を差していたにもかかわらず、爪先から顔まで冷たい雨に吹きさらされ、ぐっしょりと濡れながら私は家路につく。
　今日はなんだかうまくいかない日だった。体育のドッチボールの最中、転んだところにボールをぶつけられてクラスの男子にからかわれた。仲がよかったはずの友達に悲しくなることを言われた。おまけに帰り道はこのざーざー降りの雨で風も強くて冷たくて、冬は過ぎたはずなのにすごく寒い。家の玄関の鍵を開けて、ただいまも言わずに私は帰宅した。
　灯りを点けない玄関は外の天気同様薄暗く、廊下の奥に見えるリビングの扉から洩れる光だけがやたらと煌煌と輝いていて―――

「　　　　　」

　激しい声が、聞こえた。私は驚いて俯いていた顔を上げる。前髪から雨粒が滴り落ちて、鼻筋を伝って床に落ちていった。
　普段ならば聞くことのないような、怒りをはらんだ声。その声の主は、

「………パパ……？」

紛れもなく、父親の声だった。この時間に家にいるのは珍しいと驚いていたら、続いて母親の声も聞こえた。普段は父親と同じく柔らかく穏やかな気性のお母さんの、珍しく荒げた声。言い返す声。止めるべきだと思った。でも。
　足が動かなかった。体以上に、心が鉛のように重く感じられた。――――雨がばたばたと激しく家に吹きつける音が続いている。
　ただいまと言う気も失せてしまった私はお風呂場からタオルを持ってくると、びしょ濡れになったランドセルと髪、それに体を軽く拭いてから、二人に気づかれないように忍び足でそっと二階に上がった。私よりも低学年の弟は先に帰っていたはずだけど、一階にいるとは思えなかったから。もっとも、少しくらい足音を立てていたとしても、平静さを失っている両親には聞こえなかっただろうと思う。

　予想通り、弟は私の部屋でもある自分の部屋で膝を抱えて静かに涙ぐんでいた。大丈夫、大丈夫だよ。びっくりしたよね。パパもママもすぐに仲直りするよ。
　不安なのは私もだったけれど、まずは弟を安心させなきゃと思った。お母さんのようにうまくはいかなくて泣き止ませるまで時間がかかってしまったけど、弟は私の顔を見て少し落ち着いてくれたようだった。

　一部始終しか聞かなかったから、何が喧嘩の原因だったのかは今でもわからない。ただ仲のいい二人が激しく言い争っているその光景が珍しくて、幼い私には現実離れして見えた。このままずっと喧嘩したままだったらどうしよう。おじいちゃんとおばあちゃんはどうやら二人とも偶然出かけていたらしい。それから私は階段の下から聞こえてくる声が静かになるまで、弟の傍で宿題をやっていた。算数のプリント1枚分、終わらなかった。
　頃合いを見て弟と一緒に下に降りると、二人はついさっきまで怒っていたのがウソみたいにいつも通りに「おかえり」と言ってくれた。間もなくおじいちゃんとおばあちゃんも帰ってきて――私はホッとして、お母さんが作っていたカレーに最後の隠し味として、ハチミツを加えた。
　もっとおいしくなってほしくて。笑顔になってほしくて。それだけのはずで。
　……それだけの、はずだったのに。

ENo.150 泥蘇光悪渡 とのやりとり


ENo.546 不幸喰らい とのやりとり


ENo.789 無名 とのやりとり


ENo.868 雫 とのやりとり

像が起き上がり、元の位置と思われる台座に戻る。

　

像の頭から小さな光の玉が出て、

空へと飛び去って行くのが見えた。

モモノメ(1137) に 150 PS 送付しました。

エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。

魔術LV を 10 DOWN。（LV30⇒20、+10CP、-10FP）

具現LV を 15 UP！（LV0⇒15、-15CP）
装飾LV を 5 UP！（LV3⇒8、-5CP）

氷織(1674) により ItemNo.20 柊 から薬箱『夏の残り香』を作製してもらいました！
　⇒ 夏の残り香／薬箱：強さ136／［効果1］深手20 ［効果2］－ ［効果3］－

ItemNo.9 土筆 から魔香『雪融けの知らせ』をつくりました！
　⇒ おいしくなあれ♪！［ 5 3 5 = 13 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 雪融けの知らせ／魔香：強さ163／［効果1］－ ［効果2］－ ［効果3］耐疫43

サクト(1667) の持つ ItemNo.25 おさかな から魔香『炭火焼き秋刀魚の香り』をつくりました！
　⇒ おいしくなあれ♪！［ 6 6 1 = 13 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
モモノメ(1137) の持つ ItemNo.20 おさかな から魔香『龍涎香-返魂-』をつくりました！
　⇒ おいしくなあれ♪！［ 2 2 5 = 9 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！

リンカ(626) とカードを交換しました！

式符【椿】 （マスフレイム）


クリエイト：ワンダーランド を研究しました！（深度0⇒1）
クリエイト：ワンダーランド を研究しました！（深度1⇒2）
光輝燦然 を研究しました！（深度0⇒1）

クリエイト：ダイナマイト を習得！
クリエイト：ファイアウェポン を習得！
クリエイト：バトルフラッグ を習得！
サモン：サラマンダー を習得！
サモン：ビーフ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

晴(428) は どろどろ を入手！
悠吏(526) は 毒液 を入手！
ユイノ(388) は 爪 を入手！
晴(428) は 不思議な布 を入手！
泥蘇光悪渡(150) は 霞石 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
晴(428) のもとに 煙々羅 がスキップしながら近づいてきます。
晴(428) のもとに 大毒茸 がものすごい勢いで駆け寄ってきます。
晴(428) のもとに とら が泣きながら近づいてきます。
晴(428) のもとに 座敷童子 が空を見上げなから近づいてきます。

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - ユイノ(388) の選択は ヒノデ区 M-11：チェックポイント《大通り》

MISSION!!
カミセイ区 B-19：ゆ～ぱらだいす を選択！
　　 - ユイノ(388) の選択は カミセイ区 B-19：ゆ～ぱらだいす

［870 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［443 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［190 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［380 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［296 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［204 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［143 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［61 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［123 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［108 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［129 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［12 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［37 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面に映るふたりの姿。

　





　





　

　

　

　

　

　





　

　

　

　

　

　





　





　





　





清々しい笑顔を見せるふたり。

　

　

　






　








　

　

　

ふたりの愚痴が延々と続き、チャットが閉じられる――

ゆ～ぱらだいす内。

様々な種類の温泉が用意されていた施設。

　

ほとんどの温泉が涸れているなか、施設の左端は無事のようだ。

　

　

　

お土産コーナー、カラオケルーム･････

温泉は女湯の区域が原形を保っている。

　

　

　

奥へと進むと、湯煙･････温泉が普通に湧いている。

　

　

　




　



大きな猿たちが温泉でくつろいでいる。

　




邪魔をするなと言わんばかりに、こちらへと飛び掛かってくるッ！！