［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

ホルヘ・ルイス・ボルヘスはケニングを愛した。

ケニングとは、言葉の因数分解だ。
「名づけ」の魔術。言い換えの技法だ。

これも広義のケニングにあたるかもしれない。
私たちが日常会話で使うような、普通名詞を言い換える。
直接的な言及を避け、あえて別の表現で呼ぶ。

古ノルドの吟唱詩人たちは、言い換えの技法の巧みなことを競った。
彼らは英雄の叙事詩を謳うのに、ありきたりな言葉を用いることを善しとしなかった。
エッダ詩のように神々の事績を謳うのではなく、スカルド詩人たちは人の生と死を讃えた。
諸王の征途に付き従い、持ちうる言葉のすべてを捧げて雄渾なる叙事詩を綴った。
『長き秋』『ラグナル頌歌』『エイリークの言葉』そして『大鴉の言葉』。
壮麗なるタペストリーを編みこむように、名づけの魔術を散りばめてみせた。

想像してみてほしい。
　mere-hengest
「海の馬」と呼ばれるもののことを。
それはヴァイキングの戦士たちを背に乗せて、荒ぶる海を渡りゆく「船」だ。

想像してみてほしい。
　　guð-wine
「戦の友」と呼ばれるもののことを。
それはヴァルハラの扉を幻視する英雄たちが、自身の命運を託した「剣」だ。

想像してみてほしい。
　　heafod-gimm
「頭の宝石」と呼ばれるもののことを。
それは愛おしい人の顔に煌めく麗しき宝石、優しい光を湛えた「眼」だ。

ケニングは、言葉に生命を与える技法だ。
「名づけ」の魔術が、耳慣れた名詞に生命を与える。
「言葉」という原初の魔術を手にしたヒトが、さらに求めた新たなる力だ。

言語空間、という人類の共同幻想に疑似生命を宿らせる。
かつて在った人々のことを語るだけでなく、仮初の生命を与えてしまう。
死せる英雄たちが蘇り、ヴァルハラに在る魂たちが剣戟のこだまを響かせる。

なんと豊かで、力強いことだろう。

ホルヘ・ルイス・ボルヘスはケニングを愛した。
彼は、自身の身体に流れるイギリス人の血筋を誇りに思っていた。
白壁の国アルビオンに現れた、猛き戦士たちの言語感覚に自身の理想を重ねた。
ノルマン・コンクエスト以前の古ノルドにまで遡るルーツを信じていた。


かく言う私の母親も北欧の人。ノルウェーの出身だ。

この身に流れる血の一滴の中にも、言葉の魔術が生きていた旧き世界の残滓がある。
古代の碑文に刻まれたルーンの、吟唱詩人たちの魔術の精華が受け継がれている。
アースガルズの神々と、死して尚戦い続ける戦士たちの魂のひとかけらがある。
あるよね。あるかもしれない。あるのだろうか。きっとあるはず。
あると信じましょう。バベルの図書館を築き上げた碩学みたいに。

神々の御代を謳った数少ないスカルド詩の中に、『トール讃歌』というのがある。
トールはオーディンとヨルズの子。雷霆を統べるもの。武勇の誉れ高き戦神だ。
ギリシャ神話のゼウスや、ローマ神話のユピテルとも同一視される存在でもある。

曰く、《万神の長》《轟くもの》《ミドガルズの尊き守護者》《人間たちの友》。

詩文の中でトールは、巨人国ヨトゥンヘイムの海を渡るという偉業を成し遂げる。
巨人ゲイルロズルの館に乗りこみ、巨人の策謀を比類なき力で打ち砕いて勝利する。
とても勇ましい神様だ。アースガルズの全ての神様を合わせたよりも強いらしい。

弱くてちっぽけな私には、似ても似つかない存在だ。
　　　　　　　　　　　　　　　Thor
けれど私の母親は、いつも私をトールと呼んだ。
日本語の「とおる」ではなく、《広くさすらうもの》と同じイントネーションだ。
いつか私が、ラグナロクにも似た終末戦争に巻き込まれることを知っていたのかもしれない。


この場合のミドガルズオルムは―――。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　hron-rad
古ノルドのスカルド詩人たちは、海を指して「鯨の路」と言ったのだとか。

私は白い鯨を想う。
ブレノスアイレスの図書館長が、青い虎を夢見たように。

ENo.58 『高国藤久』 とのやりとり


ENo.99 ウォン とのやりとり


ENo.394 飢餓の魔女 とのやりとり


ENo.779 ハルトとリリス とのやりとり


ENo.854 黒樹と少女の亡骸 とのやりとり


ENo.1055 ミロスラヴァ とのやりとり


ENo.1539 ウルファンター とのやりとり

ItemNo.7 エナジー棒 を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 活力10 防御10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

オオウミネコを退治し、カフェの中へと入る。

　






キッチンのほうに、ひとりの男。

　




名前と外見からして、ロストのひとりで間違いなさそうだ。

　

こちらをまじまじと見つめ、ポンッと手を叩く。




両手を広げ、歓迎を示す。

　

冷蔵庫を開け、中をチェックしつつ･･･





冷蔵庫を閉める。

　






アンドリュウは鶏の卵を探しているようだ。

ハルトとリリス(779) に 100 PS 送付しました。

領域LV を 30 DOWN。（LV30⇒0、+30CP、-30FP）

時空LV を 20 UP！（LV37⇒57、-20CP）
使役LV を 15 UP！（LV0⇒15、-15CP）
防具LV を 2 UP！（LV97⇒99、-2CP）
料理LV を 3 UP！（LV0⇒3、-3CP）

杏子(451) の持つ ItemNo.21 駄木 から隔壁『ひみつのハーネス』を作製しました！

ハルトとリリス(779) により ItemNo.17 捕鯨砲《ウーティス》 に ItemNo.6 すごい木材 を付加してもらいました！
　⇒ 捕鯨砲《ウーティス》／呪器：強さ583／［効果1］攻撃20 ［効果2］攻撃20 ［効果3］自滅19【射程3】

ネン(1286) とカードを交換しました！

暗常 （ヴァンパイアピット）


ディム を研究しました！（深度0⇒1）
カレイドスコープ を研究しました！（深度0⇒1）
カレイドスコープ を研究しました！（深度1⇒2）

サステイン を習得！
ライフリンク を習得！
ヴィガラスチャージ を習得！
魅惑 を習得！
氷水避け を習得！
ブルーゲイル を習得！
ラッシュ を習得！
リヴァイブ を習得！
ヒールウィンド を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

透(1491) は おさかな を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》』へ採集に向かうことにしました！

MISSION!!
リュウジン区 L-3：チェックポイント《果物屋》 を選択！

［871 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［441 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［500 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［177 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［377 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［286 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［199 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［137 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［56 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［122 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［92 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［90 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［83 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［0 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［8 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　　　ザザッ――

　

　

　






チャットにノウレットが現れる。

･･･が、どうも雰囲気が異なっている。

　





　




　





　





　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！