［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

十五日目

「いやいや全員ブジでよかったな。勝てねー相手に玉砕とかウマシカヤローのすることだ」
「あのさー」

切らしていた息がようやく落ち着いたところで、アンジニティの連中が追いかけてこないコトを確認したオレはうそぶいてみせる。楽タローがナニか言いたげにしているが、どーせ小さなコトだと思う。

「なんか俺、置いてけぼりにされかけた気がするんだけど」
「気のせいだろ」
「気のせいよね」

オレだけではなく、フミまで口を揃えて言うんだから気のせいだ。襲われて早々に、コイツは勝てねーよと思ったオレたちは回れ右をすると、後ろに向かって全力で走り出したのだが、置いてけぼりを食った楽タローがタコ殴りになれそうになったところを危うく逃げ出したという顛末だ。

「ほら置いてけぼりって！置いてけぼりって言ったろ！」
「空耳だろ」
「空耳よね」

なんでこんなときだけ意見が合うんですかという顔を、楽タローはしているが、それは多数決というやつだからあきらめて欲しい。

そんなささいなコトはともかく、沼地を逃げ回ったせいで靴とかズボンのすそが泥まみれになるという被害を受けたオレたちだが、携帯端末で地図を開くと、当初の予定通りもう一息歩けば次のチェックポイントにたどり着きそうなコトを確認する。

「そーいえば。テメーら、わざわざヒトの事務所まで押しかけてきやがって」
「いーじゃない。むしろよくたどり着いたってホメて欲しいわ」

まったく気楽なモンだと思う。オレたちはこのハザマ世界で起きたコトを、基本的にもとの世界では覚えていないのだが、コイツらは少ない手がかりをかき集めたあげくに「オレという同行者の存在」を見つけるとマッドシティの探偵事務所にやってきたというワケだ。

「まあ探偵でもねーのに地道な努力をしたコトはホメてやってもいい」
「楽ちゃん楽ちゃん、本職にほめられたよやったね」
「皮肉の通じねーヤツらだな」
「次はあのこきたない事務所をどーやってきれいにさせるかだな」

それこそでっけーお世話だ。

冗談はともかく、オレたちがハザマという趣味の悪い悪夢を共有して活動している、それ自体に他人の思惑が絡んでいるのは間違いない。携帯端末には、オレたちをハザマに呼びつけた南高梅とかいうヤツの呟きもまま流れてくるのだが、コイツですら「運営」側の思惑は知らされていないらしい。

「いまのところ、オレたちの方針は変わらない。オリエンテーリングかゲームでも攻略するつもりで、チェックポイントを踏破していく。挑戦できそうな依頼は受ける。アンジニティとの遭遇は避けない。だがヤバイと思ったら楽タローを置いてけぼりにしても逃げる」
「やっぱ置いてけぼりって！置いてけぼりって言ったよな!?」

小さいコトは気にするな。

それよりも、オレにはやりたいというかためしてみたいコトがある。前々からギモンでいたのだが、オレの目に見えているハザマ世界は、他の連中と確実に違う姿で映っている。少なくとも、オレが見ているピンクと緑のきがふれた空という話は聞いたコトがない。オレがここを悪夢のよーな世界と評するのも、主に見た目の印象による。

そしてオレが使う治癒能力だ。異能の存在自体は、ハザマの外、イバラシティでも使うコトができるのだが、ハッキリ言ってハザマで使うほど強力な効果が出たコトはない。なにしろ触れるだけでそこそこの怪我でもみるみる回復する。自分でブキミに思えるほどだ。

「でもキックで回復するのはなんとかなんないの？」
「ならねーな」
「なんで？」
「オレのコダワリだ」

２秒前まで、オレが立っていたトコロに氷の槍が突き立っている。

だが問題はソコではない。個人の悪夢が繋がっているような、ハザマ世界限定で、力が増している異能。これはあくまで推察だが、異能とは単なる力に過ぎず、外見はオレたちが勝手に与えているのではないかというコトだ。

「どーいうこと？」
「回復とか氷の槍とかだけじゃない。そこらを歩いているイキモノとか、建物から地形まで、オレたちが思い描いた絵が見えているだけじゃねーかというコトさ。例えばオレが連れているヤンキーだが、従順になったヤンキーの姿をオレが無意識に想像したから、あの姿になっている」

うつろな目で突っ立っているヤンキーを、オレは指差してみせる。

「だからもう少しその気になれば、コイツらもオレが想像した姿や能力になるハズだ、と思う」
「え!?つまりハンサムなアイドルとか美形のホストにできるってコト？」

正直確信はないし、どーやったらうまく行くか自信があるワケでもない。
だが試してみるのはいいだろう。

そう思っていたのだ。これができるまでは。

フミ(961) に ItemNo.9 公孫樹 を手渡ししました。

MISSIONによる獲得影響力の誤り分を現在の影響力に反映しました。
［第9回］海鳥カフェ ／ 誤：33 正：38

料理LV を 5 DOWN。（LV26⇒21、+5CP、-5FP）

具現LV を 5 UP！（LV20⇒25、-5CP）
防具LV を 10 UP！（LV61⇒71、-10CP）

フミ(961) の持つ ItemNo.9 美味しい草 から料理『そのへんの草をはさんだパン』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 2 4 6 = 12 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！

枢木(296) とカードを交換しました！

揺籠は波の綾 （リザレクション）


クリエイト：メディカルリキッド を研究しました！（深度0⇒1）
クリエイト：メディカルリキッド を研究しました！（深度1⇒2）
クリエイト：メディカルリキッド を研究しました！（深度2⇒3）

クリエイト：モンスター を習得！
レフリヘリオ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

フミ(961) は 苔石 を入手！
マッケンジー(1144) は 苔石 を入手！
楽タロー(1285) は 苔石 を入手！
楽タロー(1285) は どろどろ を入手！
マッケンジー(1144) は 何かの骨 を入手！
楽タロー(1285) は 何かの骨 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
マッケンジー(1144) のもとに 沼ピクシー がスキップしながら近づいてきます。
マッケンジー(1144) のもとに 傘おばけ が興味津々な様子で近づいてきます。

カミセイ区 S-11（沼地）に移動！（体調6⇒5）
カミセイ区 S-12（道路）に移動！（体調5⇒4）
カミセイ区 S-13（チェックポイント）に移動！（体調4⇒3）
チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - マッケンジー(1144) の選択は チナミ区 E-5：チェックポイント《出発地》

MISSION!!
カミセイ区 S-13：チェックポイント《鰻屋》 が発生！
　　 - フミ(961) が経由した カミセイ区 S-13：チェックポイント《鰻屋》
　　 - マッケンジー(1144) が経由した カミセイ区 S-13：チェックポイント《鰻屋》
　　 - 楽タロー(1285) が経由した カミセイ区 S-13：チェックポイント《鰻屋》

［852 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［422 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［483 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［161 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［354 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［251 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［182 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［118 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［44 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［111 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　



　




Cross+Rose越しにどこかの様子を見ているエディアン。

　

　

　








元気よくチャットに入り込むノウレットと、少し機嫌の悪そうな白南海。

　

　






見ていた何かをサッと消す。

　

　

　






　








ノウレットにゲンコツする白南海。




　






検索方法をエディアンに教わり、若を検索してみる。

　

　

　






ノウレットにゲンコツ。





ノウレットの頭を優しく撫でるエディアン。






　







　

　

　

こっそりと、Cross+Rose越しに再びどこかの様子を見るエディアン。




　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！