［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

栄平39年5月10日


午前３時を、少し回ったところだった。

有り触れたアパートの一室に、男が一人帰ってきた。
待つものもいない部屋は暗く、手探りで電灯を点ければ、ごみと、ごみ以外で埋め尽くされた雑然とした部屋が露になった。
座卓の上にはカップラーメンの空き容器が積み上がり、酒瓶が隙間を埋めるようにびっしりと並ぶ。
乗り切らなかったのか、畳の上にも十本少々、瓶が並び、あるいは転がっていた。
自分が片付けないのだから、片付くはずがない。
躓きそうになった酒瓶を蹴り転がして、着流しもそのまま、男は万年床に横になった。
携帯電話を開く。

馴染みの店からの営業。ダイレクトメール。地域の治安についての情報。
以前に仕事を手伝ったことのある神社からの着信もあった。
それらに混じって


知らない番号だった。再生する。






機械音声に舌打ちがかぶる。
男はメッセージを消去すると、掛け布団を引き寄せ、包まった。

---

大八洲国という国があった。
その名の通り八つの島から成るこの国には、神が存在する。
かつては神は、幼子の手を引くごとく人間を導いたらしいし、
国造りだの、政治だのに口も手も出してくれたようだが、今となっては遠い昔の事だ。

神は嵐を治め、日照りを防ぎ、雨を呼んでくれることがある。だが、その全ては気まぐれだ。
気まぐれに救ったり、救ってくれなかったりする神よりも、
確実に救ってくれる科学技術や文明、人間同士の知恵を重んじるのは当たり前のことで
この泰元の世では、神はすっかり、想像上のものとなっていた。

しかし、神は居る。

今も確かに存在し、人の想定を越えた災害から人知れず守ってくれるものもいたし
その神を支える人間も、また確かに存在していた。

男もその一人。
人としての名を三劔司と言ったが、禰宜としての名を、瀬古の深谷と言った。
名を受けたのは十年と少し前のことだが、それ以前からもずっと、風神に仕え続けている。

仕え続けているのだ。これでも。

---

朝一番。
怒鳴るとすぐさま、壁の方から低い音がした。
苛立ちのままに壁を蹴り返し、電話を肩に挟むと煙草に火を点ける。


怒鳴り散らしても埒が明かない。そもそも、電話番号は知られたあとだ。
責めたって、富郷の記憶が消えるわけでは無い。


溜息をつく。わざと、聞かせるために大きくついてやったら、ひぇっと身を縮めたような声が聞こえた。
こんなに気弱で、よく退魔師なんてやっていられるものだ。


電話口が沈黙する。何度目かの溜息を吐いて、謝罪か言い訳か、何を言い出すかと待っていれば

---

勤めを果たせない無能ほど、それ以外のことに気を取られる。
つまらない事にこだわっているから仕事ができないのか、仕事ができないから他の事に興味が及ぶのか知らないが、
とにかくも深谷は、あの賀茂という退魔師があまり好きではなかった。
聞かなくていい事を聞いて、心配だと言っては人の事情に深入りしようとする。
……富郷に似ている。


何故社を避けるのかと言えば、自分が神にふさわしくないからだ。

妻を失った。
その時に深谷は、神に見返りを求めてしまった。

こんなに仕えたのに、と。
自分はこんなに仕えているのに、神は何も返してはくれなかった。
神は人を慈しみ愛するが、それは神としてであって、人の愛ではなかった。
深谷一人を我が子として愛することはなかったし、深谷やその妻を、特別に守ってくれることもなかった。
神に仕えるのなら、それを良しとするべきだった。
受け入れられないのなら、傍にいる資格がない。

だから去った。それだけのことだ。
神社を去っても、実力ある退魔師は自力で仕事を得ることができる。
今回のように、実力に不安のある退魔師が救援を頼んでくることも少なくなかったから、食い扶持に困ることもなかった。
そうしてもう五年、妖怪を祓って過ごしている。

死にたくはないが、死ぬまでこの暮らしをするのだろうという、漠然とした確信があった。
退魔師は長生きしない。一人でやっているなら猶更で、それでも良いと思っている。
いずれ自分は妖怪に食われて死ぬ。
それまでにより多くの妖怪を屠ることが、自身に残った信仰の示し方だと信じていた。

ENo.17 サクマ とのやりとり


ENo.93 Eva とのやりとり


ENo.159 春原とマル とのやりとり


ENo.173 タウラシアス とのやりとり


ENo.295 叶 とのやりとり


ENo.533 冷泉といちか とのやりとり


ENo.719 ケムルス とのやりとり

ItemNo.99 を破棄しようとしましたが、そこに果たして何があったのか･･･真実は闇の中です。
ItemNo.98 を破棄しようとしましたが、そこに果たして何があったのか･･･真実は闇の中です。

ItemNo.15 薄味ステーキ を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 活力5 体力5 防御5 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

すごいお肉（400 PS）を購入しました。
すごいお肉（400 PS）を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
すごいお野菜（400 PS）を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
すごいお野菜（400 PS）を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。
すごいお魚（400 PS）を購入しようとしましたが、PSが足りませんでした。

使役LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）
付加LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）

『地図』(580) の持つ ItemNo.7 不思議な食材 から料理『知識のサンドイッチ』をつくりました！
ItemNo.30 ビーフ から料理『おいしい肉じゃが』をつくりました！
　⇒ おいしい肉じゃが／料理：強さ37／［効果1］活力5 ［効果2］体力5 ［効果3］防御5


サラタ(1522) とカードを交換しました！

テーブルクロス （サモン：ヴァンパイア）


ストライク を研究しました！（深度1⇒2）
ワンオンキル を研究しました！（深度1⇒2）
フロウライフ を研究しました！（深度0⇒1）

アイギス を習得！
インディグネイション を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

不浄の滝(158) は 翠小石 を入手！
『地図』(580) は 蒼小石 を入手！
不浄の滝(158) は ぬめぬめ を入手！
不浄の滝(158) は ぬめぬめ を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
『地図』(580) のもとに 風使い が口笛を吹きながらこちらをチラチラと見ています。
『地図』(580) のもとに 氷使い が興味津々な様子で近づいてきます。

次元タクシーに乗り カミセイ区 S-13：チェックポイント《鰻屋》 に転送されました！


カミセイ区 T-13（道路）に移動！（体調30⇒29）
ウシ区 A-13（道路）に移動！（体調29⇒28）
ウシ区 B-13（道路）に移動！（体調28⇒27）
ウシ区 C-13（道路）に移動！（体調27⇒26）
ウシ区 D-13（道路）に移動！（体調26⇒25）

採集はできませんでした。
　　 - 不浄の滝(158) の選択は カミセイ区 S-13：チェックポイント《鰻屋》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - 不浄の滝(158) の選択は カミセイ区 S-13：チェックポイント《鰻屋》（ベースキャンプ外のため無効）
　　 - 『地図』(580) の選択は ウシ区 L-10：チェックポイント《堤防》（ベースキャンプ外のため無効）

［845 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［409 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［460 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［150 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［311 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［202 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［149 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［68 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　




　





不機嫌そうな表情。

　











首を傾げる白南海。

　





ポケットから黒いハンカチを取り出す。

それを手で握り、すぐ手を開く。

　

すると、ハンカチが可愛い黒兎の人形に変わっている。

　









眼鏡をクイッと少し押し上げる。






咄嗟に腕を組み、身構える。

　







そう言ってチャットから抜けるエディアン。

　




　

チャットが閉じられる――