むかしむかし、あるところに……。
おれの家ってのはもともとウラド区にあって、おれはそこで生まれた。
(おれはウラドで生まれた)
5歳くらいまでは母さんとふたりで、――ときどき、チナミに住んでる伯父さんがおれの面倒を見にきてた。
(おれの面倒は伯父上が見てくださった)
そのころ、母さんが結婚することになって、おれは伯父さんの家に行くことになった。
(それで、母さんは義父さんと結婚した、おれが生まれたから)
いま暮らしてる家ってのは伯父さんの家で、結婚してから、ふたりはふたりだけでそっと暮らしている。
(おれはもうずっと、伯父上の砦で育った)
だからおれは、ウラドにあるもとの家には帰れない。
(だからおれは、ウラドにある母さんの家には寄りつかない)
母さんはまあ、いわゆる未婚の母ってやつだった。
(母さんは相手もなしにおれを生んだ)
なんていうか夢見がちなひとで……父親のことを、まだ子供だったおれにあれこれ話して聞かせた。
(まだ小さかったころ、母さんはおれによく父さんの話をしてくれた)
いわく、おれは夢に出てきた人との子供なんだと。
(おれは夢に出てきた神との子なのだと)
夢のなかで、母さんは暗い夜の道を歩いていた。
(夢のなかで、母さんは暗い夜の道を歩いていた)
道の先には小さな一軒家があって、そこに小さなかわいい子供がいた。
(道の先には小さな家があって、そこに小さな子供がいた)
子供はその家にたったひとりで、世話をする大人の姿はない。
(子供はその家にたったひとりで、世話をする大人の姿はない)
母さんはしばらくの間、たったひとりで留守番してるその子と遊んで、面倒を見た。
(母さんはしばらくの間、その子供と遊んでやって、面倒を見た)
けれどさっきまで元気だった子供はあれよあれよと元気をなくして、なんとその場で死んでしまった。
(けれどさっきまで元気だった子供はみるみるうちに衰えて、その場で死んでしまった)
死んでしまった子供を膝に抱えて、母さんはそばにあったコップに入ってた水を飲んだ――コップのなかには、一匹の死んだ蝶が入っていた。
(死んでしまった子供を膝に抱えて、母さんはそばにあった杯の水を飲んだ――杯のなかには、一匹の死んだ蝶が入っていた)
あっと思ったときにはもう遅くて、母さんは水ごと蝶を呑みこんでしまった。
(あっと思ったときにはもう遅い、母さんは水ごと蝶を呑みこんでしまった)
そこで、部屋のドアからひとりの男が入ってきた。
(そこで、部屋にひとりの男が入ってきた)
『とても背が高くて、あなたと同じ色の髪と目をしてた。
わたしを見つめると、そのひとは、死んだ子供は自分の子供なんだって言った。
――その子は死んでしまったけれど、いまはあなたのなかにいる。
あなたが、子供の魂を呑みこんだから』
それが21年前の7月31日に母さんが見たと言ってる夢の話で……おれの誕生日は8月1日。
(そうしておれは生まれた)
母さんが話して聞かせてくれた話を、どういうふうに考えたらいいのかってのは、わからないし、難しい。
(母さんはくり返しその話をおれにした)
おれはとりあえず、いまでも伯父さんの家に住んでる。
(……おれは伯父上の砦で暮らすようになった)
昔と違って、伯父さんはもういないし、代わりに何だかよくわからないひとが住んでるけど。
(それも昔の話だ)
そう、……。
(――だからおれにはずっと父親がいなかった)
(人間の父親は)
(おれの父親は神だった)
(そのように呼ばれているもの)
(母さんがずっと『そう』と信じているもの)
(おれはずっと人間じゃなかった、人間の母さんの子として生まれながら)
(死んだ子供だ、おれは生まれながらに半分は死んでいる)
(ほかの人間のような子供時代などおれにありはしなかった)
(誰もおれと釣り合わない)
(ただ遊んでいるだけで、相手はいくつも怪我をした)
(少し押しただけで転ばせる)
(つかんだだけで骨を折る)
(犬猫を抱きしめては死なせた)
(……なぜ?)
(どうして、)
(おれはあんたを探した、あちこちで話を聞いてはあんたを追いかけた)
(見つけて会って、それで、どうしたかったのかなんて、わからない)
(ただそうせずにはいられなかった)
(おれは……)
(そうしておれを母さんのところへ置いていったくせに、あんたは)
(なぜ、)
(あの日おれのことがわからなかったんだ?)
マタル(1352) から
どろどろ を受け取りました。
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「なんか、俺、お前にこーゆーの渡してばっかだな」 |
アッシュ(1353) から
何かの骨 を受け取りました。
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「こいつは狼の大腿骨だな。 お前さんの……このあたりだ」 |
アッシュ(1353) に
ItemNo.13 スチール缶 を送付しました。
アッシュ(1353) に
ItemNo.15 不思議な牙 を送付しました。
アッシュ(1353) に
ItemNo.20 触手 を送付しました。
制約LV を
5 DOWN。(LV5⇒
0、+5CP、-5FP)
解析LV を
10 DOWN。(LV10⇒
0、+10CP、-10FP)
時空LV を
20 UP!(LV0⇒
20、-20CP)
合成LV を
5 UP!(LV20⇒
25、-5CP)
マタル(1352) により
ItemNo.19 頭蓋骨 に
ItemNo.9 どろどろ を合成実験してもらい、
白い塊 に変化することが判明しました!
⇒ 白い塊/素材:強さ20/[武器]閃光10(LV20)[防具]治癒10(LV10)[装飾]気合10(LV20)
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「目ェ、閉じてな。夢でも見てろ」 |
刺繍(651) により
ItemNo.19 頭蓋骨 から防具『
顎』を作製してもらいました!
⇒ 顎/防具:強さ217/[効果1]快癒20 [効果2]- [効果3]-
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刺繍 「こういうのはやったことがないな。」 |
マタル(1352) により
ItemNo.19 顎 に
ItemNo.21 何かの骨 を付加してもらいました!
⇒ 顎/防具:強さ217/[効果1]快癒20 [効果2]活力15 [効果3]-
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「うまいこと切り出したもんだな」 |
マタル(1352) の持つ
ItemNo.1 耳飾『羽搏きが願う行方』 に
ItemNo.5 浮草 を付加しました!
アッシュ(1353) の持つ
ItemNo.14 エクリチュール《frayeur》 に
ItemNo.2 スチール缶 を付加しました!
ItemNo.4 手のひら に
ItemNo.9 どろどろ を付加しました!
⇒ 手のひら/武器:強さ204/[効果1]器用25 [効果2]盲目15 [効果3]-【射程2】
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瞬きとともに触れていく、ひとつずつ。……。 |
ソウバとソロ(297) とカードを交換しました!
製法の心得:機関銃
(クリエイト:マシンガン)
ジャイアントキル を研究しました!(深度0⇒
1)
ジャイアントキル を研究しました!(深度1⇒
2)
ジャイアントキル を研究しました!(深度2⇒
3)
ウィンドカッター を習得!
デイドリーム を習得!
インビジブルウォール を習得!
アジャイルフォーム を習得!
アゲンスト を習得!
タイムツイスト を習得!
リワインド を習得!
風の祝福 を習得!
神風 を習得!
インデュース を習得!
ショックウェイブ を習得!
麻痺耐性 を習得!
旋風 を習得!
超絶合成 を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[843 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[396 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[440 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[138 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[272 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
[125 / 500] ―― 《商店街》より安定な戦型
[125 / 500] ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
[24 / 500] ―― 《古寺》戦型不利の緩和
―― Cross+Roseに映し出される。
フレディオ
碧眼、ロマンスグレーの短髪。
彫りが深く、男前な老翁。
黒のライダースジャケットを身に着けている。
ミヨチン
茶色の瞳、桜色のロング巻き髪。
ハイパーサイキックパワーJK。
着崩し制服コーデ。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
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フレディオ 「いよぉ!なるほどこう入んのか、ようやく使えそうだぜ。」 |
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ミヨチン 「にゃー!遊びに来たっすよぉ!!」 |
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エディアン 「にゃー!いらっしゃいませー!!」 |
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白南海 「毎度毎度うっせぇなぁ・・・いやこれ俺絶対この役向いてねぇわ。」 |
ロストのふたりがチャットに入り込んできた。
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ミヨチン 「・・・・・?おっさん誰?」 |
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フレディオ 「フレディオにゃー。ピッチピチ小娘も大好きにゃん!」 |
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ミヨチン 「・・・・・」 |
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エディアン 「・・・・・」 |
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フレディオ 「・・・いやジョークだろジョーク、そんな反応すんなっつーの。」 |
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ミヨチン 「大好きなのは嬉しーけど、そのナリでにゃんは痛いっすよぉ! なんすかそれ口癖っすかぁ??まじウケるんですけど。」 |
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フレディオ 「え、あぁそっち?・・・ジョークだジョーク。」 |
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エディアン 「私はそっちじゃないほうですね。顔がいいだけに残念です。」 |
軽蔑の眼差しを向けるエディアン。
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白南海 「・・・別にいいだろーよ。若い女が好きな男なんてむしろ普通だ普通。」 |
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フレディオ 「おうおうそうだそうだ!話の分かる兄ちゃんがいて助かるわッ」 |
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フレディオ 「・・・っつーわけで、みんなで初めましてのハグしようや!!!!」 |
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ミヨチン 「ハグハグー!!」 |
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エディアン 「ダメダメやめなさいミヨちゃん、確実にろくでもないおっさんですよあれ。」 |
ミヨチンを制止する。
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フレディオ 「・・・ハグしたがってる者を止める権利がお前にはあるのか?」 |
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エディアン 「真面目な顔して何言ってんですかフレディオさ・・・・・フレディオ。おい。」 |
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白南海 「お堅いねぇ。ハグぐらいしてやりゃえぇでしょうに。」 |
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フレディオ 「そうだそうだ!枯れたおっさんのちょっとした願望・・・・・」 |
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フレディオ 「・・・・・願望!?そうかその手が!!!!」 |
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エディアン 「ゼッッッッタイにやめてください。」 |
フレディオの胸倉をつかみ強く睨みつける!
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白南海 「そういえば聞きたかったんすけど、あんたらロストって一体どういう存在――」 |
――ザザッ
チャットが閉じられる――